みなみけ 3姉妹(非日常) -33ページ目

みなみけ 3姉妹(非日常)

この物語は御波家3姉妹の非凡な非日常を淡々と描くものです。過度な期待はしないでください。 σ(シグマ)世界線の物語だよっ♪ (第9話 参照)

(→こちら の続き)


黒・千誉誇戊(ちよこぼ) は躍動する !!

乗る人の事など考えない !! これが速さへの渇望である !!

『ただ乗るは論外 !!、我を乗りこなせてこそ我が主として相応しい !!』


・・・ 前回と同じ !? おお~、びっくりだな・・・


勿論、彼ら? はそんな事を考えていた !!


これがその 『勝負』 である・・・


神ノ鳥は駆ける・・・、地を !! 千を !! 致を !!

血を巡らし、知を掛(か)けて、神速を翔(かけ)る !!

その進速は留まる事を知らず、追随を許さなかった・・・ ・・・


今に至るまでは・・・


ここに神ノ鳥を脅(おびや)かす神速を持つモノが並び立つ !!


それは・・・、神に造られし、神に愛された 『聖遺物』


神ノ鳥に対抗し得る神の武器 『神器』 である !!


ミステスは駆ける・・・、神速を以(もっ)て・・・


その速度はもはや神ノ鳥と同等・・・、彼ら? は競い合う様にして、

平原を爆走する・・・、誰よりも早く速く疾く・・・

誰にも譲らないミステスは本気である !!、それはかの鳥もかくや

『全力全開の大疾走』 である・・・


直線を・・・、曲線を・・・、彼ら? は列(なら)び併走(へいそう)する・・・

それは・・・、一陣の風であり、疾(と)く疾風の如く・・・

目に辛うじて捉えられる速度を以(もっ)てこれを了(りょう)とする・・・


追えないのだから、語る事など出来る筈もなし・・・


勝敗は 『本人達』 をしてこれを 『完』 とする !!


あきらちゃんが乗る 黒・千誉誇戊(ちよこぼ)が吠える


『やりおるな、久しく見ぬ、速きモノよ・・・、なかなかに良い勝負であった・・・』


『・・・う~・・・負けた・・・あと・・・ちょっと・・・だったのに・・・』


『2対1の差であろう・・・、我が騎手も神手(かみて)なればこそ・・・』


『いつでもオレに勝負を挑んで来い !!、猛き小娘よ !!』


『うん・・・私は・・・誰にも・・・負けない !!』


やっと後ろから追い着いた悠奈達が嘆息(たんそく)をもらす・・・


『は・や・す・ぎ』


『そうですよ、お兄さん !!、置いていかないで下さい !!』


悠奈は矢継ぎ早に継ぎ足された声に心底驚いた・・・


『悠奈』 鳥さんがしゃべってる・・・ ヾ(・ω・`;)ノ ぁゎゎ


『あきら』 お姉ちゃん、しゃべる鳥さんなんだよ♪ 黒・千誉誇戊(ちよこぼ) は !!


現実を受け入れて !!、それに速いのは 『次から』 頑張ればいいから♪


『悠奈』 はぅ~~、ボケいらん


『あきら』 驚いていても、現実的なのね・・・、お姉ちゃん・・・



はい、今日はこんな話(前前編)ではない !! ので・・・先に進みます !!


神ノ鳥とミステスの勝負の果てに着いた場所・・・、そこは 『スペンシア』


現状 Fiesta(祭り) 真っ最中の街である・・・


悠奈達は祭りを楽しみながら会話に花(はな)を咲かせる・・・


『あきら』 この ザ・ゲテモノ 美味しいね~~♪


『悠奈』 やめてぇ~~、近づけないでぇ~~~、ひぐっ


『あきら』 もぉ~~、食べられるモノなんだから文句言わないの !!


『悠奈』 ふぇ~~~ん


・・・、会話に花とか咲いてなくない ??


『サタンちゃん』 ところで・・・、ミステスよ


『ミステス』 ふぁに ??、ふしふぁー様・・・ (食べながらしゃべっております・・・)


『サタンちゃん』 一応、我の事は分かるのじゃな・・・、じゃが・・・その容姿は・・・


『ミステス』 んぐっ、ハンデ・・・、強敵と・・・戦う・・・のが・・・私の・・・宿命 ??


