「朝イチ、君たちスコア動かしすぎ」


夜食事しながら、そこに出てなかったチームメイトのコメント。まぁなんていうか、動かしたくて動かしてるわけじゃないけど、パートナーはそういう星の下に生まれてるのかもしれない。まぁ慶應生らしいよね。それに、ヒト荒れフタ荒れしないと地力では勝てないという事情も笑。

とはいえ流石にスコアシートが荒れ荒れ。#13〜#16で45IMP取ってるし、ここを振り返ってみよう。


#13


AJ43
K73
AKQ8
J8


オークションは僕からフリーランで


1D 1H;
2NT 3C;
3H 4D;
?


えーっと、なにあの4D。ちなみに3Cが1RFとかそういう取り決めは特にない。

…自分の手と相談すると、ダイヤシングルトンでキュービッドしてはなかろうから、ダイヤはいくらか持っていそうだ。3CはARTで、ハートも持っているのかしら?それともボスマイナー?

まぁなんだっていいさ、ダイヤは持ってるだろうし、ダイヤのスラムトライする人は結構いい手を持っていそうだから、僕からRKCしてしんぜよう。


1D 1H;
2NT 3C;
3H 4D;
4NT 5H;
5S 6C*;
6D 7H(!);
?

*CK


は?なんでそうなる。
ハートコントラクトのRKCだとしたらHQないんだよね?

とはいえ7NTが良いとは思えないのでしらんけどパス。右手、オークションの意味ムッチャ聞いてる。
フルハンドはこちら。



リードはS6。ダミーで勝って、クラブ、クラブ、クラブラフ。HKと取るとNorthはHTを落とす。上手。次のハート引いて1000000年考えた挙句、Pdはフィネスを選択。利いた、メイク。ぱちぱち。


これくらいは流石にテーブルで取り決め確認したかったけど、フィネス利いてる上にトランプ3-2でメイクなので、申し訳なさすぎてオポーネントの時間を使うことはしなかった。

あとでPd、4DはARTのHスラムトライと主張していた。それって3Sじゃね?というとスペード4枚に取ってあるのでは?と。4414か。


高田馬場の階段でIさん。


「おう、お前7Hやったんだってなあ」


かくかくしかじかで、4Dってなんだと思います?


「このハンドで、俺にはそういう発想がないな。3Sがスラムトライじゃないか?」


3Sが4=4=1=4に取っておいてあるなら、4Dは1=4=4=4に取っておいてある気がするんだけど。4=4=0=5なら0=4=4=5。

まぁね、ダイヤフィットは3Dで良いとすれば、3SはNATに残して4Dは捨てるメリットがあるのは分かる。この辺はもう知らん、最も低い逆メジャーがスラムトライでいいと思うけど、ものの理屈わかってる人が全部決めてくれ。裏は6H+1で+13IMP。


Iさん
「しかしこれメイクするのは人徳だな、え?」


そうですね。
終わった後3テーブルくらいから声掛けられた、バカがいると話題になってたんだろう。メイクしてよかった。



このショッキングな7H直後のボード。うちのオポーネントNSはフリーランで


1S 2C;2S 3NT*//


で6メイク。3NTは15-17と余力ある取り決めだったようだ。

チームメイトのテーブルでは


1S 2C;2S 2NT;3C 3S;4H 4NT..


とかっこよく進み6S=は+10IMP。
たしかに、3NTに余力ある取り決めだと到達が苦しいかもしれないが、Northは18ptsと評価して2NTと進む手もあったように思う。ここでの2NTは12-14 or 18+だ。



うちのオークションはNSのフリーランで、

1NT  2D*;2H 3H;4H//

リードはやたらにうまいSJ。
SA勝ってHK,HJ。パートナーは5,8の順に出して、HQ勝ち。
SK,HQ,CAと、マイナーでもう1勝したい。

ここでDQと出すと、例えばPdがDAxxの時にDA勝ってダイヤ返されて、トランプ集めてダミーのクラブ全消しという未来がある。だからD9が良いかと思ったが、DAxxxの時にダイヤラフ狙いでダイヤ返されてスペード全消し、なんてパターンもあるので、もう変わらないかとDQリターン。

