レッドカーペットの良い所・悪い所 | 元芸人として・・

元芸人として・・

元芸人がお笑いについて真面目に語る場。多少の自己満足あり・・

 最近は忙しくてテレビを見る暇もなかなかないのですが、レッドカーペットは何とか見れています。



 視聴率も結構いいらしいですし、多くの人が見てるんですかね?詳しいことはわかりませんけど・・・。



 レッドカーペットの最大の特徴は、ネタの持ち時間が短いというところにあります。芸人の卵が行く養成所でも、3分のネタを作るのにそれよりも短い持ち時間で笑わせるというのは、今迄にはなかったことだと思います。


 時間を短くしたことによって、番組的には「ハイライト」のようになり、見ている人にとってはおいしい所だけが見れるので、飽きることなく最後まで見易くなります。それが人気の理由だと思います。また、芸人の立場からしても、たくさんの人が出演できるので、裾野を広げるという効果もあると思います。



 ただ、やはりデメリットもあります。私が考え付くのは2つです。


 ①時間が短いので、「構成」による笑いが使えない。(使いづらい)

 ②必然的に「キャラクター」重視になる。

 


 「構成」による笑いとは、いわゆる「フリ」と「オチ」を使ってとる笑いのことです。一番簡単な例で言うと、アンジャッシュさんがこの番組には出れないかもしれないということです。


 アンジャッシュさんのネタの特徴は無駄な言葉が一つもない、一つ一つの言葉に意味があるという事です。つまり、時間が短くなるということは言葉を減らすということなので、「フリ」に使う時間を減らさざるをえなくなり、その結果「オチ」が活きなくなるということになります。


 このような「重厚」な笑いを作ろうと思っても作りづらいので、結果的にわかりやすくインパクトのある「キャラクター」を重視した笑いを作ることになります。


 何度も言っている通り、「キャラクター」だけではすぐに飽きられてしまうので、その場は良くても長続きしないことにつながり、その結果本来は「重厚」な笑いを作れる能力がありながらも、それを発揮することなく「消える」ことになる芸人を数多く作りだしてしまう可能性を秘めています。


 ただ、この様なデメリットを含んでるとはいえ、芸人にとっては大きなチャンスであることははっきりしているので名前を覚えてもらうためにも、インパクトの強いネタを作るのは当然のことだと思います。だからこそ、見ている人には飽きないでほしいと思います。プロの世界なんだから飽きられないように考えるのは当然で、私の考えは甘いのでしょうが・・・・。