『サタンちゃん』 最後を 『?』 で返されても困るのじゃが・・・


(ルシファー様、手間のかかる妹ですが、よろしくお願いします)


そんな声がどこからか響く・・・


『サタンちゃん』 まぁ、良いのじゃ・・・、『そういうこと』 にしておくとするかの・・・


『悠奈』 ミステスちゃん、楽しんでる ??


『ミステス』 ・・・ 『ミステス』 でいい・・・


強敵(とも)とは・・・、最後に・・・倒す・・・モノ・・・だから・・・


『悠奈』 友の漢字が完全に間違っちゃてるわね・・・


『あきら』 お姉ちゃん~~~♪、ザ・ゲテモノ2 見つけたよぉ~~


『悠奈』 うにゃぁぁあああ~~~


悠奈が悲鳴を上げる中・・・、それは起こる・・・


ずおんっ


『4人』 ・・・っ


悠奈は叫びを止め、あきらちゃんはザ・ゲテモノ2を落とし・・・

サタンちゃんとミステスはその悪意に備える・・・


『悠奈』 今、凄い・・・邪悪な波動が・・・


悠奈がそれを言った途端 『本当の祭り』 が今、開かれた !!


大量のトマトが運ばれて来る !!、店は片付けられ、『戦争』 が始まる・・・


赤の鮮血 『トマティーナ(トマト祭り)』 である・・・

人々はトマト(武器)を取り、トマト(武器)を投げる・・・


『トマトだから当たっても痛くないもんっ』


・・・ そんな考えをしてるから、トマトに喰らわれるんだよっ !!


ぎゃぁぁあああ~~~


トマトを食らわせる方がトマトに喰らわれる !!


そんな地獄絵図が悠奈達の目の前で展開される・・・


投げられたトマト(悪魔)が口を開き、人民へ喰らいつく・・・


尖った刃(歯)が肉に刺さり、鮮血 !!、千血 !!、戦血ぅ~~~ !!


トマトが笑い、人民が亡(な)く・・・、ぎゃははぁぁぁ~~


唐突を突かれた人民に逆らう術(すべ)は無い !!


しかる気配を感じた4人以外には・・・


がぁきぃぃーーん


トマトヘ銃弾が突き刺さる・・・ !?、それは穿たず、地面へ墜ちる・・・


『あきら』 ひゃぅ・・・、何 !? あのトマト !!、固すぎ !!


『悠奈』 トマトだから鉄分が含まれてるとか・・・ !?


(*トマトは鉄を魔力で練った魔鉄で自身を強化しています)


その穿たれないトマトが悠奈達に狙いを !! 眼を !! 定めた・・・


幾百の眼が狙う !!、トマトに購(あがな)うモノへと・・・


『2人』 ひゃぅ~~


3人は逃げ出した・・・、戦略的撤退である・・・


銃弾すら軽く弾(はじ)く物体にどうしろというのだ・・・ !!


悠奈達の選択はある意味正しい !!

だが、その正しさが常に正しいとは限らない !!


その刃が切れぬ鉄をも断滅する・・・


1、2・・・10、11・・・


ミステスはその矮小なトマトをぶった切る !!


が・・・、本当に切ってしまっていいのか・・・ ??、それを・・・


どごぉぉーーん


1つの切られたトマトが爆発を産み、連鎖的な乱爆を生み出す !!


神速のミステスが故の過ちである・・・

彼女はその速さを以(もっ)て 『切り過ぎた』 のだ・・・


爆発は更なるトマト(爆弾)を巻き込み、熱を重ねる !!


ずごぉぉーーん


走っていた悠奈達は振り返る・・・


『悠奈』 凄い爆発ね・・・、ミステス大丈夫かな ??


悠奈達は当然ミステスが付いて来ない事に気づいていたが、

追いたるトマトの軍勢の前では、考える間などなし !!

逃げるが 『必絶』、うにゃぁ~~~~~、トマト怖い、トマト怖ひぃ~・・・


ε-ε-ε- (○ノ≧ω≦)ノキャー ゥギャァァァ―――


・・・ 楽しそうに見えますね・・・、多分気のせいだよね・・・ww


『サタンちゃん』 ふむ、大丈夫であろう、奴は 『聖遺物』 なのじゃから・・・


それよりも・・・、この追って来るトマトをどうにかしたいの・・・


サタンちゃんが言うやいなや、そのトマトがブッ飛ぶ !!


