以前のブログ にも書きましたが、ここ何年かバーガーキングに関しては物を申したい気持ちでいっぱい。僕が初心を忘れたのか、それともバーキン側が初心を忘れたのか、タイマン張ってやり合いたい程の緊迫状態が続いています(100%一方的に)。


そんなバーガーキングですが、名前を変えてオーストラリアにも存在します。バーガーキング好きの方々の中では有名なトリビアらしいですが、バーガーキングがアメリカからオーストラリアに進出した1970年代当時すでにオーストラリアには『バーガーキング』という名前の別の店が存在しており、仕方なく新たに「ハングリージャックス (Hungry Jack's)」という名前で展開することになったのだそう。「バーガーの王様」から「空腹坊主」へ、身分はだいぶ変われど、頻繁に街中で見かけるのでオーストラリアでも人気チェーン店の様です。

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自ら足を運ぶのは癪に障る、でも気にならないと言ったら嘘になる。とはいえ今回は旅の前半は食通の御仁とご一緒していたり、それでなくともシーフードが盛んな食の街なので、限りある食事の機会をわざわざ「空腹坊主」で満たす感じでもないかな、と思って放置していました。



そして、最後の日。ブルーマウンテンズにも行ったし(迷ったし…)疲れたので、短時間寝て、起きてから一気に帰りの準備をしようと思ったのですが、いざベッドに横たわると寝過ごすのが怖くなってきて眠れない。シーツの糊の感じすら気になるくらいの気の立ちぶり。ならば眠くなるようにと、死ぬほど腹筋をする(これ、本当に疲れて眠くなります)、死ぬほど腕立て伏せをする(同理由)、歴史書を読む、などを試みたのですが、寝過ごす怖さを目の前にはなす術もありません。とにかく、眠れない。

結局、完徹の上に、前日のトレッキングと強引な腹筋と腕立て伏せでクタクタ、という最悪な状況で空港に向かいました。その電車の中でふと浮かんだのがハングリージャックスに関する心残り。やっぱり食べておけば良かった。日本の僕の行ってる店がたまたまイマイチなだけで、海外のは美味いかも知れない。あの日の感動をもう一度味わいたい。こんなボロボロの状態でなら、万が一不味くても文句は言うまい。ここで食べても不味いなら、きっともう僕の味覚に合わなくなっているんだ。後悔はしまい。よし、最後に空港で食べよう。

空港について一目散にチェックインと出国審査を済ませて、免税品にも目もくれずレストラン街に向かいます。久々にバーガーキング(ハングリー・ジャックス)のことで胸が踊ります。忘れていた感覚です。

まずはマクドナルド発見。マックとバーガーキング(ハングリー・ジャックス)だけは見かけなかった空港はありません。

そして…あったー!!例に漏れず、はっけーん!!

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……ん?



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僕「あのぅ……ガラスの向こうのハングリー・ジャックスにはどう行けばいいですか?」

係員「出国手続きしちゃったらあっち側には行けないよ」









………。







♪いつだって本当は I wanna say I love you
でも戸惑うばかりで 過ぎてくね時間だけ

(JUJU feat. Spontania/素直になれたら 2008)






さようなら、シドニー。さようなら、オーストラリア。


本当に運命の人なら、きっとまた逢えるよね、「空腹坊主」よ!(泣)