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みなみけ 3姉妹(非日常)

この物語は御波家3姉妹の非凡な非日常を淡々と描くものです。過度な期待はしないでください。 σ(シグマ)世界線の物語だよっ♪ (第9話 参照)

(→こちら の続き)


悠奈達へ先に行く事を促したミステスは今大きな津波と対峙していた・・・

津波を叩き切る

ミステスは橋が無くなった水面(みなも)へ歩みを進める・・・


自身の体重を浮力+魔力で支え、魔女が待つ ''狩り場'' へ

そこへ出でたるは、ローレライ


人々を水難へ導き、生気(魔力)を奪い取る ''水の狂姫''


水牢の壁が周りを囲む・・・

元々ミステスは脱出する気などない !!

『強者』 との戦いこそ彼女の望むとする所なのだから・・・


水弾が放たれる

ミステスはそれをブッた切る・・・

しかしミステスの調子は悪い・・・

身体が頭が熱を持ち、上手く動かない・・・

『死になさい !!』


水の弾丸が轟きをあげ、彼女を穿つ・・・


突如 ミステスに変化が起きる・・・あっさりと流麗にカーテンを裂くように水の流れを断ち切る !!

その姿は水の聖女の如く

水色の長い髪を靡(なび)かせ、

水の羽衣を思わせるドレスを纏う・・・


それは麗しく煌びやかであり、神々しくさえある・・・

『ミステル』 うわちゃ~、怒られちゃうなぁ~、コレは !?

私は、可愛い妹の成長を見守りたいだけなんだけどなぁ~ ・・・


う~~ん、まぁ、いっか♪


さてさて、姉たる私が雑魚を始末しちゃいますか♪

水が流るる方向は必ず 『上から下』 である !!

だから、水弾はミステルには届かない !!

逆にミステルの水弾はローレライの腕をへし折り、砕く・・・


ごきっ、べきん

歴然たる力の差がここに示される

だがここは羊水である

負ける筈がない


レベルツヴァイ


『ヴォルター・ドラゴニックヘッグ (水神龍)』

羊水で創られた巨大な水龍が更に圧縮された水弾を放つ

流石に、この速度と水圧・・・、『潰れてしまえ !!』

だが、ミステルはそれを流麗に斬る !!

『必殺』 の剣は ''即滅''


本来の魔剣の主である彼女の前に斬れぬモノなどない !!


ウォーターネイル

龍のかぎ爪が ''水の牙'' となり、ミステルを襲う !!

それを・・・斬る !!


『馬鹿な、馬鹿な・・・、ここは私のセカイ(羊水)だ !!、こんな事が・・・』


『ミステル』 そろそろ終りにしますか・・・


羊水が ''龍'' だとするならば、それを斬ればこの勝負は終わりです !!

''明鏡止水''


セカイが止まる !!


龍が一刀両断にされる・・・

ここに水の牒が落ちた

『ミステス』 む・・・、お姉ちゃん・・・いいとこどり

時間・・・取られた・・・急ぐ

ミステスは身体の構造を ''龍'' へと造り換える
血管を臓器をより頑丈で柔軟で強靭なモノへと・・・
これが龍に鳴れないミステスの 『龍化』 である


''ドラゴニック・フォーム''
血管、臓器の中を浸透するようにドラゴニック・フォームの薄膜が包み込む !!

それは血液を効率良く滑らし、かつ臓器への負担を軽減する被膜

ミステスは魔血をエクストラブリアー(Ex-ブリアー)する
血液を ''魔血'' に造り換える
その魔血は効率良く流れるさらさらの血

それを水を操るミステスは加速させる・・・

ハイ・ブラッド

自身の性能を加速させるミステスの奥義(秘技)である !!
ミステスは駆ける
とてつもない速さで・・・

3つの分かれ道に辿り着く

ミステスが選ぶは当然 ''右の薔薇''

『強者』 を倒すのみである

ミステスの速度は薔薇など及ばない、茨の道を突っ切る・・・

邪魔な薔薇は叩き斬る !! もはや彼女は止められない !!

そこで待つ者は ''薔薇の魔女''
誰にも来て欲しくなかった魔女は辟易(へきえき)する・・・


薔薇の魔女は強い !!

