(→こちら の続き)
『炎龍拳』
ルシファーが放つ拳速は・・・
炎を纏い、龍と為り、トマトヘ喰らいつく・・・
それは、地から龍が昇るように・・・
上昇気流を伴って、敵を空中へブッ飛ばす !! 昇龍ここに為る !!
-舞台は空中戦へと移り変わる-
トマトが不気味に笑う・・・
悪意の面(つら)をルシファーへと向けて・・・
『・・・・・・・・・』
どうやらこのトマト 『声』 を発する気はないようである・・・
なれど、それこそが一層不気味さを加速させる・・・
トマトの背面から火球が迫(せ)り上がる
直後、それが高速を以(もっ)てルシファーへ射弾される・・・
フレイムキャノン -炎【高速連弾】-
砲台から連打されるは、灼熱のレーザー(線光)
赤く瞬(またた)き、それは1瞬の逡巡も許さず、目標を穿つ !!
数多の轟炎が空気を切り裂く音を立て、今王へ迫(せま)る・・・
1瞬なれど、王には 『充分』 である
現出 !! ダーク・デュランダル
『下天華葬』 (げてんかそう)
振るいたる闇の獄炎が総てのレーザー(線光)と衝突し、
黒と赤が激しく鬩(せめ)ぎ合う・・・
どごぉーーん
行き場を失った魔力が火花を散らし、
辺りに撒き散らされる・・・、それは、連鎖的な爆発・・・
黒い夜空に星が燦(きら)めくかの如く・・・
『悠奈』 凄い戦闘ね・・・
『あきら』 たまやぁ~~、かぎやぁ~~♪
『悠奈』 ・・・ 正しいのかなぁ~ ?? それ ??
花火にも似た閃光が起こる戦場・・・、そんな中・・・
『??』 我の名は 『クイーン・トマティーナ』
トマトガ・・・ついに喋った・・・
『ルシファー』 ・・・その名前、言ってて恥ずくないのか ?? トマトの女王様じゃぞ・・・
そして貶(けな)した・・・
『Q』 はぅ~~、一所懸命考えたのに !!
・・・ 今までそれ(名前)考えてたの !?
『ルシファー』 スペンシアの女王 『マリア・クリスティーナ』 よ
と言うか、お主 『降魔の儀』 を失敗したじゃろ !!
ぎくぅ~~
矮小な器(トマト)に狭量な悪魔を降ろすからダメなのじゃ・・・
どうせ、
魔界を統べるのは 『狂気』 と 『畏怖』 だ !!
トマト(食料)無駄にすんな !!
お前ら最近弛(たる)んでるぞ !!
・・・とか言いたかったのであろう・・・
それに 『火祭り』 はまだまだ先の筈じゃぞ !!
こんなクソ暑い中、わざわざ自らで熱くする必要なかろうに・・・
『Q』 にゃぅ~~、言い訳もできないよぉ~~
そのトマトの顔が悲しみに歪(ゆが)む・・・ 様に見える・・・
って言うか表情同じだから分かんねーよ !!
そして、そのトマトのイメージ(幻想)が打ち払われる・・・
十字架へ張り付けられた手足は褐色の肢体へ
トマト(頭)はトマトヘ・・・ !?
『マリア』 やっぱ頭(トマト)が可愛くなかったかぁ~~
私的には 『あり』 だったんだけどなぁ~、えいっ、被り物、暑ちゅぃ !!
そのトマト(仮面)を投げ捨てた・・・
そこには白色の髪と灼眼を持つ乙女が・・・
『マリア』 お久しぶりですね、ルシファー様
200~300年ぶりですか、ご機嫌麗しゅう・・・
『ルシファー』 お主、これまでの会話を無かった事にする気じゃろ・・・
『マリア』 だってぇ~~
『ルシファー』 ふむ、なれば、我と戦ってその罪を購(あがな)うが良い
ルシファー様>>>>>>万のトマト(悪魔の軍勢)[罪]
であろう
『マリア』 何か今日のルシファー様、優しい♪
王家当代 マリア・クリスティーナ が参ります !!
現出 !! ラス・ファジャース
多くのファジャ(巨大人形)が連なり、超巨大なラス・ファジャースを創りあげる
『国帝炉是惡』 (こくてい・ロゼオ)
焼かれし人形の魂が 『悪』 を 『是』 とし、国すら焼く猛威と為る !!
