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心と身体が受け入れられない苦悩5~東大生の就活事情
興味深いニュースがあったのでご紹介します。
東大生が面接の自己PRで使わない「ある一言」 企業はどんな学生がほしい?重視する要素とは(
企業が選考に当たって重視した点の第1位が「コミュニケーション能力」になっている。
俺の塾に大学生が来ると、普通なら入れないレベルの企業に就職してしまう。
この事例がとにかく多い。
転職でも苦労なく、スムースに次の会社が決まってしまうのだ。
恋愛以外のことでお礼を言われることはよくあるが、入社関連でもそうである。
ナンパをやっていれば相手の表情を読んだり、空気を読むことになり、コミュニケーション能力が抜群に上がる。
それができないと、苦労してお茶に誘った女と関係が築けずに連絡が取れなくなってしまう。
4位には「協調性」が入っている。
これで俺に怒られた生徒は数多いが、そうやって俺は生徒を成長させている。
それ以外に他の生徒に迷惑をかけるのを俺はもっとも嫌うからだ。
協調性もないヤツに穏やかに指導してどうにかなると考えているヤツは余りにも甘すぎる。
そのようなタイプは自分自身に協調性がないと思われる。
しかし、こんな話はどうでもいい。
俺が興味深かったのは「主体性」に関することだ。
記事には「主体性」以外にも「自主的」と「積極的」という言葉が出て来る。
俺が開業した頃から不思議に感じていたことがある。
モテるのだかモテないのだか解らないようなモテ本の著者がいるだろう。
このような著者は漏れなく、モテないのだが、その理由の一つとして彼らは決まって本の中で「積極的」という言葉を使う。
皆さまの周囲の自称モテるという女もこの言葉を頻繁に使うだろう。
どうして彼らはこんなにバカなのだろうかと長年俺は思っていた。
作者デビューした2003年から一貫して俺は著作物で「積極的」という言葉を使っていないし、このブログでも異性に対して積極的に」なんて言葉は一度も使っていない。
記事に岡山大学の「非認知能力」の研究をしている准教授のコメントがある。
「積極的」と同様に俺は「自主的」という言葉を使ったことがないが、近刊でも主体と客体、そして「認知の歪み」や「認識の誤り」という言葉が散見されているだろう。
以下に近刊『究極の恋愛論(男女共通講座)前編』の第6章からの引用を紹介した。
この短い引用からも「主体」「認識の歪み」(=認知能力の欠如)という言葉は見受けられる。
就活生からすれば面接官は客体に該当するが、その面接官から「自主性」がどれだけ評価されていないかが解るだろう。
しかし、さすがに東大生である。
偽物のモテ本の著者と全然違って他人(=面接官)の前で完全に本質を見抜いている。
生徒の中でも「自主的」「積極的」であれば悩みや物事が解決すると信じて疑わないレベルが低い者がいるが、このような生徒に限って決まってコミュニケーション能力が無く、俺だけでなく時としてほかの生徒まで不快にさせる言動を頻繁に取る。
恋愛に限らず、仕事でも対人関係でもこれは言えることなのだが、彼らは「自分の心と身体が受け入れられない苦悩」に関する程度が低い。
さほど苦悩しないのだ。
なぜならば、記事からも解るように彼らは「積極的」であれば悩みも含めて物事が何でも解決すると考える非認知能力者だからである。
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