ダスキン修了式にて・・ | From INAJI~新潟より愛をこめて~

From INAJI~新潟より愛をこめて~

YOC湯沢アウトドアセンター、障害者スキースクール・ネージュを運営する
NPOネージュのINAJIが綴る日々です。

duskin2こんにちは。出張が相次ぎました。

写真は、先週30日のダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業第六期生の皆さんの修了式でのひとコマ、アグスさん(fromインドネシア)がライブで歌っている姿です。私は、研修生の皆さんとは水泳とスキーでお付き合いしましたが、彼は水泳への参加も少なく、スキーについてもリフトに酔ってしまって、イマイチ楽しむことができませんでした。私の中の彼へのイメージはいわゆる「アカンタレ」だったのです。

しかし今回、修了式で、私の彼へのイメージはガラリと変わりました。というより、自分に対して恥ずかしく、そして、彼に申し訳ない気持ちでいっぱいになったのです。彼は全盲です(まったく見えません)、もちろん楽譜は読めません、鍵盤も見えません。しかも、今回のライブの音あわせに許された時間は、たったの3時間!!その状況で、彼は見事に音を合わせてきました。イキイキとした表情でキーボードを見事に弾き、その歌声は参加した人々を感動させるレベルのものでした。私自身も彼の歌声で目が潤んできたほどでした。
その彼を見て、人にはそれぞれ才能があって、一部分で判断をしてはいけないとヒシヒシと思ったのです。彼を「アカンタレ」に決め付けていた自分を恥ずかしいと思いました。いつの間にか、教える、いわゆる「上」から人を見るようになって、自分の尺度にはめようとしていた事を気づかせてくれたのです。私は最後にそのことを彼に謝り、そしてお礼を言いました。その時、彼は「またスキーがしたいね!」言ってくれたのです、すばらしい人格者でした彼は。教えたのは私でなく、彼が私に教えてくれました。ありがとうアグス!また会おうね!!