日本リーグも時間が空くとマジで訳がわからない。ハンドレコードをみてもさっぱりわかんないこともあるし、何がそんな面白いんだと首を傾げることも。特に、一つ前の6Cみたいな熱量の要る記事は終わり次第早々に書き上げてしまうに限る。書いてなければ間違えが指摘されることもない。終えることは何よりも尊いのだ。


というわけで後半戦、この1ボードを。



"学び"



Q65

942

AQJ7

JT4


K8

AKQJ8

84

A975


オークションはフリーランで上から、

P 1H: 2C* 4H//


4H by 下 OL: H5 

defense: 3rd/low, UDCA


T1 : H5,9,3,8

T2 : CJ,2,5,Q

T3 : D3,Q,K,4

T4 : SA,K,2,5

T5 : D9,8,2,J


T4では、SAにSK落とすほうがオプション増えそうだったので出しておいた。

この時点で既に3敗、シングルダミーは


Q6

42

A7

T4


8

AKQJ

-

A97


ここからハート3回。

左は1枚スペードを、右はスペードとクラブを1枚ずつ、ダミーからはCTを捨てて5 card ending。


Q6

-

A7

4


8

J

-

A97


HJに対して、左右ともクラブ1枚ずつ。ダミーからはダイヤを捨てて、SQ。DA(ともにボスフォロー)。C4に右はロークラブ。


カーディング的に、D7は左手に対するthreatにすごくなっていそう。その場合はCKが裏でも叩けば落ちてきてメイクだ。さ、どうする?



僕はEast。アクションは、ちょっと考えて普通にC9。CKに対するフィネスは効いてジャストメイク。


75%でメイクするコントラクトだったので"間違えなくて良かったね"なんだけど、これはヒントが二つあった。


一つはオープニングリード。


HTxxからのリードはそれなりに振込むため、CKQxがある人が選択する必要は低い。3=3=4=3のCKQxは、リードしない理由がないに近い。

実際はそうではないのだが、自分はSAとDKの最低どちらか一つ、それなりに二つがSouthにいると思っていた。


もう一つは右手Northのディフェンス。


SAからのD9は、スクイズをリクエストしているようにしか見えない。SAを取った瞬間生じたスクイズは元々なかったメイクルートなので、基本的には選択しない。仮にCKが裏にいたとしたら、SA取らずにクラブ出せばダウンである。


そしてD9は信じられないほど嘘くさい。もし本当にスクイズの目を減らしたいなら、ダブルスクイズを潰すスペードが出てくるはずだ。儲かりそうな話に乗ってはいけない。




これは昨日の6Cと本質的に違うのだろうか。

カードがめくれていくうちに少しずつ判明したスクイズのメイクチャンス vs オリジナルであるフィネスのメイクチャンス…


C9勝って手のCA見せて、Pdには「昨日の6Cで学んだ」と伝えておいた。


この日は勝ち3発。折り返し3位は、上とちょっと離れていてもそんなわるくない。きっと前日の神楽坂一泊がよかったのだろう。



夜はイタリアンののち、新宿バスターミナルから家の近くまで直行のバスに乗車。高田馬場から近く、便数も座席数もあり非常に助かっているし、なんなら千葉市に住んでいた時より早く帰れているかもしれない。


ただやはり遠い。単純に20時まで都内で飲んでるだけで月曜からの仕事に支障が出る。千葉は千葉でも、このためだけに東西線沿線に住みたい感もある。




さていつのまにか第二子の出産を控えた日本リーグ前半戦。後半休むことを前提に全出場。day1の戦績は勝ち負け負け負け。


頭から振り返ろう。



Rd.1 vs Forrest Gump 16.73-3.27VP +0.875IMP/bd



良い出来のラウンド。一つだけ。

最初の2トリックが鍵だ。


僕はEast.