結果ディフェンス側にS1H1D2C1個と、ダイヤラフの3ダウン。裏は2Hメイクで+10IMP。

これなに返したらいいかマジわかんないのよね。
ハートの出方はSPだと思うけど、スペードリターンじゃないですよ、くらいの意味にしかならないと思う。

よくよく考えると実は、今回はのんびりクラブと出しても大丈夫らしい。例えばディクレアラーが


A9xx
KJ
Axx
KQxxx


だったとして、ダミーエントリーが厳しいので、ディフェンスでダイヤの開発が間に合うように見える。



でその次これね。オークションはPdから、


1D X 1H P;
2H 3C P P;
3H X//


3Cダブっておくんだったか。リードはCT。
NorthはDKに変わって、DA勝ち。SK出すと即SA上がってDQ。いいぞ、これをラフって、HA、Hxと出すともう出来上がり。


Northはスペード一発ダックするだけで落ちる。からプレイが良くなかったかというと、ハート集めようとしても絶対Southに一回は入るので、そこでダイヤ出されると手のハート切らされて流石に落ちてしまいそう。

NorthのDKが出た時に、NorthがSAとCAKと、Pdにハート一つを期待してダイヤをセットトリックにしようとしているのが見えるから、多分SAは即上がりしてダイヤ出すだろうと読んでのプレイでした。

僕はダブった方が良かっただろう。リードはもちろんスペードで3ダウンする。
パートナーは競り合うべきではない。こちらのゲームは無くて、バルが赤いから危険かもしれない。


この後さらに70IMP動いて79-37で18.33VP勝ち。バカかな?

この瞬間1位である、そんな悪くない、まだイケる。

日本リーグ、1日目終わって今回宿泊したHプロ宅へ。帰り道話しながら、


「そろそろあの問題、みんなに聞いてみる?」
「いいっすね」


あの問題、とは僕が読み返している"Bridge,ZIA...and me"という、Michael Rosenbergの書いた本に収載されていたハンドの一つである。day1前夜にHプロに出題して、2回間違えつつヒントをあげて、ようやく解けた問題だ。その夜出題しようかと話していたのだけど、明日試合なのに眠れなくなる人がいると悪いから、という理由でライングループへの投稿が1日延期されたのだ。と言ってもday1夜は眠れなくていいのか問題はあるが。



C4が二つあるので、どちらかを適当にC5に変えてください。1スクロール後に1ヒント、もう1スクロール後にさらに1ヒント置いておきます。

どのくらい難しいかというと、ノーヒント+アルコールを飲んだ状態だと、日本代表プレイヤー×2も解けないくらい。

























ヒント1:Sを負けに行ったら右手は即ショーアウトしてハート捨て。左手からはHTが返ってきます。
























ヒント2:細部に神は宿る。

























day1前夜の会話から。
プロの答えその1。問題見て1分以内。


「HK勝ってスペードJと出して負けに行って、なにでてきます?」

「じゃあ、左手SK勝ってHT。」

「ハンドで勝って、SAだけ取ってダイヤAK剥がしてHAでダミーに渡って、DQでSQ捨ててST。これで出来てません?」

「5card endingでハンドはCAQJxx、ダミーはST、D7、CTxxだよね。右手はDxとCKxxxを持っていて、ダイヤを捨てます。」

「じゃあD7出します。」

「CKxxを残します。」


あっ。3card ending、ハンドはCAQJのみになっちゃったから、セルフスクイズされている!11トリック目でCフィネスすると、あと手からCA、CQと出す羽目になって1ダウン。このプレイはもはや右手のクラブ3枚に耐えてないから、それなら早い段階でCTを出したほうがよかったね。


