「描く事」が苦手の人たちへ | 太亮の独言毒言

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絵本作家、イラストレーター、デザイナー、アート・ワークショップなどで
活動している木村太亮の公式ブログ。
まあ、単なる戯言だとお聞き流し下さい。連絡先は、deeworks3623☆gmail.com

今週末、板橋区にある板橋区立熱帯環境植物館で恒例のアートワークショップをします。

太亮の独言毒言-板橋

このアートワークショップは、独特のカラーペーパーを手でちぎってもらって
ファシリテーターと一緒にイキモノを作ってもらい、
最終的にその作ってもらったものを一枚の大きな壁画に仕立てる。
と、いうものです。

対象年齢は、「全年齢」です。

子供向けのイベントだと思っていらっしゃる方も多く、
(また、館側としても子供向けイベントとして企画している様ですが)
横目で見ながら、通り過ぎる大人の方もおられますが
実は大人の方達の方が、経験していただけると、
永年のトラウマを解消していただけたりします。

「絵を描く」のは苦手。

そう思っちゃいませんか?
「なぜ?」と聞くと大抵の場合「上手に描けないから・・・」

「絵を描く」のと「上手に描く」のは別の話でしょ。
描く事を生業としているならば、「上手」は必須です。
でも「描く」だけが目的ならば、

「楽しきゃいいじゃん!」「面白きゃいいじゃん!」
「できちゃった!でいいじゃん!」

僕のアートワークショップは、それを体験してもらうためのモノといっても
過言ではありません。
だから「手でちぎってもらう」。
手でちぎるのは「上手」を捨ててもらうためです。

ところで、上記の「上手に描けない」という人たちの「上手の定義」を聞いてみると
これまた、大抵の方が
「写真のような絵」であったり
「ファンシーな絵」であったり、
あるいは「マンガのキャラクターがそっくりに描ける」
というものであったりします。

写真のようにと思うならデジカメでいいじゃん!写真で良いじゃん。
ファンシーなんてのは、完全な「記号」です。記号は伝えるもの。伝われば良いのです。
マンガのキャラクター??それは結局人の絵です。あなたの絵じゃない。

下手とか上手とかをモノサシにしない絵の考え方があっても良いと思うのです。
それよりも「その人らしい」「キモチがよかった」「タノシカッタ」
そういう感覚を持ってもらう事がとてもだいじなのです。
特にお子様をお持ちの親御さんたちには、その感覚を持って子供たちの作品に接して欲しい。
そうすると、おのずと作品の良い所が見えてきます。そこを褒めてあげて下さい。
そのためのトレーニングと考えていただいても良い。

まあ、イベントという特性上、時間が限られてしまって、
「完全解放!!」まで至れず、逆に「思い通りに出来なかった」と言う方もおられますが
板橋の場合は、基本何個作ってもらってもいいので、納得するまで自由に参加して下さい。