(→こちら の続き)
サタンちゃんは鳴神の速度を上げ橋へと急ぐ
その頃ビシビシと不穏を感じとった魔女達は橋へ集結していた・・・
魔女が人形が人間が機械の兵士が雁首を揃え、とてつもない数を束ねる
何かとてつもないモノが来る・・・、それは禍々しく自分達を楽しませる玩具(おもちゃ)
だが、そこに来たるモノを目の前にして魔女達は酷くがっかりとした・・・
何故なら、年端もいかず魔力すら幼稚な幼女が1人だったからだ・・・
『数が多いの・・・』
見渡す限りが敵であった・・・、無論後方からも援軍が湧き、挟撃の状態であった・・・、来る時にも散々銃で撃たれ、生傷も多い・・・
・・・何故 !? サタンちゃんが怪我をするのか・・・、あの車上戦で掠り傷すら負わない彼女が・・・
サタンちゃんは獲物に狂喜した !!
数は多ければ多い程良い、何故ならば、叩き潰した後の顔が爽快だからだ !!
サタンちゃんは猛る火を心に深く沈めた・・・
心は熱く、
頭は冷静に、
戦闘慣れした彼女はこの絶望的な戦力差をどう埋めるか思案した・・・
くくくっ、そうじゃな
完膚なきまでに潰すか
大橋は既に敵に埋め尽くされていた・・・
大局は俄然魔女有利で進む・・・、そんな中でも王は揺るがない !!
銃弾が飛び交い、目に光無き人が人を貫き、攻撃を当てようとする・・・、人形が笑い、機械人形が無秩序に暴力という猛威を振るう・・・
そんな場にあってなおサタンちゃんは冷静である・・・、銃弾を剣で裁き、人を殴り飛ばし、人形を貫き、機械人形を壊す・・・、そんな淡々とした戦闘作業に魔女は狂喜を取り戻していた・・・
彼女こそ待ちわびた玩具(おもちゃ)なのだと・・・
彼女は徐々にだが、歩みを進める・・・、
橋の真ん中位まで来た所でサタンちゃんは一言告げる !!
『飽きた』
構えた魔剣レウ゛ァンテインと魔剣アポカリプスを地面へ突き刺さし、
その名を告げる
『聖剣エクスカリバー』
『えくす、いけるな』
『うん、了解 !!』
えくすちゃんは辺りを見渡し、状況が悪い事を確認する・・・、それでもなお約束された勝利は 『絶対』 である !!
えくすは迷わない !!
主が望めばどんな絶望だろうが勝利に変える !!
それが私達に課せられた ''怨嗟'' なのだから・・・
現出 !!
魔剣エクスカリバー
そのエクスカリバーと対をなす魔剣は ''鞘'' であり、2人の姉妹である
カレドブルフとコールブランド
お姉ちゃんに力を貸してね♪
3神鳴龍
今、冥龍が1龍が現界した・・・
だが、それだけではこの場を切り抜ける事は出来ない・・・
黒い風(カオスウィンヘル)がエクスの周りを取り囲み、それを圧縮する !!
G(ゴッド) - エンチャント!!
死風を司(つかさど)る神姫がここに降臨した・・・
神・エクスカリバー
『ルシファー様の御心のままに』
そういった彼女は
更なるエクスカリバーを現出する !!
ガラティーン
アロンダイト
1つの聖剣を真っ直ぐに前方へ魔力を込めて投げ付ける !!
それは勝利を切り開く王道 !!
それは剣による死風、何人たりともこの風の前には無力である
風は累々と屍を積み上げる
残る剣で神姫は裁く、王の前に膝ざまずけと
サタンちゃんは魔力の胎動を感じていた・・・
ブースタドラッグ !!
それは一時的に魔力の底を上げるもの・・・
だとしたら、最初から膨大な魔力も持つルシファーの底とはいかなるものか・・・
とめどない魔力の放出がサタンちゃんを包む・・・
それは忘れていた過去の自分
冷酷・非情な絶対の君主
大軍勢に囲まれ、
絶望の状況の中、
ブースタドラッグによって地の底から湧き出したる彼女の魔力は・・・
これを愉しんでいた !!
