松田直樹選手死去。無念 | 太亮の独言毒言

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元代表の松田直樹選手が亡くなった。

練習中に心筋梗塞を起こし、その練習場にAEDが設置されておらず、
それでもサポーターの中に看護婦さんがいて、
救命措置をとったが、間に合わなかった。

ファイト溢れる良い選手であった。
こだわりのある選手だった。そのこだわりゆえ、はみ出る事もあった。
でも、サッカー選手らしい、サッカー選手であった。

実に惜しい。

しかし、なぜ練習場にAEDが設置されていなかったのか?

それは先日来のなでしこが置かれている練習環境にも見られる
日本の遅れた考え方から出ているのだと僕は思う。
ハッキリ言って、「人災」である。

近年、異常な気候の続く日本である。
熱中症の発症も異常な数値である。
そういう状況の中で練習したり、試合したりすれば
今回のような事例が出て来るのは、当然想定出来たはずである。
サッカーだけでなく、もっと色々な場所で同じような事象は
当然起きる。

そう考えた時、すべての体育施設にAEDが配置されるべきじゃないのか?
厚生労働省や文部省など縦割りでなく国が積極的に
お金を出して配備しておくべきものじゃないのか?
あるいはトトの売り越し金や、分配金を
こういう所に使うべきじゃないのか?

でも実際には、これは地方自治体の体育施設を管理する部署が
所管しちゃうレベルの話になってしまう。
そうなると・・・
「予算がないから来年から少しずつ・・・」
そうなっちゃうんだよなあ。

ずいぶん昔の話であるが、西伊豆のある海水浴場では
AEDを配置しようとしたら、高額なレンタル料金がかかり
導入を一時、断念したという事実もある。

あのさ、命を守るためには、お金を使おうよ!
それは全然無駄じゃないと思う。

置いておいても「不慮の事態」が起きた時にしか使えないモノであることは
間違いないけれど、「不慮の事態」が起きてからでは遅すぎるんだからさ。

僕は数十年前から、そういう目的のグッズを考案して、
数年前からようやく商品化に向けて動き出した。
そのモノもいわゆる「不慮の事態」が起きた時にしか
役に立たないものである。
でも、そういうモノが、考え方が、必要なんだよ。

起きてからでは遅すぎるんだ。

今回の松田君の死が無駄にならないように所轄官庁
ならびに所轄管理の部署は真剣に考えて欲しい。
今現在設置されている体育施設だって、
大きな体育施設の事務所に一個みたいな事が多い。

勝負は梗塞が起こってから2分以内なんだよ。
もっと、個数も増やすべきだし、使用出来る人たちの講習も
もっともっと気軽に受講出来るようにした方が良いと思う。

ちなみに僕は赤十字の資格認定を受けたけれど、
今は資格失効中。しかもその時は「AED講習」はなかった。
まあ、実地の三角巾ワークや止血措置は、充分出来るけれどね。
経験も豊富だし・・・。
でもさ、赤十字の研修なんて3日間だよ。
かと言って消防庁の初級は、簡単すぎるしね。
「AED」の使い方なんか授業でやれば良いのにとさえ思うよ。

助けられる命を一つ失ってしまった事実を忘れないでいたい。