その裂けた破片は飛び散る血・・・、だが、爆発は起こらない・・・


何故ならば !! それ以上の温度で喰われたからだ !!


トマトが家が街が炎の渦に巻き込まれる・・・


そこは地獄 !!、血ですらも灼熱(しゃくねつ)へと堕とす獄炎のセカイ !!


数多の火が炎と為り、轟炎を喚ぶ・・・


『悠奈』 今度は何ぃ~~~ ??


悠奈の振り返る先は赤、紅、朱で満ちている・・・


『あきら』 お姉ちゃん、気づいてる ??、とんでもない力に追われてるの ??


『悠奈』 う、うん・・・、でもアレは・・・


悠奈達が感じる力はとてつもなく強いモノだ !!、それも鳴神3強に及ぶ程の・・・


『サタンちゃん』 とりあえず、鳴神じゃの・・・、雷速で離脱後、これこれこう(ヒソヒソ)の場所に誘い込むのじゃ・・・


『悠奈』 でも・・・そんな事したら・・・


『サタンちゃん』 まぁ、我に考えがある故、任せるのじゃ・・・


悠奈達は鳴神と成り、戦場を駆ける・・・、赤い炎熱に怯えながら・・・


どごぉぉーーん


家が街が次第に形を失い燃え上がる・・・


それは、魔手から放たれる轟炎であったり、点火したトマトの爆発であったり・・・


さて、爆発を受けたミステスは無事であろうか・・・ ??


悠奈達が逃げている間にこちらを語っておこう・・・


ウォーターウォール -水【水籠壁(すいろうへき)】-


爆発に直撃したミステスは周りに水壁を展開し、水の回転で爆発を防ぐ・・・

(*水を反時計回りに転回させるウォーターベールである・・・)


だが、それは・・・あくまで応急的にだ !!、これ以上の巨大な爆発は例え 『聖遺物』 といえど、無傷とはいかないであろう・・・


ぎゃぁぁあああ~~


ふと、周りを確認すると、人が溶け、家ですら融けている・・・


爆発で飛び散ったトマトの 『酸』


ミステスは瞬時にそう理解した・・・


このトマトは切れない !!


これが 『聖遺物』 が出した 『答え』 である !!


・・・飛び散ったトマトが動く !!、それは集まる様に1つのトマトへと集束し・・・


赤い池(ち)は更なる紅い血を産み出し、真っ赤で巨大なトマティーナへと為る・・・


『キング・トマティーラ』


ソイツはそう名乗る・・・、赤い血肉から 『知』 を得た怪物が悪意を漏らす・・・


『ぎゃははは、トマトたるオレは無敵なり !!、斬れば 『爆発』、飛び散れば 『酸』、そして絶対の 『不死性』、オレこそがトマトのキングだぁ~~、ひゃ~~ははははははははは~~~』


『ミステス』 ・・・低脳・・・下劣・・・劣悪・・・


救いがい・・・すら・・・ない・・・哀(あわ)れ・・・


切れなければ・・・切らなければ・・・いい・・・だけ


物理的にはトマトの言う通り、

だけど・・・、精神(心)的には違う !!


剣速歩行(火交) 『たちきり』


それは、トマトに結ばれた魂を切り取る一撃

それは、トマトから離れた魂を斬り獲る一撃


『二撃決殺』


トマトと憑依する悪魔の魂の継ぎ目・・・、これがミステスには 『見える』

なれば、それ(継ぎ目)をまず断ち切り、次にそれ(魂)を断ち斬るべし !!

ミステスは惰弱な精神(魂)を今、神速の2撃を以(もっ)て斬る !! ・・・


悪魔と切り離されたトマトはそのまま赤い血肉を撒き散らし、堕ちる・・・


こうしてミステスは 『キング・トマティーラ』 を倒した・・・

だが、トマトの数は多い !!、当然キング・トマティーラとて多い・・・

ミステスは総てを打倒する事が出来るだろうか・・・ ??