オークションはNorthから1Dで始まりSouthの3NT。リードはCK、勝ってCQと出る。CKはAttitudeを要求する取り決め。僕はどの順にカードを出すべきか。


テーブルでは、最初にC5。CQが出たところでC8。そこからはCA, HA, C6の順に出たのでまぁ平凡な3NT-1。結果は良いんだけどこれでよかったのだろうか。


CKの時点ではどカモンのC4を出すことも考えたが、もしPdがCAKとSAxxを持っていたら、いつかスペードローにシフトしてもらう必要がある。かと言ってC8出してCAKxxxの打ち抜きが止まっては元も子もない。微カモンか、と思い一回3rd bestのC5でお茶を濁した。


続くCQは、もう振り込んでるか、絶対振り込んでないか、いずれにしてもattitudeは必要としていない。欲しいのがカウントであると明瞭になったので、当初のシグナルを完遂する事も含めてC8。


「というわけだけどこれで良いのかね」

「CJ85は考えましたけどね」


そうかもし僕にCJ85があったら、T3にC6、ハートで戻ってクラブと出さなくちゃ落ちないわけか。いやこれは簡単ではないねぇ。


リードにCAかCQでカウントを要求すれば今日は簡単。CQはJ85にJを落とさせてしまうからこれは良くない。CAはJ85からJを落とさせないかもしれないが、落とさせるかもしれない。なかなか厳しい。


結局このリードシステムでは、僕がどんな出し方をしようと、Jの3枚とTの3枚とTの4枚を峻別することは困難だ。結局QリードをJを求めるattitudeにするか、アナーを落とさないカウントをAかQリードに置くくらいしかないと思うんだけどどうだろう。



Rd2. vs ASAKOSHI 4.08-15.92 -0.375IMP/bd


スキップ。次。



Rd3. vs 大野 6.03-13.97 -0.56IMP/bd


"破れかぶれ"



僕はEast。オークションは


1S 3H ?


3Sには強く、4Sには弱く、3NTには…?

意外とここが良いかと思って3NTを選択。


1S 3H 3NT//


リードはHT。A勝って絶望感。4SならSKオンサイドだけで出来ている。

ハメ技的にこちらからクラブ出すことも考えたが、元々クラブがブロックしてたらことだ。ダイヤを出したらAに負けて、適切にクラブに変わられて-1。


チームメイト曰く、

「4Sなら出来てたじゃん。」「HA、ラフとか多分ないから普通に4Sやれば良いと思うよ。」


でも今日は4-0ブレイクだから案外難しい様子。


Westの4S。オーバーコールはNorthの2Hがあったか、なかったかとしよう。

仮にリードをHA勝ってDx→Q。DAに負けてダイヤが出てくるとしよう。ダイヤの持ち方があんまり良くないからEastには1エントリーしかない。


ここでHKを出してクラブを"抑制的に"1枚だけ捨て、スペードのフィネスに向かえばメイク。


…なのだけれど、普通はハートをもう一度出してダミーのクラブをもう一枚捨てたくはならないだろうか?見えてるルーザーが3つ、SKの所在は分からない。そして今ハートが3回通ればメイクなのだ。リードは奇しくもダブルトンかどうかわからない。


H7-2が明らかなオークションだったかどうかによるが、もし3回目のハートを出してしまうと大変だ。Southスペードローでラフ、ダミーはオーバーラフ。SKのシングルトン残りに期待してSAと出すとトランプの4-0ブレイクが判明して、ただトランプをフィネれば良いものが落ちて行くのだ。


H3順目ラフをオーバーラフせずクラブを捨てたら、クラブを2回出される。手で切って既に3敗しているから、やはりSKシングルトンを期待してSAを叩くのではないだろうか。そう実はSouthは、DA取ったらDを返すのがキープレーになるのだ。


実は、トランプが表の4-0と分かっていればやりようはある。HQを出してSouthのハートラフをオーバーラフ。Northがスペード持っていないのを"知っているから"、ダイヤを2巡とってクラブとエグジットすると、NSはいつかEastへエントリーを供給する形でカードを出すしかなくなり、そしてスペードをフィネり倒される。ただそのブレイクを分かってる人は最初からスペードをフィネスするだろうからこのエンディングに辿り着けない。