巨大な王拳が炎熱と勢いを以(もっ)て弾(はじ)かれる
ルシファーはそれを躱す・・・が、それはギミック(仕掛け)
過ぎ去った腕から穴が開き、幾層もの火矢が放たれる・・・
フレイムアロー -炎【灼姦】-
過量な火矢がルシファーを襲う・・・
だが、王たるモノにそんな玩具(おもちゃ)は効かない !!
波動の81 -炎【断空】- (フレイム・ウォール)
突如現れる炎熱の壁が火矢を叩き堕とす・・・
・・・が、更に下から巨大な手が迫(せま)る・・・
それは完全に物理法則を無視した攻撃・・・
巨大な手が伸び曲がりうねり、ルシファーを下から穿つ !!
ルシファーはそれをブッた斬る !!
だが、分かたれた中からは更なる人形が飛び出し、
銃を撃ち、矢を放ち、槍を突き刺し、剣で刺し殺す・・・
1つの人形ではないのだ・・・群体(軍隊)なのだ !!
『ルシファー』 群れるな、雑魚が !!
一喝 !! ルシファーから立ち昇る獄炎が総(すべ)を塵(ちり)へと帰す・・・
そう・・・ルシファー(王)に隊など無意味なのだ・・・、なれば・・・
炎帝剣 ラスト・ファジャール
その群体が王女の手で1つに纏められる・・・
幾千万億の焼かれた人形の魂が、無念が・・・
1つの剣と為り、それを業火で燃やす・・・
フレイムブレード -炎【灼熱地獄】-
剣と剣がぶつかり合う・・・
黒炎と灼炎がけたたましい轟音を立てて空を揺さぶる・・・
『黒』 と 『赤』
2つの剣閃が空を削り、漆黒と赤道へと染め上げる・・・
『ルシファー』 腕をあげたのマリア
『マリア』 光栄です、ルシファー様
炎帝剣の一撃が空を切り裂き、巨大な極剣を振り落とす !!
それは下方まで抜ける一撃、赤ノ衝撃
デュランダルのガードを押して衝撃が下の街まで突き抜け、破壊する・・・
『ルシファー』 ・・・っ
受けるのが精一杯じゃの・・・
ルシファーは引くが、追いすがるマリアに
計4発、その極剣を叩き込まれる・・・
『マリア』 その程度ですか、ルシファー様 !!
マリアは哮(たけ)る・・・、その瞬間・・・
ずおんっ
強大な魔力の圧力が2人を襲う・・・
それは、この場(スペンシア)に新たな神が誕生した産声(うぶごえ)
これがこの勝負の勝敗を分けた !!
''これを予期できなかったモノ''
''これを予期していたモノ''
ルシファーは剣を振るわずに殴り飛ばす、所定の場所へ
確かに剣を 『振る』 という行為より単純に 『殴る』 方が遥かに速い !!
当然、マリアには予想外の行動だ・・・
(今更そんな攻撃なんて・・・、効くわけないのに・・・)
マリアが考えを巡らす時にはすでに遅し・・・
4つの楔(くさび)が今、それ(マリア)を捉える
+四方封印呪+
『マリア』 えっ・・・、身体が・・・ !?
自らが振り下ろした一撃(4撃)は空から地面へ穿たれ、そこへ1つの楔を打った
その4点を魔力の起点とし、『捕縛・結界陣』 を構築する・・・
『下天華葬』
華々しく散るがよい、スペンシアの女王よ !!
上から振り落とされた神をも断滅する一撃が動けないマリアへと叩きこまれる !!
『マリア』 ひにゃぁぁあああ~~
どごぉぉおおーーん
下の街を砕き、
火を吹き飛ばし、
底へ叩き付ける !!
黒威ノ一閃である !!
『ルシファー』 一応、手加減はしたのじゃがな・・・
(これで !? 街が半壊してますよ !!、ルシファーさん)
『ルシファー』 まぁ生きておるじゃろう・・・
にしても・・・、相手は強いぞ
気をつけるのじゃ、ミステス !!
