ネタというのはどうやって作っているのか?こういう疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないかなと思います。そこで、今回はひとつネタを公開して、どういうことを考え、構成していったか?という事を分析してみたいと思います。
このネタを作った彼は一体何を考えて狙っているか、考えながら読んでいただければ幸いです。ちなみに、ネタにも著作権の問題とか色々ありますので、公開するのは、私がコンビ解散後ピンで舞台に上がったときに使ったネタです。
(舞台が明るくなって、袖より入場)
「今から頑張ってレポートを仕上げよう。期限が今日の夕方5時で、今、朝の5時やから、なんとか間に合うやろ。よしやるぞ!」
(椅子に座り、レポート用紙、本を広げ、シャーペンをカチャカチャする。しかし心が出てこない。)
「最悪や。芯がないやんけ。そういえば、今日親からの仕送りが来ないと金が無いから何も買えないんやった。しゃあないな、この鉛筆で」
(筆箱から鉛筆を取り出し書こうとする。その途端鉛筆の芯が折れる)
「うわ、最悪や。芯折れてもうた。こういう小さいことってめっちゃむかつく!しゃあないな、じゃあ、このにんじんで。」
(筆箱からにんじんを取り出し、レポート用紙に書こうとする。しばらくして)
「最悪や。このにんじん書かれへんやん!仕方ないこのボールペンでやるしかない」
(ボールペンを持って取り組みはじめる。しばらく間)
(テープの声)「冷たくておいしい夏の風物詩はいかがですか?わーらびーもち、かき☆○▲(カキ氷といえずに噛む)」
「何て?」
(テープ)「わーらびーもち、かき☆○▲」
「だから、わらびもちと何を売ってんの?」
(テープ)「おいしいよ」
「だから何が?あかん、めっちゃ気が散る。こんなん気にせんと集中せな!」
(レポートに没頭しようとする)
(テープ)「たけやさおだけ~」
「ああもう。また!」
(テープ)「たけやさおだけ~。・・・・おいしいよ」
「おいしない!誰が食うねん!あかん、集中せな!」
(同じく没頭しようとする)
(テープ)「デビルビーム」
「あ、チャイムなった。誰か来た。はーい。」
(舞台袖へはける。箱を持って戻ってくる。)
「何でや?何でドモホルンリンクルの無料サンプルが届くねん?頼んでないし!充分、美白やっちゅーねん!」
(箱を投げ捨て、レポートを続ける)
(テープ)「デビデビデビデビデビルビーム」
「誰や、連射してるのは?はい」
(再び、舞台袖へ。封筒を持って戻ってくる。)
「やっと、おかんから仕送り来たわ。あー助かった。」
(封筒を開けて中身を確認する。)
「ん?金入ってないやん。どういうこと?なんか、手紙がある・・。何何。お宝は頂戴した。ルパン三世。・・・最悪や。おかんからの仕送りルパンに盗まれた。こそどろやんけあいつ。がっかりやわ。あー金ない・・。でも、とりあえずレポート仕上げな・・・。」
(レポートを書く。ポケットに入れていた携帯がなる。とる。)
「もしもし?どうしたん?・・・え?レポート?今日の5時までやろ?まだ間に合うやろ。もう時間過ぎてる?何でやねん。・・・テレビ見てみろ?あ・・・相撲やってる。・・・最悪や、起きる時間12時間間違えた・・・。」