ということでオークションに戻ると、Northが3Hで入ってきたテーブルだけH7-2に思いを馳せて、4Sをメイクする合理的なチャンスがあるという事のようだ。それでもうっかりダウンは日本リーグ1部でもあり得ない話ではない。実際4Sは4T中3Tでダウン、裏は3NT-1でpush。



高田馬場の階段裏にて、裏のEastのIさんと。



「これはなぁ、Northの3Hに、3NTはdaisukeに合わせたんだよ」



よく言うよって言ったら、本当だよ俺が何年ブリッジやってると思ってるんだとか言い返された。そんなものかね。


3NT、実際はT2でクラブ引くのが良かったかもしれない。一見破れかぶれにみえるがそうでもない。

オリジナルでクラブがブロックしてる形はNorthのCAQ, KQ, AKのみだが、逆にNorthのCAx, Kx, QxやCKQxは、セカンドハンドハイしないと打ち抜きスーツがブロックしてしまう。実際の配置でも、本当に正しくクラブ四発打ち抜けるだろうか?



Rd.4 vs 仙石響子 2.83-17.17 -0.56IMP/bd


このラウンドは収穫が多かった。


ひとつめ。


オークションは左手からフリーランで



1H 1S;2D 3NT//



あなたのハンドは


8652

T76

AJ8

KJ3


plan your lead.








Southに座っていたのは上級医の先生。

ちょっと長めに考えて、選んだのは…S6



これはメイクチャンスがない。うちはスペードを2回取ってやる気なくC9流し。CJでSouthに入ってハート。これをダックする余裕はないので上がってCQでフィネスするも、Southに抜けて案の定ダイヤシフト。ダイヤは3発で止まるけれど-1。8T中クラブリードは4T、メイクは5T。


本当はSQでダミーに入ったらCQでフィネスするほうがいい。D4発取られる前に9個を取る作戦だ。



"モンティ・ホール問題"



We Vul. 4th seat.

僕の手は


Q

952

AJ8

AKQT72


結構いい手。

しかしオークションは厳しかった。左手の2Sオープンから困った感じで流れてくる。



2S P 3S ?



plan your bid.








クラブは良いけどちょっとルーザーが多い。

1番近そうなゲームは3NTだけど、もうストッパーを聞く感じではなくなってしまった。かといってパスもしづらい。


僕はこの色の座り方なら、スペードが単純に抜かれる事は少なく何らかの形で止まるだろうと考えた。ストッパーが分からないなら聞かなきゃ良い。決断の鐘を鳴らして3NT!


さてオークションはどうなった?



2S P 3S 3NT;

P 4S P ?



4Sは18-20くらいのバランスハンドや、マイナーが長くて綺麗な手に対するお誘いだろう。とすれば12-14点くらいか、10点ということはないだろう。


同じくお誘いであろう4NTとの差ははっきりしないが、コントロールが多めの手なのかもしれない。もしかしたらハート4-5枚持っていてステイマン風の動きをしている可能性もある。

Pdの手をちょっと並べてみると


Kxx

AKxx

Kxx

xxx


ダミーがこれより大幅に良くなることはないが、6CメイクにはなおDQのフィネスが必要だ。

こんな回りくどく考えなくとも自分の手は3NTオーバーコールの中で十分弱い。5Cにしよう。

これは許してもらえず、6Cにレイズされてプレイ。なんとなくスペードリードが嬉しそうなんだけど、リードは…HT。




6C by West OL: HT


plan your play.











1番厳しいリードが来てしまった。


普通のリードをする相手を仮定するとHTはKを持たない訳で、SAもないからHTがシングルトンでないとメイクチャンスがない。以降Northにしか入らずハートが消せるチャンスがあるだろうか。例えばNorthが


Axxxxx

T

xxx

xxx


であれば、HA勝ってすぐスペード(右からはST)。SAに負けて1番厳しいクラブが来たところで集めてDKでダミーに渡り、スペードでハート2枚とダイヤも1枚消してしまうことにすればDJのフィネスすら要らない事になる。


でもこれって右手にSJTのオンリーロンリーパターンなんだよな。スペード6-2ブレイクのうち果たしてどれだけあるだろうか。


そもそもスペードのブレイクって5-3じゃない?

