その歩みには学ぶ所が多い。 | 太亮の独言毒言

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絵本作家、イラストレーター、デザイナー、アート・ワークショップなどで
活動している木村太亮の公式ブログ。
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バイクで買い物に行く途中、頻繁に見かけるオジサンがいる。

このオジサン、たぶん脳梗塞か何かの病で
歩行が困難になってしまったのだと思われるのだが、
ほぼ毎日、買い物に行っている。

足をハの字にして、その一歩の歩みは
たぶん10cmくらいずつ、両足その状況なので、
遠目に見ると、歩いているようには見えない。
でも、確実に10cm、20cmと動いている。

今日も買い物に行く途中、オジサンをみかけた。
買い物を終え、帰宅しようと思ったら、
オジサンはまだ買い物に行く途中だった。

たぶん短めに計算しても30分以上はかかっているのに
最初に見かけた場所から帰り際に見かけた場所まで
たぶん30mか40m。いやもっと短いか?
オジサンは、それでもひたすらに歩いているのである。

どうして毎日買い物に行くのか?
それがリハビリなのか?
いつも帰り際に持っているのはお弁当かお惣菜みたいなんだけど
それは購入してから帰宅するまでに冷めてしまわないのか?
途中で雨降って来たらどうするのか?

色々と疑問はあるのであるが、
彼の歩みには、無粋な質問を受け付けない何かがあり、
未だに聞けないでいる。

でもね、ホントハイハイする赤ん坊より遅い歩みなんだけれど、
何だか哲学的でね。何かを感ぜずにはいられないのだな。ウム