下から強引な力で枷(かせ)が外さる・・・
魔力が存分に充ちる・・・
・・・この解放感・・・
それはセカイが王を認めた瞬間であった !!
現出 !!
デュランダル、グングニル、イチイバル、ソロモン
圧倒的な闇の魔力によって4つの聖遺物が黒く染まる・・・
それが王へ更なる絶大な力を与える・・・
C(カオス) - エンチャント !!
鳴神4 神・ルシファー
魔界の麗帝がここに再臨した !!
『さぁ、戯れむれようぞ、下賎なる者たち』
イチイバル・ヘル
ルシファーが矢を打ち出す所作などない !!
魔力による創造は当たり前の事すら黙殺させる
ダークメテオライト
天空の弓から放たれた黒き流星が光の矢として降り注ぐ・・・
それは王の絶対的な暴力!!、群れる雑魚を消し飛ばす剿滅の一撃 !!
雑魚など及びではない
『レウ゛ァンテイン、アポカリプス、存分に暴れるがいい』
今日のルシファー様の魔力は膨大だ !!
後ろを任された
レウ゛ァ娘とメアは嬉しく思う
【レヴァ娘(レウ゛ァンテイン)】
ドラゴニック・フォーム
TRANS-AM (トランザム)
漆黒の鎧が黒き旋風となって戦場に吹き荒れる・・・
【メア(アポカリプス)】
固有結界 『ディクライプ (罪と罰)』
アンゴル・ハルマゲドン 100分の1
黙示禄の一撃が敵を消し飛ばす・・・
囲まれた前面と後面で大規模な戦闘が起こる !!
ルシファーは待っている !!、魔女が来るのを・・・、王は動かずしても敵は来る !!
無論1人となった彼女を魔女達が狙わぬ筈がない !!
『お菓子の家』
突如現れたお菓子の城から・・・
『神過幻想』
戦上に咲く巨大な花から・・・
『東風の風』
吹きすさぶ風の中から・・・
『神曲操塊』
操られた人形の中から・・・
『金属掌握』
前方の巨大な機械兵士の中から・・・
『鏡の中の真実』
映し出される水の湖面から・・・
次々と魔女が湧き上がる・・・
1対6 !!
だが、誰も助けには行かない、王に助けなど必要ないからだ !!
1人の魔女が笑う
可笑しな魔女は笑いを堪え切れない・・・
玩具(おもちゃ)が動かずに自分達を待っているのだから・・・、ゼンマイの負けない玩具(おもちゃ)に価値などないであろう・・・
だが彼女はルシファーを嘗めている !!
戦上でまず死ぬのは・・・、死を恐れぬ愚か者だ
お菓子の魔女は神菓を無限に創造する !! それは総てを穿つ槍、滞空に揺らめくそれは魔女の号令ですぐにでも発射できる・・・
だから甘いとゆうのだ・・・、ルシファーはそんなモノを待つ程お人よしではないのだ!!
カオス・グングニル
突如橋の下から突き出した死槍が魔女を貫く
えっ・・・
魔女すら予期できない不可避の超高速の一閃
橋の下から穿たれる
だが牒はまだ生きている・・・
もがき抵抗をする
突如上に巨大な神菓が造られる、『潰れろ !!』 そう呪いの言葉を放つが遅いのだ、総てが !!
ダークデュランダル
上から降り注ぐ無慈悲の極剣が牒の頭を飛ばす
頭を失なった牒にこれ以上考える余地はない !!
あっさりと同胞を殺さた魔女だが、なおも痛快に笑う、玩具(おもちゃ)は暴れるから壊すのが愉しいのだと !!
重力が風がルシファーを覆う・・・
重力によって移動を制限され、それを風が囲む
囲んだ風の中に凍風が創られ、重力で圧縮される・・・
逃がすべきモノなどいない、アンサンブル (ニ重葬)
『グラビタス・オスト・ヴィント (重荷凍結)』
風が止む・・・、終局の時間である !!