プロの答えその2。問題見て5-6分とかそのくらい。


「あーようやく解けた。マジでむずいな。DQx、CTxxを残して、右手にDxで放り込みます。クラブ返してきたらメイク。」

「えーとそれは…本質的に同じだね」


この時はなぜかそう思ったんだけど、ちょっと待て。それっていわゆるスローインして1ダウンってやつでは?プロに妄言吐かせたなら、出題した甲斐あったな。


「クラブうぜー。」「こういうのわかんないの珍しいんですけどね。」


確かにそうだよね。

考えること更に5分、「わかったwwH4ww手順これでいいのかというと。」





結局正解でした。
右手に


-
xxxxx
xxxx
Kxxx


を想定して、リードをHK勝ち、ダイヤ剥がしてSA,SQ。HTバックをHA勝ってHQをアンブロック。DQで手のスペードを捨ててST。この瞬間


T
4
7
Txx

-
3
-
AQJxx


と残していて、右手は- x x Kxxxを残している。ダイヤを捨てたら手からはクラブ捨ててD7。ハートを強制的に捨てさせた所で手からはまたクラブ捨て。クラブフィネスして、H3をH4でオーバーテイクし、もう一度クラブフィネスでメイク。この問題、ウィナーは見かけ上S2H3D3C3の11個あるからシンプルスクイズでいいように思えるけど、エントリー問題を解決するためにウィナーを10個に減らして、プログレッシブに3スータースクイズにかけ2つ増やすという問題なのでした。一歩下がって二歩進む。


ちょっと待って、このプレイは右手がC3枚の時を失ってない?
いやいやそんなことはありません。先にダイヤを剥がしておいてSA、SQと進みで左手に負けた時、マイナーリターンはクラブのフィネスのエントリーが足りて、ハートリターンが来たら右手はH5枚マックス。その時C3枚が同居しているシェイプは0=5=5=3のみ。上記の6card endingの一歩手前、DQキャッシュ時にシェイプが読み切れるので、STとDQの片方だけキャッシュしてハートを捨てて、CTをダミーから引いてください。


よく出来てるハンドでしょ?単に解けるだけじゃなくて完全性も担保されてる。ちなみに左にダイヤが4枚いたりCKがいたりするとメイクしない。


難しい数独を解くのは作問者との対話に似ていると言った人がいたけど、これもそんな感じがする。


こちらはday1夜の会話。


「いい本ですね、どうやって見つけたんですか?」

「2017年にイタリア旅行のお供に本探してて。Ziaが好きだからZiaでググったら出てきて買ったの。こんな調子で濃い内容がブログみたく書いてあるから読みやすくってお気に入り。」

「誰向けなんすかねその本。この話がいい話だってわかる人、全然いないと思いますよ。」


ブリッジ教師ならではのコメントだ。確かに、競技の裾野って広いからプレイヤーの1%もいないと思う。ブリッジの本ってだいたい見たことあるような話しか書いてないけど、この本は一応それなりにハンド食ってる僕でも目からウロコなんてことがよくある。前書きにZiaがこんなことを書いていた。


"エキスパート界隈ではよく知られている秘密だが、ローゼンバーグに解けなかったら問題が難しすぎるという事なのだ。この本は初級者用ではないと警告しておくのがfairだろう"


そういう大事なことは、前書きじゃなくて表紙に書いた方がいいと思いますよ。


Hプロが若者のライングループに出題している間、本に書いてあったこのハンドの小ネタを話した。まずローゼンバーグはこの問題をブリッジ3年生の時にシングルダミープロブレムとして解いたそうだ。

その20年後くらいにダブルダミー問題として出されて、すべてのスーツのスモールカードがxで書いてあったから、「この問題を出した人にダミーのハートはA42じゃなかった?と聞いてみて」と尋ね返し、「そうでした!なんでそんなこと知ってるんですか?何か違いはあるんですか?」と言われた…とちょっといい話っぽく書いてあった。