今、ミステスはとんでもなく苦戦していた・・・
剣速歩行(火交) 『ながれ』
水が流れる様に攻撃を受け流す柔の剣技
だがそれは水が手に負える範囲ならばの話である・・・
それは 『暴流』、力の差が徐々にミステスの剣技を破りダメージを与える・・・
防ぎきれない水の余波が・・・
圧倒的な力の暴力が・・・
ミステスを刻(きざ)む・・・
『ミステス』 ・・・っ
・・・強烈・・・しかも・・・強い・・・だけ・・・じゃない・・・狡猾・・・
ミステスが戦うは 『王』
幾千のトマトを喰らい、頂点へ立つ悪魔の中の悪魔
→ 神・キング・トマティーラ
『ブラッド・レイ (血の滴る王)』
トマトは自身が低脳たる事に気づいていた・・・
だが、1つの偶然がその悪魔を更なる狂喜へと引き摺り込んだ・・・
トマトは自身と間違え、
滴る(人の)血肉を喰らった・・・
その結果、頭脳は覚醒し、
トマトはトマトたるを越えた !!
更に周囲のトマト、人民を総て吸収し、神が産まれた !!
かの産声(うぶごえ)はこの神の誕生の瞬間である !!
千オーバーの血肉(人民) と
万オーバーの血肉(悪魔)(= トマト)
人悪超神
神を越える神が出来上がった・・・
これが 『キング・ブラッドレイ』 である・・・
・・・強敵・・・でも・・・私は・・・負けない
ミステスは振るう・・・1ノ剣を・・・
だが、その差は絶望的である・・・
それでもミステスは足掻(あが)く、誰にも負けたくないから !!
その1ノ剣が・・・
ミステスの思いが・・・
意志が !! 専心が !! 執念が !!
幸運・偶然にもブラッドレイを捉える・・・ が、
がきぃぃーーん
凡(およ)そ剣と肉では鳴らない音が響く・・・
『魔鋼(まこう)』
ミステスの剣はこの固い鉱物の前に弾かれる・・・
それは血を魔力で固めたモノ 『魔血鉄』 であり、
魔甲も以(もっ)て総てを退ける血と魔力の合金 『魔鋼』
この合金を剣にさえ応用し、切断力を高めたモノが・・・
『魔鋼刃金(まこう・はがね)』 であり、
ミステスで無ければ、一瞬にして死へ至る・・・
かたや 『1』
かたや 『万を誇る大軍勢』
これは、覆(くつがえ)せぬ程の差である・・・
しかも人民を吸収したトマトの力たるや 『絶大』
人民の思考、力、魔(力)を我がモノとす・・・
その力はミステスの神速を上回り、
彼女の高速の剣技ですら打ち破る・・・
そう、ミステスは完膚無きまでに打ち負けている・・・
それでも致命傷を負わないのは、流石ミステスと言わざる得ない・・・
それ程の差がそこには・・・ ある !!
・・・本望・・・宿願・・・
ミステスは心底楽しんでいた・・・
強敵との戦いを・・・
''これこそ'' が彼女の望むモノなのだから・・・
・・・そろそろ・・・私も・・・全力・・・出す ??
・・・ これ以上の力が彼女にあると言うのだろうか・・・ ??
魔式 魔装神 御水転氺 (ミステス)
美御水(ヌゥビィー 【聖水】) は転じて 『氺(したみず)』 と為る !!
魔にしか使えぬ奥義・・・ 『魔装神』
それを彼女は躊躇(ため)わず使う !!、総(すべ)ては強敵(てき)を倒す為 !!
代償は 『死』、自分か相手の 『絶死』
だが、彼女に変わった様子はない・・・
そして、剣と剣がぶつかる
その瞬間、
剣が剣を越えた !!
