ドラマーの宮田繁男さんと、ハウスDJ/クリエイターのフランキー・ナックルズが亡くなりました。お二人ともまだ50代。

宮田さんはピチカート・ファイブからオリジナル・ラブ、松任谷由実さんまで手掛けてらした、僕のずっと聴いてきたJ-POPのドラムを叩いてこられた方。一度だけ一緒のバンドで演奏したことがあって、その時に「Let's Get Together Now」が好きだと言って頂いて嬉しかったなぁ。いつかまた一緒に何かやりましょう、と話していましたが、僕の中で「いつか」の有効期限は少なくとも2014年じゃなかった。宮田さん、寂しいです。

フランキー・ナックルズは、80年代からの甘美なハウスを作り続けてきたDJ。僕が本格的に音楽を聴き始めた頃は、とにかくフランキー・ナックルズがリミックスしてるものは、すべて神級の作品でした。彼の主催していたDef Mixっていう所の初期の作品はジャジーなピアノが入っててどれも最高なんです。ある時期のDef Mix作品はどんな細かいリミックスも全網羅してるやも。

一般的に有名なのは彼名義の「The Whistle Song」ですが


(0:51~のメロディーは聴いた事ある方も多いと思います)


僕がやっぱり原曲越えレベルの名作だと思ってるのは、リサ・スタンスフィールドの2ndアルバムに入ってたこの曲のリミックス。本当はこの12"に入ってる"Ultimate Club Mix"っていうアカペラで始まるバージョンの方が更に好き。



エイプリル・フールだったらいいのに……。そんなお2人のご冥福を心からお祈りしています。