「ブリッジ3年生でこれ解くってやべーっすね」

「しかもシングルダミーで。でもその頃にはこの人スコットランド代表になってるからね」

「まじか」

「Tプロにそれって非現実的じゃないですか?と言ったら、それはまじめにあると思うとか言ってたよ」 

「ていうかKing Gnuよくないっすか?」

「わかる」


 とかグダグダ話してたら高校生から回答が。マイナーで絞るルートだったかな、大人の厳しさを教えてあげましょうとか言って不正解と返したら次に正解を送ってきてびっくり。


「これ解く高校生えらいっすねー。」「いやほんと偉いよ。」


day2の後。
お魚屋さんでハンドの話が一通り終わったところ、パートナーがあの6NT解けないっすと言ってきたから、これ幸いとチームメイトにも出題してみた。


「高校生これ解いてたんだよ」

Pd「ということは、義務教育レベルってことですかね?」

「うーん、初等教育に毛の生えたくらい?」


チームメイト、黙々と考えた結果覚えた事にして後で考えようと言っていた。きっと帰りの電車、お酒が抜けつつある時にでも解けたんじゃないかしらね。
 
この後1時過ぎくらいまでsnookerのGerman Masters見ながらブログ書いて、前回記事の一番最後の3Hのプレイ解析で力尽きて眠りに落ちた。きちんと力尽きれたので、とてもよく眠れました。
1月の日本リーグはとりあえず12月で降格なさそうな事が決まったので、どこまで耐えて裏に上へ連れてってもらうかのゲーム。

ある意味ボーナスステージなんだけど好調なチームに大敗を喫し、1日目の時点で4位。

ハンドを、まずは大敗ラウンドから。



僕はWest、オークションはパートナーから、


3C 3H 4C 4H;
5C X//


パートナーは、3NT越えるのもなと3Cオープンで始めたから、相手の9枚フィット風ハートをみて、8枚目のクラブを頼りに5Cをビッド。
それがダブル付きで惜しくも1ダウンしてしまった。


Eastは4Hにダブルを置くべきだったと思う。
5C置きたいけど、4HXが落ちるというのなら流してくださいの意味だ。かなり多くのハンドで5Cに直されると思うが、今日の僕はパス心算だった。


と偉そうなことを言うし、ブログで2-3回これに類するダブルを取り上げているけど、実際に持ったらやれる自信はあんまりない。陸サーファーってやつだ。



引き続き僕はWest、こちらのオークションは


1D X 2D ?


Pdのシェイプは45⁇?に相違ない。一度パスしてダブル掛かったら流すのもいいし、4504が並と思えば3C言っておくと5Cになることもあるだろう。僕は力弱く3Cを選択してジャストメイク。裏は


1D 1H 2D P;
P X//


オークションはこの組み立ての方が自然だと思うが、背の低いHプロは僕が2人座ってたら、Eastが二回ダブって2Dxですねと言う。2Dへの競合いはタダなんで、二回ダブっても強くなりませんとのこと。Pdに3343がいてもか?とは思うが、手持ちのアナーはAAKとなんとなく流石に競合いしたい寄り。

ちなみにこのハンド、プロの検討によるとクラブ出してNorthをパンプしないと2Dxは4ダウンしない。4つ落とさせるのは流石にお上手なオポーネント。



それと、とても面白かった最終ラウンド。記録に残しておきたいボードがいくつもあるぞ。


T53
KT32
JT9
KT3


Neither  Vul. 1st seat.


オークションは僕から、


P P 1C 1H;
?


とりあえずパスかなぁ。パスしてみると、


P P 1C 1H;
P P X 1S;
?


パートナーのシェイプは、4=2=3=4?
それなら18-19かしら。でもまぁ、とりあえずパスできるシチュエーションだし、パスして1NT もよくわからんのでもういっぺんパスしてみよう。すると、


P P 1C 1H;
P P X 1S;
P P 2C P;
?


