昨日までのキャンペーンが終わり湯沢からです。きれいに晴れておりますが、気温は低く、実にさわやかな天気。最後のセミの鳴き声が聞こえています。
さて、今日は少しまじめなお話。
前回のブログに書いたお宅で、「感受性」という話題になりました。みなさんは「感受性」ということってどうお考えですか?
辞書で意味を調べてみると
「外界の刺激や印象を感じ取ることができる働き」とあります。
類語だと「感じ」や「知覚」と出てきます。
つまり「気持ちのいい天気だなあ」とか「気分が悪い言葉だなあ」とかいうのを感じること自体が感受性なんですね。
では、「感受性が乏しい」というのは、どういう状態なのでしょうか?
「おいしい」とか「この色が好きだ」とかいう感覚がないということになるのでしょうが、でも・・「ほんとに??」と私は思ってしまいます。
そんな人間います?何を食べても「おいしい」と感じないとか、好きな色がないとか、そんな人って世の中にいるのでしょうか?
その感情を表に出さないだけで、心では何かを感じているはずですよね。ただ、性格や人種、その人を形成してきた環境や教育によって、その気持ちを表に出すか、出さないかということの違いだけなのだと思うのですが・・。
以前に、ピアノ講師をされている知人から、「最近の子供たちに、音楽を聞かせて、この曲好き?と聞いても、わからないと答える子供が多い」と聞いたことがあります。また「このキャンディーはおいしい?」と聞いても、「わからない」と答えると。
ほんとにわからないのでしょうか?私はきっと、その子供達を取り囲む環境だと思いたいのです。「好き」とか「嫌い」とか「おいしい」とか「きれい」とか、そう感じたことを素直に表現したときに、何か彼らにとって「表現」することがNOといわれたような感じを得たために、どんどん感情を出さなくなったのでは?と。
確かに自分の小学校時代を振り返ると、ディスカッションの場というのは少なかったと思います。意見をいうと周りから「目立ちたがり」と言われた経験って、結構持ってる人多いんではないでしょうか?今の小学校なんかでは、どうなんでしょうね?グローバルな世の中になってきている今、自分の感じたことや考えを表現してゆかないと、外国人とは渡り合ってゆけない時代なのだと思うのですが・・・。
私たちのようなサービス業の仕事では、感受性は非常に重要だと思っています。お客様の少しの上達を感じて、感動して、言葉や表情に出せる能力。冬であれば雪の結晶を見て綺麗と感じる心、季節が変化してゆく空気を感じる感性。そういうものがなければ、サービス業としては不合格ではないかと。
私はスキーが大好きで、この仕事を始めました、ひとりでも多くの人に、雪のフィールドで遊ぶことの楽しさを知ってほしいと思う気持ちには変わりはありません。しかし業界自体は決していい状況ではなく、むしろ年々悪い方向に向かってしまっています。業界内では、色々な分析がされ、色々な角度から対策が打たれていますが、一向に歯止めが効いていませんね。
お客様の少しの変化を喜び、感じ、日々変わる景色、季節を感じて、お客様にお伝えする。こういうことの重要性を感じ、自らの感受性を磨く努力をしている人間がもっと増えてくる必要もあるなあと思うのは私だけでしょうか?
ひとりずつでも、そういう人間を増やしてゆきたいって思ってます。