悲しいさえずり。 | 太亮の独言毒言

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二週間程前から、住居近辺にウグイスのさえずりが聞こえている。

でも、ヘタッピなの。ホーケキョ、ケキョキョみたいな感じ。



およそ、ウグイスの谷渡りなんて風には聞こえない。

これはね、切磋琢磨する同僚.先輩がいないゆえ、さえずりの練習ができないからなんだ。

元々、ウグイスのさえずりは求愛行動だから、上手なさえずりが出来ないと伴侶が得られない。

で、その上手なさえずりは、ウグイスも学ぶモノなんだよね。

でも東京のウグイスには、学ぶべき対象となる先輩や同僚がいない。



学ぶ対象だけなら良いけれど、伴侶となるべき相手はいるのだろうか?

まあ、毎年、下手っぴながらさえずりが聞こえてくるという事は

どうにか、伴侶を得ているんだろうなあ。

それとも毎年、「ウグイスの本場」で伴侶を得られなかった「離れウグイス」が

新天地を求めて、やって来てるのではないだろうか?



いずれにせよ、悲しいさえずりだよね。



ところで、昔、我が家に居候していた噺家さんがこんな事を教えてくれました。

「ウグイスは熱心な仏教徒なんだよ」

「えっ?なんで・・・?」

「夜も明けぬ時分から、熱心に『法華経』『法華経』唱えてる」



えっ~~、お粗末様でございました。