似たような形でNorthに


Axxxx

T

xxxx

xxx


をマークしてみると、その時はHTリードをやはり即Aで上がってスペード。Aで勝ってクラブ。CJ勝ち、手でスペードラフ(右手からはST)、クラブ集めてDKで入りSK,S9でハートは消せるものの、ダイヤはフィネスせざるを得なくなる。このパターンはD4-3ブレイクだから、3/7のフィネスを敢行する羽目になり少し分が悪い。てかそもそも左にSJ,Tの両方がないパターンってどれだけあるわけ?なんか非常に少なさそうな気がする。





うーん。しばし黙考。









そして思いつく。

僕の選んだプレイプランは一風変わったものかもしれない。


ハンド再掲。



僕はHTにQを出してみた。

上級医はHK勝ち、悩んでハートバック。


狙い通り、スペードリターンはこなかった。

これをH9で勝ちクラブを3回狩った後でハートを取りスペードを捨てる(クラブのブレイクは左2枚右3枚、ハートは左2枚右4枚)。スペードラフしてクラブを2回とる。流れの中で左手はスペード以外にダイヤを2枚捨てる。右手はスペードの3枚目を見せる。4card endingはこんな感じ


K

-

Kxx

-


-

-

AJx

x


ここから無敗としたい。右手のスペードディスカードとクラブ、ハートのフォローからオポーネントのシェイプは確定していて、左が5=2=4=2、右が3=4=3=3だ。


クラブを出してダミーからダイヤを捨てる。

左手は"必ず"SAを持っているので今SAとDxx。右手はDxxx。


T11:DK, x, x, x

T12:Dx, T, ?


これは…。

もしDQが表ならJだが、裏でもSAとDQxしか残してないから、叩いたらDJが取れてしまう。あなたのプレイはどっち?










僕は相当な時間を消費して…DAを出すことにした。左手のプロから一言「ワンダウン。」

フルハンドは以下。




DJを出せば、上から2つない6Cがメイクしていた。


T2について、僕はスペードリターンが来る見込みはそれなりに低いと信じていた。僕が3NTをビッドしたから、Pdがそう思ったように、Southも僕のスペードはSAシングルトンだと思ったのだ。


実際はSQで勝負しているわけだが、T2の時点でそれを知っているのは僕とSAを持っているNorthだけ。スペードさえ返ってこなければ6Cは勝負になっていると踏んでプレイを選択した。


オポーネント、ハンドを畳みながら会話している。


North「ハート返すとか、そんなのんびりしてたらヤバいでしょ」

South「SAシングルトンだと思ったんですよ」


まぁそうだよね。

ダイヤは外してしまったけど、T12で僕はこう考えた。


・左右はちゃんとしたプレイヤーで特に左はSAを持ち続けなくちゃいけないから他のカーディングをする理由がない。左手がDQを持っていようといまいと僕がクラブを走っている時に必ず同じendingが生まれるだろう。


・故にDQはオリジナルのブレイクに従って配置されるはず。ダイヤは左に4枚、右に3枚。57% vs 43%でドロップの方が分が良い。DQドロップが14%良いというinsightを所与のものとして、これを覆す情報があるだろうか。


①右手はHK勝ってハートリターンしたが、DQの配置に示唆はあるだろうか。


右手のDQxxなら、僕がDKT9を持ってる時に飛び込みになるからダイヤは出さなさそうだが、QTxなら?…xxxなら…?

結局フリーフィネスを与えることになりそうだから、ダイヤのホールディングいかんに関わらずダイヤを出すことはない。


②左手の2SオープンとHTリードは何かを示唆するだろうか。


2SはDQがない方が多いだろう。またDQを持っていたら、6Cに対してアタッキングにDリードを選択するのが優勢になるかもしれない。

しかしHTリードはどんな持ち方だったとしても最も苦しいリードなわけだから、ifの中に埋没されたパーセンテージはそんなに考慮する必要がないかもしれない。


こう考えると14%を超えるインフォメーションは無さそうだ。そう思い叩ってたら失敗したわけだ。


pd、チームでスコアを合わせながら。


「これは67% vs 33%でフィネスの方が良いです」


ん、なんて?