打ち合いの瞬間
そこにあった剣が、
次の一瞬には相手を切り裂いているのである・・・
どう見ても剣の速度を越えている・・・
まるで剣が2本あるように・・・
剣速歩行(火交) 『げんま』
その剣は虚(下を流るる氺)であり、実(上を流るる水)である
ミステスの 『斬る』 という思いが斬撃を創造した・・・
そのどちらもが 『実』 であり、『虚』 である・・・
一方を防いでももう一方が・・・、必ず 『斬る』
[↓真意(下を反転)]
仮に2剣防げしも、その両が 『虚』 であり、第3が 『実』 を結ぶ・・・
(中を流るるは閖(ゆる)、3撃3殺が 『幻魔』 の真髄)
だが、この3撃目を見たモノは未だ誰1人としていない・・・
そうミステスが行う魔装神は 『剣』 に対してである
一剣をして 『魔剣』 と為す !! これがミステスの魔装刃(神)
ぐっ・・・
かの王はダメージを受けるが、致命傷ではない・・・
ミステスの思った以上に魔鋼が心が強靱であったのだ・・・
ブラッドレイは考える・・・
今の剣こそが 『魔剣』 なのだと・・・
つまり、回避の仕様がない !! あれはそういう類のモノなのだ・・・
なれば、先手を取り、剣速のみで打ち勝つ !! それが 『常理』
・・・相手がそういう考えへ至る事などミステスは既に理解している・・・
それが今産まれたブラッドレイとミステスの戦闘経験の差である
『神速』 対 『神速』
勝つのはどちらか ??
剣速歩行(火交) 『うちきり』
ミステスは感情を・・・
およそ 『斬る』 という意志以外の総てを捨てた・・・
(これは彼女が捨てる前の思考である・・・)
敵は勘違いしている !!
これは神速の勝負なんかじゃない !!
総てを絶ち 『斬る』 闘いだ !!
両極の力の練磨(れんま)を経て、終局へ至る・・・
神速と神速がぶつかる
両者の速度はほぼ互角
振る剣の速度すら互角
だが、勝ったのはミステス
『一撃必殺』
キング・ブラッドレイは沈んだ・・・
如何に剣の速さが互角だろうと、剣に賭ける 『重さ』 が違うのだ !!
ミステスの剣はブラッドレイの剣(魔鋼刃金)すら斬りその命を奪った・・・
『斬る』 という 『意志』 が総(すべ)てを凌駕した・・・
強敵を 『斬る』 事はミステスの総(すべ)て
そこにはミステスの意思など必要なく、1つの意志のみが統べるセカイ
我を捨て、一が勝る !!
『無我』 の境地
ここに極まれり !!
揺るがぬ一は万を屠る !!
この闘争は 『逆襲のトマト戦役』 と呼ばれ、
人々を大いに奮い上がらせた・・・、恐怖と畏怖を以(もっ)て
これを期に彼らはトマトへの感謝を捧げ、
『祭り』 には 『武装を』 という考えが定着した・・・
形態武装 『魔紙(まへん)』 の台頭である・・・
(*要はカード化した武装を取り出すだけである・・・)
悠奈達は今、車で逃走中である・・・
流石に街半壊の責任を取らされたら、堪(たま)らないからだ・・・
『悠奈』 ・・・で私は何で車を運転してるのかな ??
『マリア』 私がいれば、スペンシアはフリーパスだからです♪
『悠奈』 そんな話してないよね・・・、御姫様・・・
『マリア』 ふぇ、速度の事ですか・・・
だったら魔力(魔石)気筒から、リッター気筒へ切り替えて・・・、えいっ♪
『悠奈』 にゃぁぁぁああ~~、速すぎぃぃいいい~~
『マリア』 ふふっ、直線ですから大丈夫ですよ♪
この 『ランボルギーニ・ディアボリック・モーディファイ D2-1』 を嘗めるな !!
『あきら』 お姉ちゃん、飛ばしてるなぁ~~
『黒・千誉誇戊(兄)』 他を気にしてる余裕はないぞ、神手(かみて)よ !!
奴らの速さは並ではない !!
そう只今、あきらちゃん(+鳥)、サタンちゃん(+鳥)、ミステスの
『神速勝負』 の真っ最中・・・
『あきら』 うん、全力で勝つ !!
『黒・千誉誇戊(兄)』 良く言った・・・、神手よ、それでこそオレの友として相応しい !!
3人の千誉誇戊(ちよこぼ)レースは車に追い着く程速い !!
悠奈の車を追い掛け、道を突っ走る・・・
(*公道の隣に千誉誇戊(ちよこぼ)通りがあります・・・)
さて、3人の勝負はどうなるのか・・・ ?? 乞うご期待・・・
☆☆☆(次回予告)☆☆☆
次なるは 『フランジア』
ツール・ド・フランジアの聖地
陸を制した悠奈達が次向かうのは・・・