今年もJリーグが開幕した。
(まあ、色々と不安要素を抱えてだと思うけれど・・・)
その中の鹿島vs浦和をTV観戦した。
(味スタのチケットもあったのだが、用事があったので友人に譲った)
一言で言うと「鹿島は素晴らしかった」
僕は特定のチームのファンではないが、以前から鹿島のサッカーは
あまり好きではなかった。
どこかしら「マリーシア優先」なプレーが目立ったし、
ジーコ以来の伝統なのか?審判へのクレームが多かったりしたからだ。
でもね、昨日の鹿島は素晴らしかった。
戦術、技術、運動量などなど、理想的な闘い方であった。
正味、対戦相手の浦和のフィンケ監督がやりたいのも、あのサッカーなんじゃないかと思った。
とにかくデフェンスが固い。そしてクリアが単なるクリアに終わらず、
攻撃への起点となっている。そしてその起点から相手ゴールまでの行程が
シンプルでメチャメチャ早く、チーム全体の攻守の切り替えが早いから
相手ゴール前に詰めている人間が多い。その上、シュートが正確であった。
正直、非の打ち所がなかった。
岩政はトップチームに呼ぶべきだと思う。
対して、浦和の方は序盤こそ、「練習してきた形」は出来ていたものの
後手後手に回ってしまい、運動量が落ちてくるとともに、
昨年よりもさらに悲惨な状況になってしまっていた。
まあ、それでも2点で止めれたのは、浦和ならではなのだと思うけれど。
他の試合を見ると、ジュビロは新参の山形に6点取られているし、
FC東京も4点やられている。
試合内容は見ていないから、なぜなのかはわからないけれど、
こういう大量失点は、長丁場のシーズン考えれば、避けなくてはいけない一時であろうと思う。
ともあれ、長丁場のシーズンなのである。間にはWカップ予選もあるし、ACLもある。
鹿島がこの強さを維持していくには、相当な負担があるはずである。
とりあえず今年の見所は、「鹿島をどこがやっつけるか?」だな。
話は変わって・・・。
WBC vs韓国戦。大方の予想を裏切り、宿敵韓国に13-2でコールド勝ちした。
誰がヒーローと決める事の出来ないチーム一丸の勝利だった。
(ちなみにアンパイヤも予想通り、いい加減ではあったが・・・)
が、やっぱり、イチローは特出していたように思う。
第一打席のヒット、初球のストレートは好きなコースなのに見送り、
変化球を待って、ライト前ヒット。
キム・ガンヒョンは、嫌な予感がしたと思うよ。次の中嶋、青木も同じ。
「あっ、狙われている」
そう感じさせるには、充分な連打であったと思う。
キム・ガンヒョンは実に優れたピッチャーであるが、でもまだ20歳。
うまく行けてる時は、イケイケで無敵だが、不安要素が生まれた時には
たぶん、それを覆すだけの経験値はまだない。
その不安要素を増幅させたのは、またイチローだった。
2回ノーアウト1,2塁、イチローに相対する前にキャッチャーが
キム・ガンヒョンの元へ歩み寄っている。
内容は分からないけれど、たぶん、
セオリーなら「引っ張ってくる」というような一言ではなかったか?
そう、セオリーなら右方向に強い打球を打って、
最悪でも1アウト2,3塁にすれば良いのだ。
(高校野球なら送りバントだな。序盤だし)
イチローの選択は「送りバント」であったのか?
僕は違うと思う。明らかに自分も生きるセーフティバントであったのだと思う。
東京ドームの人工芝は、ファールゾーンへ転がりにくい。
まっすぐ転がってくれるのだ。韓国のサードはホースアウトのために定位置にいた。
打球を殺す事が出来れば、キム・ガンヒョンは左ピッチャーだから、
ファーストに投げるには一回転しなければいけないし、
このタイミングで選択出来るプレーはいくつかあったが、
キム・ガンヒョンに一番精神的ダメージを与えられるのは、
イチローの選んだこのプレーだったと確信する。
他の選手の活躍も重なり、この回、ジャパンは5点を重ねる。
この回で、ほぼ試合は決まったような気がしたね。
最後のコールド云々は、韓国側にも考えがあったように思う。
ところで、キム・ガンヒョン含め、韓国選手に
北京の時のモチベーションは感じられなかった。
もしかすると(穿った見方の一つであるが)彼らは北京で金メダルとって
すでに「徴兵免除」になっている。それも一つの要因かも知れないと、フと思った。
ちなみに韓国は、中国と対戦し、勝てば再び、ジャパンと戦う事になる。
が、中国も一筋縄じゃいかないよ。僕はそう思う。何せ昨日台湾に勝っている。
あまり表に出てきていないが、アジア球界にとっては大きなニュースである。
(ついでに昨日、海の向こうではオランダがメジャーウジャウジャのドミニカに勝っている)
サッカー同様、野球も「あそこはお客様」と安易に迎えられない状況があるのだ。
ましてや、韓国は「どうしても勝たなければいけない状況」であって、
中国側には何のプレッシャーもない。
しかも、韓国側からすれば、出来るだけ手数をかけずに勝たないと
翌日のジャパン戦に使えるピッチャーに限りが出てくる。
韓国首脳陣も頭が痛いだろう。
さて韓国が再び決勝に出てきたとして、
どれだけ消耗しているか?どれだけモチベーションを前に出してくるか?
良いチームだけに非常に楽しみではある。