稽古終わりに
上手になりましたと
俺みたいな下手っぴを相手にお世辞を言ってくれる
有り難い事だ
俺だけじゃなくて
みんな上手くなっている
そういうのがわかる
みんなのお陰です
自己鍛錬は欠かさなかったけれど
相手の体勢を感じるような感性はやっぱり実際に触れ合わなければ育たない
相手あっての事だから
やっぱりこれは
俺が僅かでも上手くなったとするならば
やはりそれは
みんなのお陰と言うのが正しい
天地投げ
普段はやらない技なので
認識に不備があるとは思う
下の手は隅落としのやり方をそのまま使うので
それだけでも相手を転がせる
かわりに上がよくわからない
応用出来そうなのは入り身投げ:投げ動作なので
それを使用していたが
やってく内にどうも違うようだと思った
天地投げは
座り呼吸投げのように
対称的な2つの方向
上下後方へ崩して投げる複合技術だと思っているが
最終的には1つの点に帰着するような気がする
まぁ、普段やらないから仮説の域を出ない
感じ取れたのは
俺は身長が低いから下の手をメインにして崩すのがやりやすい
相手に持たれた手を上に上げて相手の肘の遊びを取り
肩を動かして崩してしまうには
それなりに間合いを詰めてしまわなければならない
現段階ではっきりわかるのはその程度の事だけである
上手い人はもっと深い認識やそれに応じた様々なやり方や工夫があると思う
相半身片手持ち四方投げ表
一歩目の手首を外す動作の際、ちょっと相手の手首を捻っておき
もう片方の手で更に捻って相手の尺骨ととう骨をクロスさせるようにして、手首と肘の動きを制限してしまう
二歩目の動きと同時に行う
崩しと言うよりは相手の動きを制限して遊びを取る事を目的としたものだと思う
色々と勉強になった
さぁ
帰って自己鍛錬
木刀素振り
木刀は教えてくれるだろうか
触れるとはどういう事か
動くとは
どういう事か
問いかけるように木刀を振る
そういえば忘れていた
この
動禅としての感覚
これはこれで
俺にとっては掛け替えの無い
大切なものだ
無舞
水面に広がる蓮の華のように
腕は胸の真ん中から
脚は左右の股関節から
武道の役には立たないかもしれないけれど
もしかしたら役に立つかもしれない
どっちでもいいのだ
そんな事は取るに足らない
今
此処にある
この感じ
今はこれだけあればいい
すぐ隣に家が建つようだ
今の場所でやるのはもう難しいかな
不安がある
人目を気にせず自分の稽古に没頭出来る
良い場所だったのだけれど
まぁ
それならそれで仕方がない
自然の流れに任せよう
桜花の優しい色が人々の眼を和ませる季節
夜の寒さも和らいできた
春の月の明るさが
天と地に放たれている