いや・・・、彼女ならその位造作もないであろう・・・

予期せぬ出来事が 起こらない限り・・・


話は悠奈達へと立ち返る・・・


悠奈達は今袋小路(街の)へと追い詰められている・・・


・・・いや、悠奈達こそが袋小路へと追い込んだのだ !!


悠奈達の前面は既に火の海だ・・・


その火の海から悪魔が水面(みなも)へ顔を出す・・・


それは 『トマト』、人の顔台のトマト・・・


それが悪意の顔を持ち、せせら笑う・・・


トマトは十字架へ吊され、手足を釘(くぎ)で穿(うが)たれている・・・


動き回れない筈のトマトガ・・・、狂喜(炎)を撒き散らしているのだ・・・


『・・・・・・・・・・・・』


そのトマトは答えない !!


死ねる弱者には言葉は必要なし !! ・・・という事であろうか ??


しかし、この3人はそんなモノは享受できない !!


悠奈はすでに 『現出』 している・・・


かの魔剣を・・・


『魔剣グレイシャー』 氷の魔剣である・・・


その創られた氷塊はトマトの真上(上空)にある・・・


当然気づかれるかも知れない・・・

いやもう気づいてるかも知れない・・・

だが、トマトは進むしかないのだ・・・、そこは袋小路なのだから・・・


そして、例え気づいたとしても奴にそれを破る時間はない !!


あきらちゃんの2丁から放たれた4発の銃弾が・・・


6×4 24本の剣へと別たれ、檻を創る・・・


サンダージャスティス -雷【囚獄】-


その剣(宝剣 グリムガウディ レプリカ)が24本がトマトへと突き刺さり、動きを奪う・・・


その次の瞬間、氷塊が空中から墜ちた・・・


グシャ


巨大な重量も持った氷塊は軽くトマトを押し潰すだろう・・・

そんな音すら聞こえた気がする・・・


だが、世の中はそんなに都合良くはいかない !!


氷が・・・氷塊が・・・不吉な音を立てて割れてゆく・・・

きりり、きりりと・・・灼熱による熔解を以(もっ)て、『氷解』 ここに為る・・・


次にその 『氷解』 を為した熱はどこに向かうだろうか・・・ ??


言うまでもない !!、作戦を失敗した3人へ である !!


炎熱が砲口を悠奈達へ向け、炎陥(えんかん)の咆吼を放つ


その極炎(ごくえん)がその3人を喰らう !!


フレイム・インフェルノ 【業火の獄炎】


絶対の 『死』 が轟炎と為って迫(せま)る・・・


(我流 マギア・エレベア)


そう、悠奈達が・・・、いや彼女が待っていたのはまさにこの1瞬・・・

敵の最大の力を己の力へと換える禁断の法 『禁呪(マギア・エレベア)』

ここに為(な)り !!


フレイム・インフェルノを・・・


C(カオス) - エンチャント !!


その獄炎がサタンちゃんへと巻き付き・・・、その姿を変える !!


炎流 鳴神3 Mode 【Lūcifer (炎魔王ルシファー)】


その髪は炎を受けて、紅く輝き、

その瞳は火を灯(とも)し、朱く煌めく、

その翼は熱を帯びて、赤熱(あか)くはためく、

炎髪、灼眼、緋翼、神を越え得る、討ち手である !!


その力は強大で目の前の敵を威圧し、

その炎熱6翼は敵を消し去る力の象徴 !!


フレイムランス -炎【炎槍飛翔】-


翼から射出された幾千の鋭槍がトマトを串刺す・・・

そのランスはトマトを家を街を次々に破壊し、トマトを刺し飛ばす !!


ルシファーは更に追撃をかける・・・


炎の槍に穿たれ、

家の壁に磔(はりつけ)にされたトマトを殴り飛ばす・・・


どごぉーーーん


殴られたトマトはブッ飛ぶ・・・

自身で破壊した街を家を更に撃(ぶ)ち破って・・・


『あきら』 さて、お姉ちゃん・・・、逃げよっか・・・、この街から・・・


『悠奈』 うん、責任って怖いよねっ・・・


街を破壊した責任は壊した人へ・・・

しかし、そこに人がいなければ、生き残った人へである・・・

されば・・・、『逃げる』 のみ、悠奈達の選択は至極正しかった・・・


(続きは→こちら