終わった後はpdと一杯飲みながら反省会。ラクーア近くの中華料理台北で。お店の前で、非番だったロジカルモンスターと合流し3人で打ち上げ。


青島ビールを飲みながら。


Pd「これはrestricted choiceの理屈で、2/3でフィネスが成功します。」


右手のDT9xとDQTxは1:2で配られているということか。実際D9にまで注意を払っていなかったのでこれはよく分からないのだけど、Dxも9もTもトリックに関係ないしシェイプもわかりきっているのでそれは多分無視していい。T11でダミーのDKが勝った時に右手からD9が落ちてきた所でなんのパーセンテージも変わらないのと同じ事だ。


僕はと言えば、33%対67%について少し違うことを考えていた。


me「これってモンティ・ホール問題的な?」


T12のダミーからローを引く前の瞬間は左手にダイヤ1枚、右手にダイヤ2枚である。


T12の右手ダイヤフォローの時点ではフィネスとドロップは二者択一の問題に見えるのだが、実は右手がダイヤをフォローする直前の瞬間、右手にはダイヤが2枚いる。フィネスは1枚ドアを開けた側の選択肢で、正解率が2/3なのではないかという疑問提起だ。


大して説明していないにも関わらず、ロジカルモンスターが間髪入れず回答。


ロ「いやこれは多分モンティ・ホールになってないっす。」「モンティ・ホール問題はランダムに一つドアを開けるから元の選択肢が悪くなるのであって、左右が合理的なプレイヤーで必ず同じエンディングに辿り着くのなら、DQがどこにいるかは元のブレイクが生かされるはずです」


頭が良すぎる。

ここで言う元の選択肢とは4/7のDQドロップのことだが、テーブルではようやく辿り着いた結論なのでそんなに"元"感はない。後段はまぁそうかな感もあるので、多分結論はドロップ4対フィネス3で、あとは当ててねということで良いのだろう。

それにしても、こういう上司を持ったら大変だ笑。


もう一つあったけどこれは後半戦に回すことにしようかな。

台北の後はラクーア行って、神楽坂に泊まらせてもらった。初めて新居にお邪魔したがめちゃくちゃ環境が良くてゆっくり休む事ができた。

仕事のoverviewが少しずつわかってきて家庭も平和。健康も損ねず非常に良い感じと臨んだ今回の日本リーグ。


好事魔多しと言うべきか。初日の試合開始直前、外階段から室内へ戻るときに少しつまずいた。体勢を立て直せず、右のくるぶしがフィールドに着く形で倒れ込み、足首がひどく膨れ上がるタイプの捻挫に。

初日はご厚意で買ってきていただいた氷を当てつつ、二日目は杖をついたりして、右足をかばいながらプレイしていた。


内容は悪くなかった2日間だった。

両日とも試合後はすぐに帰り、休養を優先したためあまりハンドへ時間を掛けられず。ちゃんと発掘できたボードはこの一つだけだった。



"思いつかない人?"



vs Sakura


#6


3

K8752

A5

T9753


AKJ98542

T

QJ83

-



オークションは下から


1S P 1NT X;

4S X //


リードはCK、Plan the play.









所有スートを1敗ずつにすればメイクするので、ダイヤモンドの処理が焦点となる。


DKが右にいれば、クラブリードを切ってDA,Dx→Qと出すと、DQJが勝てるようになるかDQと1ラフが発生するかになるのでそこそこメイクしそう。一方DKが左に居るとDのルーザーが二つ出てしまいそうだ。その場合は逆にクラブ切ってDQを流しDA、もう一度クラブを切ってダイヤラフと進めばそれはそれでそこそこメイクしそう。


どちらにDKを想定しよう。

抜けてる点数は23点。左がCKとアナー、SQを持っていると考えればDKの所在は3:1くらいで右。このプレイで良いかと思ったけれど、もう少し頭を捻って更に良いプレイを選択した。といってもあまり難しい話では無い。



T1:CK, 3, 2, HT(!)