左がなんも言ってない以上強そうだけど、2C?
左手が1Sを流してる以上パートナーのハートは2枚あるから、C6枚の手だと3=2=2=6。でもそれって1Hにテイクアウトして、2D返ってきちゃったら3C言う気なんだろうか?僕がCKTx持ってる以上、そこまで良いクラブの手があるように見えないんですけど。しかもその時、相手はなぜフィットしてるダイヤを見つけられないかもよくわからない。

…これはおそらくダイヤを含むすべてのスーツの悪い分かれを暗示してるのだろう。パートナーのクラブも5枚かもしれないし、2Cはとりま流してもそんな痛手にはならないと踏んでパスを選択。

すると、左手は2Sにレイズ。パートナーのスペード二枚?オークションはさらに続き、


P P 1C 1H;
P P X 1S;
P P 2C P;
P 2S 3C 3S;
?


なんだあの3C。
右手は46メジャーなのかな。向かいはスペード2枚ハート2-3枚で決まり、ダイヤは3枚あるとすると例えば2=2=3=6、とか…?

いやでもそれ、1Hにテイクアウトするかね。よっぽど強いのだろうか。

しかもなんか、僕の手は強い気がする。HKとCK生きてそうだから。でもどうしたもんか、ダブルって言うとPdの3NTになる事がある?

うーん、まじでわからん。こうよくわからないときは、ノーダブルノートラブルの原則に従い4Cとレイズしよう。4Cは流れ、フルハンドはこちら。




ダイヤリード。DJはDQカバーされてDA勝ち。トランプ集めてHJと出す。H3巡目にHA勝ってダイヤエグジットと正しく進んだが、S2H1しか負けずジャストメイク。

世の中ソコソコのテーブルでゲームをビッドしてて、できたり落ちたり。Pdの1Hにダブルの選択がイマイチなのは事実だが、僕は強そうな2Cを3Cにレイズすべきだったように思う。そうしたらPdがSAxの時はできる3NTにたどり着いたかもしれない。もちろんPdは、ダブルの代わりに3Cリビッドでも良い。その時は3Hと言ってハートのストッパーをちゃんと伝えよう。



このボード、Northに座って4Hを5メイクしました。でもどうやって?


オークションは僕から


P P 2C 2NT*;
P** 3S X P;
3NT//

*S+D or H+C
**GF


パートナーのダブルはテイクアウトの約束にしていたつもりだったので、1100点そこらを尻目に4H。リードはS3。

Sは4-3ブレイクとするとDは5-1ブレイク周辺。Westにはアナーが無さすぎるから、DKJとCAは確定で、ハートのブレイクはもしかしたら5-0かもしれない。

5-0ブレイクなら上手いこと10個取らなきゃいけないな。とりあえずダミーで勝って、CKを取りに行くともちろんそれが勝つ。クラブのラフを準備するため続けてクラブ出すとCA勝ち。

スペードバック。SJ勝って、クラブ切ってHAを取るとボスフォロー。これはH4-1ブレイクか、HQも取ってやっぱりなバッドブレイク。
Eastの3=4=1=5シェイプを期待しDAをキャッシュしてSを2順続けると、Eastは4枚目のスペードをHTで切るもクラブしか出すものがない。

これを手で切って、HTを集めて5メイク。オークションからダブルダミーみたいになっていた。



これはパートナーの上手なプレイ。オークションはPdが1NTオープン。僕はそんなに誘いたくもないかなと思ったけど、趣向がアブノーマルすぎるかなと2C経由でinv.。これをPdが3NTにレイズしてSQリード。

リードをダックして、続くスペードをSK勝ち。クラブをEastは2巡目に上がってスペード。SA勝って、ダミーで終わるようにクラブを取って、S8。この時黒いスーツは8枚出てて、Eastは赤いスーツを5枚にしなくちゃいけない。

実際はハートを捨てて、HAKと取ってメイク。HQが落ちてこなくても、HJでスローインする気だったのだろう。お上手でしたね。

ディフェンスは結構難しいけど、EastはSTリードにはSJと出したりして、いつかなんとかスペードでリード権を得た時に自力でダイヤを出すべきだろう。そう思って見てたらTプロもそういうコメントを残したらしい。だよね。



終わった後のサイゼリヤ反省会にて、パートナー。


「あの5Hって、キーカード2枚か5枚かなんですかね」


え、なんて?