だから無駄な争いは好まない・・・、しかしこの子は違う !!

薔薇の蔓(つる)の螺旋を悉(ことごと)く切り、かつ自分との距離をどんどん詰めて来る・・・

魔女は狂喜する

が、薔薇の騎士 はまだ動かない・・・

刃螺が貫き穿つ

ミステスはそれを見切る !! 刃を紙一重で躱し、迫る刃を叩き落とす !!
いつのまにか持ってる魔剣は ''2本'' ・・・
『必殺』 と 『一殺』 の魔剣
ミストルティン は2振りである !!

2本の魔剣が億の刃を上回る・・・
所詮数だけの刃など敵ではない !!

バラは確信した !!

この子は私に全力を出させる為にいる !! と

刃螺がうねり、
その巻き戻しの反動を使って逆螺旋でミステスへ高速で迫る・・・

それは、バネが蓄えた力を解放するが如く ''螺刃'' と為る !!

ぎゃりりぃぃーー

剣と螺刃がぶつかる音が響き渡る・・・

ミステスは2剣でガードするが・・・、弾くのが精一杯である・・・

その逆螺旋の螺刃が次々と襲いかかる・・・

ミステスは考えた・・・
ガードできないなら、
止めるまで !!

剣の尖端を螺刃の尖端で合わせ、中心を穿つ事で螺旋を無効化、止まったエネルギーを弾き飛ばす !!

とんでもない神技だが、聖遺物はそれを可能とする !!

バラはゾクゾクした、『こんな好敵手がいたなんてね』


『薔薇の騎士』 がついに動く
薔薇の刺を1本抜き、それを己の剣として

1対1 剣と剣の勝負である !!

ミステスは 『一殺』 の剣を構える

バラは 『刺殺』 の剣を構える

バラの速度は常識を超えていた・・・


『突く』 ただそれだけの事が 『衝く』 となり、衝撃波を打ち出す !!

にも関わらず、その突きは見えない・・・

見えぬ 『衝撃』 がミステスを襲う

だが常人には見えなくてもミステスには 『見えている』

しかし、見えていても早過ぎる突きに身体が対応できないのだ・・・

ハイ・ブラッド状態のミステスでも対応できないのだから、

もはや神にも勝る ''神技'' である・・・


ミステスは勘だけで無理矢理 剣を次の突きが来る場所へと 『置く』

そうする事で一応の防御は可能だ !! (*剣筋を予測した対応)

『勘のいい子ね、私の刺突を予想して受けてる、ただその素直さが命取りだわ』

バラは虚を使い、実を隠す・・・、バラの刺は何処にあるのか予想が付かない・・・

流れが変わる、バラの攻撃が虚実を結び、今 限りない死突を結ぶ・・・

・・・そこに誘導されたとも知らずに・・・

ミステスは気づいていた・・・、虚を混ぜて来ている事に・・・


だから ''わざと'' それに乗った !!

後は、その誘導された一撃に反撃を返せるかどうかだ・・・

見えない攻撃だが、来る場所が分かっているなら、

一瞬だけ相手より早ければ、打ち破れる !!


オーバー・ブラッド

ミステスの血が限界を越えて巡る・・・

使用時間は ''5秒''
その間に剣を合わせ 剣に乗せ、相手の力を利用して撃ち返す !!

ミステスの類い稀なる剣の才覚が冴えを見せる

相手の死突が完全に 『見える』 !!

そこに剣を合わせ、乗せ・・・今、叩き斬る 『一殺』 の必閃 !!

バラから血が吹き出す

『そう、私の負けか・・・、最期の一撃・・・、面白かったわよ・・・』

ここに 薔薇の牒が落ちた

はぁはぁ

ミステスは肩で息をする・・・、強敵との戦いに勝利した充足感は何事にも代えがたい

だが、ミステスは更なる強敵を望む !!

目標は 『神(お姉ちゃん)』 なのだから !!

ミステスは疲れた身体に鞭(むち)を奮い、約束の場所へと突き進む・・・

・・・もう余り時間は残されていない・・・

γルート(完)