中にいるルシファーとてただでは済まない
魔女はそう考えていた・・・
『この程度か、主らの凍風とやらは、ぬるい』
重力が押し潰す中、ルシファーは平然と告げる
激昂する魔女は更に重力を叩き付ける
『クラッセ・グラヴィタツィオーン (超重力)』
ブラック・ソロモン
アンチグラビティ
ソロモンの杖が理を逆に捩り返す
今や叩きつけられる重力は魔女へ向けられた・・・
さて、ルシファーは東風へと目を向ける、実態のない風たる狂姫はなおも高慢である・・・
勢風の風 (ヴェステン・ヴィント)
神過幻想
西から吹く轟風が神花が吐き出した炎を強化し、ルシファーへと叩き込まれる・・・
凍風の風
熱せられた大気が急激冷やされる、通常の生きモノはこの連鎖で死へと至る・・・
『懲りぬな、弱者が生きがるな !!』
王は総てを受け、なおも王威を誇示する
風は笑う、面白い玩具(おもちゃ)だと、自分は風だ !! 実態などなく殺られることはないのだから存分に楽しめる !!
これが弱者の奢りである !!
実態がない !! 無ければ造ればいい !!
ルシファーは風を捉える・・・
イチイバル・ヘル
突如現れる弾道無視の魔弓は風の手を足を串刺しに橋の側面へ叩き付ける !!
自分は無敵だと思っていた風には掴めぬ事だろう !!
ルシファーが膨大な魔力によって風の自由を奪ったという事に・・・
つまり風を魔力の箱に押し込んだのである・・・
身動きすら取れない風には次の攻撃を避ける暇はない !!
カオス・グングニル
伸びてしなり唸る神槍が心臓を穿つ・・・
また1つ牒が落ちた
魔女達を次第に状況が分かって来る・・・、狩られてるのは『私達』なのだと!!
だが不遜で傲慢な魔女はその事実を認めない !!
鏡の中に閉じ込められる
『隙をつかせて貰ったわ』
果たして隙などあったのだろうか・・・、この王に
ルシファーは不適に笑う
『くくく、これは驚きじゃな、まだこんな児戯に頼ろうとするとは・・・、固有結界など子供の遊戯、言葉遊びじゃ』
『弱者相手ならばどうか知らぬが強者相手にこれでは、くくくっ、興が醒めるの・・・』
言われた魔女は激昂する !!、そして更に言葉を紡ぐ・・・
レベルツウ゛ァイ
だが、そう語る言葉も虚しく一瞬でこのセカイは終わる !!
ガシャーン
ルシファーが突き刺さしたダークデュランダルは鏡のセカイを破り現実まで到達した !!
中から喰い破られた魔女は有無も言えず絶滅する・・・
鏡を壊し、現実へと帰還したルシファーを襲うのは超巨大な機械
金属を統べる魔女が造り上げた鋼製の輝くロボである
その巨大で重い一撃がルシファーに振り降ろされる、
どずぅ~~ん
その轟音を止めたのはルシファーの片腕1つである、更に魔力を込めた一撃でその機械の腕をへし折る
『所詮はガラクタの寄せ集めじゃな、くだらぬ』
そんな声に激昂したのか線轟が放たれる・・・
ダークデュランダル
その剣が線轟を払いのける
『撃ち片が甘いのじゃ、我が手本を見せてやろう!!』
イチイバル・ヘル
ダーク・デュランダル
巨大な弓がどこからともなく現れ、魔力を得て巨大化したダークデュランダルを射出する・・・
凄まじい速度で放たれる神王剣は魔女を機械ごと魔界から消し飛ばした・・・
ブルーメルは恐怖を覚える・・・、『こいつは尋常じゃない !! 悪魔だ !!』
それでも魔女が逃げるのはプライドが許さない!!
