仙台・筋弛緩剤事件・北陵クリニック(医院)![]()
1991年10月 FESの先端医療を行うため有床診療所として開業しました。
FES治療は、東北大学工学部と医学部が中心となり開発した最先端リハビリ治療で
脳卒中・交通事故・脳性麻痺などで、手足の運動機能障害を持つ患者の部位を電
気刺激で動かそうとする治療法で、FES治療実施病院として開院です。![]()
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当時、 NHkテレビ 『クローズアツプ現代」 に取り上げられました。
期待された、FES治療は、筋肉に電極を埋め込むため、患部の清潔管理などが
困難で抜去を希望する患者や保険適応がなく高額な自己費用を負担するため、FE
S治療の患者が減少し、一般外来患者も診療していましたがボーナスを出せない経
営状況で薬剤士のリストラもされました。開業時の設備投資から約13億の累計赤字
の経営状況でした。経営改善のために、他の病院や高齢者施設から高齢者患者の
受け入れするようになりました。
2000年4月 整形外科医若い医師は、FES治療の将来に疑問を抱き退職しました。
この退職がその後の大きく影響しました
残された医師は、院長は、非常勤(週2回)の80歳代の内科医、70歳の内科医、小
児科医の副院長(オーナの妻)で、挿管や救急処置ができる医師が不在となり
ました。
北陵クリニックから、他の病院へ転院した(搬送)件数です。 資料より
1998年 8件 1999年 9件 2000年19件
転院(搬送)する件数から、若い整形外科医の退職後転院が増加しています。
2002年3月31日 廃院届けが出されました。
仙台市泉保険所長に出された届けは。
「 現在、裁判所による競売手続きが進行しており、再開の見込みも立たないため
平成14年3月31日をもって本診療所を廃する。」
北陵クリニックは、様々な疑問を隠して廃院したのです。![]()
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北陵クリニックは、当時の科学技術庁が進めていた「地域結合型研究事業」の認定
を受け、国と県から多額の補助金を受けていた、この事業が成果を上げれば、新産
業となることから、地元電力会社、地元銀行、宮城県医師会、仙台医師会などが、ク
リニックの理事を努めていました。
FES治療法はまだ研究段階でした。