この方のネタは、構成とキャラクターがメインで作られています。ただ、現在の時流と少し違うのは、キャラクターで押し通すのではなく、「グー」にどうやってつなげるかという構成に重きを置いている点です。
エドさんのネタは基本的に語尾が「グー」になるような言葉を繋ぎ会わせて、作られているんですが、その「グー」への持っていき方に工夫を加え、「落差」を作っています。この作り方をしていれば、まだまだパターンをたくさん作れると思います。
簡単に、聞いてる人の考えを裏切ればいいわけです。私が今考えたので面白くないんで、申し訳ないんですが例えば…
「私は東京出身のサイボーグ」
面白くない…(T_T)ただこの様に東京出身という言葉を入れることによって、この後ろに続く言葉を限定的に考えさせて、それを裏切るというパターンとか、後は語尾が「グー」じゃないのに無理やり「グー」にするとかも出来るんじゃないでしょうか?
本当に面白くない例で恐縮なんですが、エドさんの場合はひとつひとつにちゃんと意味を持たせて、上手に繋げているなぁと思います。そして、その上にキャラクターを加えることによって、相乗効果を生んでいると思います。
こういうやり方は、音楽にあわせたりしてはいますが、昔からよくされているピン芸人さんの典型的なネタの作り方です。逆にそれが目新しく感じるのかもしれません。そして、今の若い芸人さんのネタは若い人からは笑いがとれても、それ以外の世代からは全く受け入れられないという場合がほとんどですが、この方の場合は、きっちりとわかりやすく、意味をもって作られているので、老若男女問わず笑いをとれると思います。
ただ、現状ではキャラクターが評価されてテレビに出ている状態なので、キャラクターが飽きられた場合にテレビへの露出は減ると思います。その前にどういう方向性にもっていくかで決まるとは思うんですが、たぶんマルチタレントいった方向になるでしょう。
私としては、きっちりネタをつくれる方なので、もう少し時間をあげれれば、まだまだ面白い事が言えるようになると思います。ただ、今は消費されるのが速いので、そういう時間があまりないかもしれません。それはもったいないなと思います。