CKリードに右からCAを出されなかったら、ハートを捨ててしまうことにする。これでだいぶメイク率が向上する。


クラブをすぐ切ってDA,Dxを出しに行くプレイのカウンターディフェンスは、DKを左に負け、続くハートで右手に入りロースペードシフトをされるパターンだけ。オポーネントのコミュニケーションさえ奪ってしまえばダイヤのラフはいつでもこちらのもの。フルハンドは以下。



僕はEast。

実際は1トリック目でハートを捨て、続く2トリック目のCxを手で切ってDA,Dx。右手は健気にDxを出したが、あんまり関係なくDQ出して勝ち、ダイヤラフ、ハートラフ、SA,SK。スペードの3-1ブレイクを確認してジャストメイク。


実際4S by Eastは全世界でメイク、4/8テーブルではダブル付き。

オークション的にはあまり無い配置だが、本当はDQが左手のKに負ける展開の方が良かった。オークション的にDKはかなり右っぽいので、すぐクラブ切ってDA,Dxはメイクしてしまう。僕のプレイはDK裏も拾うので、思いつかない人が居たら得点になりそうだ。そういうものの、日本リーグ1部のEastでは、思いつかない人の方が珍しいかもしれない。ほぼ100%CKリードだと思うので、どうやって作ったのかそれぞれ聞いてみたい所。


今回はNS双方がダブルを付けたのでS1敗が固く、プレイの選択が簡単だったかもしれない。もしダブルがNSから来なかったらこのプレイを選べただろうか。



ーーーーーー



"足について"



2日目についていた杖は家族がその辺のスポーツショップから借りてきてくれたものだ。右足に荷重をかけると内出血して腫れてくるのでとてもありがたかった。しっかりとした作りだが、こいつはなんと1ヶ月1000円で借りられる。保険がつけば300円、僕は値段を聞いた時1週間か、はたまた1日の値段かと勘違いした。


通りがかりのディレクターAさんに聞いてみた。この杖のレンタルフィー、知ってますか?



「えーと保険効かないと1000円だよな、車椅子だと結構高いんだよ。折りたためるやつとか」「よく知ってるよ、ちゃんと親の介護やってるからな」



正直舌を巻いた。みんな色々あるのだ。


他にもいくつか。


1日目の帰りはチームメイトのKさんに杖を貸してもらった。


「お前Kさんから杖を奪うってのはなかなかの大物だな」

これもAさん。僕もそう思いますとお返事。



「脚を悪くするとスコアが良くなるんで、いい日になりますよ」

そういうことがあったのかな、Hプロ、励まし方が上手。チームに(健康な)脚が6本しか無いから結構良いかもね、とお返事。



捻挫した時の基本はRICEと言われている。

Rest(休養)、Icing(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)。対戦前オポーネントに、お行儀悪いかもしれませんが、足を痛めたので、靴脱いで脚を組んだりしますとお伝えしたら


「好きなようにして良いよ、サイドテーブルに足を乗っけてプレイするのもみたことある」

これはTプロ。糖尿病は脚を悪くするから、海外だとそういうこともあるのかな。



諸々ご厚意を受けたが1番有り難かったのは、僕の足がパンパンに腫れたのを見て対戦前にも関わらず氷を買ってきてくれた方であった。全く本当に申し訳ない、ありがとうございました。二日目いらっしゃらなかったので、適切かどうか、お礼のお菓子は(うちの)チームメイトに託しました。


月曜日はオペ日で意外といけるかなと思ったが、1時間の立ちっぱなしでやはり腫れてきたので院内の整形外科にみてもらった。骨は折れてないが損傷した靭帯から出血しているとのこと。サポーターを購入しました。


お医者「運動習慣はありますか?」

自分「帝王切開のGrade Aでダッシュするくらいですかね」

お医者「それは運動習慣とは言いませんね」


結構大変なんだけど、頻度は低いレアイベントだからね。自分の今いる所でも1お産1ハンドと考えると…まぁマイナーのグランドスラムくらい?


と思ってたらその2週間後本当に発生して、深夜の病棟をベッドを押してひょこひょこ走りました。また少し腫れたけれど、結果母子とも健やかに終わり、めでたしめでたし。