僕のワークショップに関して、ご質問をいただきましたので、
正しい答えになるか、分かりませんが、数回に分けてお答えしようと思います。
ぼくのワークショップの一番大きな特徴は、
「最初から答えを想定しない」ということです。
絵を描く時、普通仕上がりを考えます。
つまり、「何を描くか」を考えてから描き始めます。
次にラフスケッチというか下描きをします。
そして彩色したりしていくわけです。
仕上がりを想定し、ラフスケッチ、下描きというのは、
いわば、「設計図」です。
普通、クリエイティブワークというのは、綿密な設計図に従って進めて行くものです。
ですが・・・・。
僕のワークショップでは、その設計図を作りません。
考えてみれば、設計図があるから、その設計図から離れた時に
「失敗」になってしまう訳で、設計図、仕上がりという想定を持たなければ
逆に「失敗」という現実は、あり得ないと思う訳です。
もっと分かりやすくいえば、下描きした線から、塗りがはみ出してしまった瞬間に
「あっ、失敗しちゃった」となるわけで・・・・。
でも、そうなると「下描き」している時にエネルギーを
使い果たしてしまうのではないかとも思うのです。
僕のワークショップでは、「上手なあるいは細密な描写」なんてものは求めていません。
偶然に、ハプニングで「出来てしまった!」という事が大事なのです。
少し矛盾するかもしれませんが「上手な絵」を描くには、
それなりのセオリーというか、それなりの鍛錬が必須です。
でも求めるべきは「上手な絵」ではないのです。
「楽しくて素敵な絵」であればいいのですから、
知識や鍛錬は不要です。
僕らのように日夜「楽しくて素敵な絵」を描きたくて鍛錬している人間が
経験を踏まえて、やっているワークショップです。
ほとんどの人が「絵が苦手」なのではないのです。
みなさんは「上手な絵」を描こうとするから失敗するだけなのだと思います。
「良い絵、楽しい絵」は誰にでも描けます。
ぼくのワークショップは、それを経験してもらうためのひとつのやり方だと
考えていただければ、それで良いと思います。
続く