このハンドのことだった。
オークションは相手のフリーランでWestから、


1D 1H;2S 3D;4C 4D;4H 4NT;5H P//


あれ、Eastは急にパスしたな。
クラブリード。ダミーのWestは、「5Hにパスは全然わからない」と言いながらダミーを開く。クラブでスペードを捨てられるので、やる事はDフィネスだけ。6メイク。なるほどねぇ。


「そうね、多分RKCに5Mのレスポンスは2/5keyなんだろね。いつそんなんでてくんねんって気もするけど。」


あとこれね、悪魔のボード。



Northは1Hオープン。Southは1SレスポンスにWestのダイヤの介入が入ってNorthの3Hになった。

リードはD4。今すぐダイヤを切る必要は無いのと、なーんとなくハートのブレイクは悪いかもしれない事、スペードはEastが長そうな事からスペードを手で切りに行くプランに。DA勝って,S4,5,7,8。H2バック。2,9,T,K。DK剥がして、S切って、ダイヤ切ってスペードと進む過程でWestはSJ,Kと見せる。この時

-
AJ9
T
Jxx

Q
6
-
KTxxx


となってて、クラブどう触ろうか少し悩んだけど、ダイヤを切ってSQを手で切りに行くとHQでオーバーラフされる。ハートリターンでHAJしか勝てず、H5D2Dラフ1の8勝1ダウンとなった。

Westのハートをシングルトンと読み切っているのなら、上のハンドの状況でCx→CTと出すと、Westはなすすべがない。スペードを返して切らせてもういっぺんクラブを出すと、CA勝ってやっぱりもうダメ。


ところでこのハンドはダブルダミー検証するととても面白い。


ここで実際に出したスペードは悪手だったのだけど、どういうディフェンスがあるのだろう。


なんとS8勝って、Sxだけが落ちるディフェンスだったのだ!ってマジ?

2日目の朝、馬場のルノアールで何気なしにダブルダミー解析にかけたらそう書いてあって、見間違いかと思い後でゆっくりと検討した。結果、こいつは正しい。

ここからはカードプレイの冒険である、ついてこれるだろうか。

まずはやってみよう、SJを返してSQが勝ったとする。手からはクラブを捨てる。クラブを出してCQ勝ち、SAを手で切ってクラブ負けに行くと今こんな感じ。


ここでスペードを出すと、HQTの二個がそのうち取れるようになるのだ。じゃあSAと出すとどうなるだろう。その時は手でラフしてHJをだす。HJ,Q,K,2。クラブ出してCQ勝ち。SK。手で切ってクラブ出してCA勝ってスペード出すとこんな感じ。




無理だね。HTにカバーしないと、そこでクラブ出す事で安全にC1個が取れるようになる。




何が起きてるか出来るだけわかりやすい言葉を使って説明しよう。

S8勝った時点でのディフェンスの要点は、Northに入ってミドル流しをさせない事と、スペード使ったアッパーカットの準備を始める事。ディフェンシブトリックはWest目線でS8,CAQが有るので、PdのHQTxxがビジュアルに浮かべば、アッパーカットする向きに動くことも出来る、かもしれない。


Hプロのお言葉。

「一生かかっても出せんわ」
「S6なんて出したら、よくわかんないけどチームクビにされそう」


下っ端とはかくも厳しい世界なのだ笑。
僕のテーブルではH2が返ってきてメイクしかけてたのに、スペードを自ら手で切りに行ってアッパーカットの準備をしてしまった。あーダサかった。

大敗もしたけど大勝もしたので、day1終了時点でトップと6VP差の4位。day2はどこまでいけるのだろうか。