愚痴のつもりはないのであるが・・・。
僕は動物の絵を描いている。
当然の事ながら、今、野生動物は、ハッキリ言って、
ほとんど全ての種類が絶滅の危機に瀕している。
だから、僕らはその事を一般の方々に伝えるためのイラストを描く。
すると、心ある人々は、その動物の保護に興味を持ち、活動してくれたりする。
そこまでは、思い通りだし、こちらのライフワークの主旨にも合致する。
ただ、そこで問題がある。
その手のイラストを発注される時、決まり文句のように言われる事がある。
「予算がないんです!」
こちらとしても「意義のある仕事」だから希望には出来るだけ応えたい。
でも、ここ数十年この仕事をしているし、
肉親含め、数多くの動物画家を存じ上げているが、
少なくとも発注に来る方々の方が僕より「身入り」は良いようである。
結果、真面目に動物の絵を描いている人々こそが、
「絶滅の危機」
に瀕している状況がそこにある。
しかも残念な事に動物画家を保護するムーブメントは
起きた事がない。ムムム
重ねて言うが、愚痴のつもりはないのである。
事実、今取りかかっているプロジェクトは、
そういう深刻な状況を打破しようとする仕組である。
いつまでも既成の古めかしい枠組みにこだわり続けて
静かに絶滅を待つなんて、バカバカしい。真っ平である。
小さな問題はあるだろう。でもね、一歩踏み出す勇気がなければ
問題は解決されないんだ。
だから僕は、一歩踏み出す。