守大助さんの無実の証し。
1、筋弛緩剤(マスキュラクス)は検出されていない。Σ(゚д゚;)
判決では、患者から採取された血液や尿から筋弛緩剤(マスキュラックス)
が検出されたとしていますが、鑑定をした大阪府警科学捜査研究所のデータ
は、「化学分析」の名に値しないデタラメナものです。
私達は、筋弛緩剤が検出されたなど真っ赤な嘘だと判断しています。
それは、
大阪府科捜研は、鑑定試料からマスキュラクスが検出された根拠として、
質量分析による結果がべクロニウム(マスキュラックスの主成分)と
一致するとの鑑定を提出していました。
しかし弁護団は、控訴審で福岡大学・影浦光義教授の鑑定意見書を提出。
べクロニウムを質量分析した際には、m/z557あるいはm/z279イオンが検出される事を
明らかにしています。これは、影浦教授のみならず、世界的に権威ある4論文のデータ
とも一致しています。
ところが、科捜研の鑑定では、m/z258イオンを検出したとしており、
明らかにべクロニウムとは異なる値を示している。
m/z258をもってべクロニウムであるとする根拠は、大阪府科捜研の土橋・西川鑑定人
自身の1999年に学会誌に発表した「口演要旨」のみなのです。
仙台高裁の判断は、
「装置が変われば結果も変わるので弁護側実験結果をもって警察鑑定が否定される
根拠にならない」との判断です。( ゚ ▽ ゚ ;)
装置が変われば、数値が変わるなんて可笑しいです\(゜□゜)/
身近で考えて、病院で血液検査をしました。病院での検査機械が違うので検査データ
が病院により違いますなんて・・言われたらどう思いますか?
弁護団は、提出した上告趣意補充書で、志田保夫・東京薬科大学中央分析センター
准教授は次のように指摘しています。
「質量分析装置は世界共通機器で同一試科はどの国で分析しても同じデータを得る
ことが出来る。この前提があるから討論が出来るのであって、分析装置によって異なる
データが出ることは決してない。もし同じ結果が出せない場合は経験未熟な者の測定
によるものであり、このような者の分析結果は信用できない」
志田保夫准教授は、38年間にわたって質量分析一筋に携わって来た専門家である。
つずく・・
えん罪ファイル 2008年6月号を参考にしました。
この本は、2008年2月から書店で販売されています。
次回発売日は、2009年2月です。 一杯の値段です、一度読んでみてください。
お・や・す・み・な・さ・い・