世界のサッカーは面白かったか? | 太亮の独言毒言

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本日も何かの力によって揺り起こされ、オンタイムで決勝を観た。
結果は皆さんご存知の通り、イタリアがPK戦を制して優勝を決めた。
(いや、イタリアがPK戦を制する事は、その時点でニュースだな)
イタリアの堅守の象徴「カテナチョ」は従来のハードマンマークから
世界の主流のゾーンに変わっていたが、本質的にはクォリティも落ちていなかったし
素晴らしい守備であった。

たしかに世界のサッカーは少しずつ変貌を遂げているようだ。

が、僕には今ひとつ、心に引っかかっている事がある。
それはね、「美しくないし、楽しさが今ひとつだなあ」ということである。

短期決戦だから、守備重視なのは理解出来る。よってカウンター攻撃が主体になり
大量得点にならないことも理解出来る。

でもさ、「勝ち負け」ばかりが先行していて、サッカーが本来持っている
「自由で変幻自在な部分」が押し込まれてしまっているようにも感じる。
「イマジネーション」より「スカウティング」であったり「システム」が先行していて
何となく魅力的でないんだなあ。

その中でもジダンやマケレレやクリスチャーノ・ロナウドやロナウジーニョや
その他マッチモアの選手たちの華麗な局面もあったけれどね。

いずれにせよ、守備重視、カウンター大事というのが主流になっていた。
そうなると、その形に最も精通していたのは「イタリア」だもんね。
今回の結果にも「なるほど!」とか一人合点で納得してしまった。

今のやり方を続けて行くとね、スイスのように得点を許していないのに
負けて行ってしまうチームも出て来てしまうという事だよ。

逆に今回の大会での収穫らしい収穫は「ガーナの台頭」かな?
結果を見ればブラジルに完敗していたけれど、その中味には高い個人能力と
その個人の能力を合体させ、洗練されたチームの姿があった。

ジャパンに関してはね、オシムが言うようにあるいはナカタが言葉を遺して行ったように
サポーターもマスコミも(ついでに選手たちも)もっともっと現実を直視しようよ。
「ジャパンはそれほど強くない」
が、強くないチームだからこそ「果敢に攻める」事が必要だし、「真摯に守る」事も必要。
なんだかね、やっぱりジャパンの選手はサッカーを「勉強しちゃって」いる。
だから「習っていない事」に弱い。「指示されないと」迷ってしまう。

もっと冒険や実験をしてみて欲しい。間違えちゃって欲しい。
とことん遊んでみて欲しい。
今回出場していたジャパンの選手だって、きっとそういう時期があったはず。
その時の気持ちに戻って、最初から出直せば良い。