一昨日の事であったが、通り雨があった。
家へ急ぐ子どもたちが、口々に
「急げ急げ!被爆しちゃう!」
と言っていた。
僕が子どもの頃、アメリカとソ連が冷戦状態で
核の問題が表面化し、両国による核実験の影響で
放射能に汚染された雨が降った。
とても醜い一時期であった。
その頃、雨が降ると年配の人たちから
「放射能に汚染された雨に当たると毛が抜けちゃうよ!」
などと、よく注意されたものであった。
日本では、その前の第二次大戦で世界で唯一
原爆を被爆している国で、その爆弾が落とされた後、
雨に混じった放射能で被爆した人も多かったと聞く。
その頃、人々はその雨を
「黒い雨」
と呼んだそうな。
さて、今回の原発事故で、現時点で降って来る雨に混入している
放射能が、それほど高濃度だとは思えないけれど、
何となく、子どもたちの言葉を聞いて、背筋が寒くなる気がした。
今の時点なら、笑い話に出来るような事だが、
これからの対応如何によっては、現実化しないとは限らない。
それも唐突に発表されちゃうような状況になりかねない。
しかもそれは、現在の避難勧告地域に限らず、広範囲になる事は間違いない。
とても憂慮すべき問題かも知れない。ムムムム
ところで、子どもたちがそういう事を口に出したって事は
そういう事を入れ知恵した人がいるんだろうなあ。
それはたぶん、僕らより年上のおじいちゃんとかおばあちゃんとか・・・。
その人たちはね、きっと、当時、放射能に汚染された雨を浴びると
「頭髪が抜けちゃう!」って信じてた人たちなんだろうなあ。
昔、呑み屋でお友達になったツルッパゲのおじいちゃんがいて、
「これは、子どもの頃、広島で黒い雨に打たれてハゲたんだ」
と、酔っぱらう度に話していた。
ある時、そのおじいちゃんの親戚が大挙お店に来た事があるんだけれど、
兄弟みんなツルッパゲだった。
おじいちゃんの弟さんが言う事には、
「兄はあんな事言ってますがね、うちの家系はみんなはげてるの。
ジイチャンもヒイジイチャンもツルッパゲ!イデンです、イデン!」
と、カラカラ笑っていた。
何かツマラナイ事、思い出してしまったかな。アハハハ