幻想の花が魔界の毒を瘴気を創る
この瘴気は私ですら熔かす程の猛毒だ
『哀れじゃの、魔力は魔力で消せる事も知らぬのか ??』
非創造 (ディ・ブリアー)
幻想が打ち破られる
魔女は畏怖を感じ逃げようとする・・・、だが、もう遅い !!
冷帝たるルシファーが獲物を逃す筈がない !!
イチイバル・ヘル
逃げ出す魔女の首を魔弓の矢が跳ねる
5つの牒が地に落ちた・・・
奏者の魔女の顔が醜くグロテスクに歪む・・・
破顔一笑 !!
唐突に、5つの死体がケタケタと笑う・・
それは・・・
頭を失った可笑しな蝶・・・
張り付け穿たれた風の蝶・・・
腹から抉られた狂面の蝶・・・
片腕しか残らぬ奇怪な蝶・・・
下半身が不気味に蠢く花の蝶・・・
そして、最後に 屍体を操る蝶・・・
赤い血を垂れ流し、狂喜は加速する・・・ 終演へ向けて・・・
朱い一筋は線光と為り、陣を・・・ 結界を・・・ 創り上げる !!
死のヘキサペンタグラム (六芒星)
ゼクス・マキナ 【六徴終焉】
上下に展開された ''極大魔法陣'' は檻を作り、
膨大な魔力でルシファーを閉じ込める !!
上の魔法陣から巨大な ''魔力'' が放たれる・・・
どこにも ''逃げ場'' はない !!
滅せよ !!
『我に ''エア'' を抜かせるとはな・・・』
現出 !!
断剣 エヌマ・エリシュ
【天地創造】
ここでルシファーが行う ''創造''、それは・・・
天地逆転 !!
自分以外の理を曲げ、セカイを創る !!
中へ閉じ込める結界は・・・
外へ解放、砕け散る !!
下へ向かう極大魔力は・・・
上へ逆転し、ヘキサグラムを砕く !!
『終りじゃな、操りの主よ !!』
ダーク・デュランダル
最後の魔女の首をはねた
『はわぁ~、ルシファー様、素敵すぎますぅ~』
『流石はルシファー様ですわ♪』
レウ゛ァ娘、メア
『終わったのか ??』
見ると、後方は総ての敵が倒れ伏せている、前方とて同じ様なもの・・・
エクスカリバーによる惨殺は総てのモノを斬り伏せていた・・・
『走るぞ』
ルシファーは橋の東端でエクスへ追い付く
『ご苦労様でした、我が王よ』
『まだ行けるか、エクスよ』
『はい、ご命令とあらば・・・』
エクスが言うのが早いか・・・それが現れるのが早いか
突如 黄金は現れる !!
『久しぶりですね、ルシファー様』
『200~300年ぶりですか ??、相変わらず・・・煩(わずら)わしい・・・、そろそろご退場なさい !! 過去の王よ !!』
『主は性格が歪んだようじゃな・・・』
『逃がしません !!』
『ゴルド・アルケミア (黄金練金)』
ちぃ、
『エクス、ゆくのじゃ』
エクスは聖龍へと還り、空へ飛翔する・・・
約束の地、約束の場所へと辿りつく為に・・・
金は辺りを埋めてゆく・・・
街路樹を・・・建物を・・・街を・・・総てを黄金が飲み込む・・・
これがベアトリクスのゴルドタッチ (黄金強制) である・・・
だが、加速に乗った聖龍の速度は黄金の比ではない !!
危険空域を最高速で脱出する・・・
''約束された勝利は此処に為った''
ルシファーは鳴神を解く
『はぅ~、も~解いちゃうんですか ??』 (レヴァ娘)
『当たり前じゃ、今の我には負担が大き過ぎなのじゃ !! それにブースタドラッグの効果もそろそろ切れるしの・・・』
『そんなに早いんですの ??』 (メア)
『使ってる魔力が違うのじゃ !!、悠奈達であったら大丈夫であろうが、我は無理矢理底を開け放つ感じ故、全然魔力が足りぬのじゃ・・・』
『一時の栄光じゃな・・・、やれやれなのじゃ・・・』
βルート(完)