AIが発達してきて祈りの時間が増えた。
僕がAIを主に使うのは仕事で真面目な書き物をする時で、最近の高性能化の恩恵をもろに受けている。2024年7月と2025年12月では手間の減り方や内容の洗練の程度が雲泥の差で、もはや1.5年前に戻れないし、はっきり言ってbefore AIに戻ることも出来ない。こういう書き物は作業過程が能力開発になるゆえ、AIにおんぶに抱っこでは良くないとは知っている。ただ現時点ではまだまだ本質的な仕事が普通に残ってしまうため、作業の進め方は変わっても得られるものはそうそう変わらないだろうと理解している。
一方でブリッジの書き物に使ったことはない。真面目にそれ専用にpromptingしたことはないが、仕事で役に立つほどAIが役に立ったことがないのだ。ChatGPT5.2になってもGemini3.0になってもまだこの記事の誤謬を指摘できない。
#27、5Sx。年末なので記事を振り返っていたらミスに気がついた。あなたは指摘出来ますか?
このあたり、
「この時点で僕はHQとクラブだけになっており、ダミーからハート出された時に万一PdがHAを出さないと、僕のHQが勝ってラフディスのクラブを出す羽目になる。きちんとHQを捨ててPdにHTがあることを期待するが、結局ディフェンスはHK,A,DQの3つ取って1ダウン。」
この後に続く文章を見ても分かる通り、僕はテーブルでもハンドレコードみてもHQを勝たされたら5Sxをメイクされる(のでHQを捨てることで誰もが間違えない安全なディフェンスをした)と思っていたのだけど、そんなことはない。下のダイアグラムのように、実際の展開でHQを残してしまってハートで"放り込まれた"としても普通にトリックが足りない。
これはスペード追加で1つ取らずにいきなりハートを出されて"放り込まれ"ても同じで、赤いスーツの3勝は逃げない。
この手の考え違い記事はよくある。気付くたびに修正しているのだがなかなか追いつかない。永遠に放置されたミス記事をにやにやしながら読んでる人もいるだろう。
さて記事のミスに気づいた僕はChatGPT5.2 Thinkingに次の如く聞いてみた。
「https://ameblo.jp/daisuke2140/entry-12859811181.html
この記事を解析して、カーディングの技術的に指摘できるところを述べなさい」
着眼点はなかなか鋭くて、これだけの指示で#27の事を答えてきたのはいいのだが、
「何を伝えたいシグナルか」が曖昧(=受け手が解釈不能)」
「スーツプリファに「A(アナー)」を使うのはノイズが大きすぎる」
「アナーを示す」は、そもそも“行動の指示”になっていない」
とかどうでもいいことを章立てにして言ってくる。この後もヒントをいくつか出したけれど5Sxがそもそも落ちるという結論には辿り着けなかった。Gemini3.0PROくんに至ってはリンクの内容を直接解析出来ませんとか言ってくる体たらくである。いつまで続くか分からないが、まだブリッジ書き物に使うことはなさそうだ。
…まぁ実際これは強がりで、GPT-4oの頃なんかはハンドダイアグラムを直接読み込むなんて出来なかったし記事の内容どころかルールすらほとんど理解出来てなかったので、次かその次のモデルの頃にはブリッジみたいな計算資源が投下されてなさそうな分野においても軽々と人間を超えてくるだろうことは容易に想像がつく。多分1年後にはファクトチェックに使えるようになってるだろうし、2年後にはブリッジのような不確定情報ゲームであっても、ここでプリエンプトしたら面白かったねとか、こういうアグリーメントを入れた方がいいよとか言ってくるに違いない。
…近い未来、オンラインカジノで提供されるような不確定情報ゲームはAIのオートプレイの独壇場になり人間のプレイの余地がなくなる。確定情報ゲームは解かれ切って、ゲームそのものではなくプレイヤーを推すしかなくなる。そうなると、金を掛けられない不確定情報ゲームの立ち位置が相対的に向上してブリッジは復権する、ことがあるかもしれない…
希望に似た未来予測の話は置いといて。
仕事で真面目な書き物をする時の話に戻ると、僕の書き物は普通の会社でそうであるように、世に出す前に上司のクオリティチェックが入るのだが、その上司はAIを使っている気配がなく、かつ僕がAI poweredで書いた、その時点で僕の120点の文章を軽々超えて修正してくる。多分だが、僕がブリッジでAIは使い物にならんと思っているように、彼らも自分の専門の分野ではそんなもん使わず自分で直す方が早いと感じているのだろう。ブリッジなどよりはるかに計算資源が充てられているであろう分野でこれであるから、先達の積み上げてきたものには頭が下がる。
みなさんは仕事をどのレベルでしていますか。
ちゃんとAIは使い物にならないレベルに到達
していますか。





