なあんだ! | 太亮の独言毒言

太亮の独言毒言

絵本作家、イラストレーター、デザイナー、アート・ワークショップなどで
活動している木村太亮の公式ブログ。
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叔父貴の回顧展を府中市立美術館でやっていたので一応行って来た。
叔父貴は漫画評論家で現代美術評論家であった。
「石子順造」という。
「キッチュ」という価値観を世に知らしめた人である。
また、漫画評論家としては、ガロを始め、
アンダーグラウンドな世界や、厭世的な価値観や
あるいはナンセンスな表現手法含め、体系的に評論した最初の人だと思われる。

まあ、そんな訳だが、その手の事を気にしたと言うか、
著作に触れたのもここ10年くらいの話である。

生きている頃は、ほとんど我が家へは寄り付かなかったし、
お小遣いもらった事もない。
一度だけ清水の家に遊びに行った事はあるが、
あまりにも幼い記憶で、清水の家に行く途中のタクシーの中で
兄貴が吐いたことくらいしか記憶がない。

正味、あまり仲のいい兄弟ではなかったし、
たまに親父に電話が来ても、言い争っている記憶しかない。

さて、昨年、府中市立美術館の学芸員さんからメールが来て、
「生前の叔父貴の事とか、年譜に関してとか聞きたい」
と言われた。

が、忙しかったし、上記のような理由で、すげなくしてしまった。
それで、何か悪い事しちゃったかな?と思っていたので
この際、「ゴメンネ!でも上記の如しなので・・・」
と、伝えに行こうと思ったのである。

府中市立美術館は、我が家からバイクで15分ほどか?
トコトコ行った。んで、チケット購入ついでに学芸員さんを呼んでもらった。

で、「実はこれこれで・・・・」
と、話し出したら、
「来客中で時間が取れない」
「たくさんの方にメール出したしなあ」
と、いう。

あそ、それなら別に「ゴメン」も必要なかったね。

まっ、それだけの事だ。
僕はちゃんと入場券を購入し、サラリと叔父貴の足跡をなぞって来た。

ナルホドね。確かに面白いよね。現在の礎であることは疑いないな。

ただ、虚と実は、少し違うんだけれどね。フフフ