僕のファンには10代の方もおられるので

 

 

そろそろ、ドラッグの話をしようと思います。

 

 

僕は英国で学生時代を過ごしました。

 

 

 

英国というと

 

 

 

紳士の国ってイメージがありますかね。

 

 

 

でも、ドラッグ大国という側面もあります

 

 

 

トレインスポッティングも英国の側面なんですね。

 

 

マリファナくらいなら、道端で香りを嗅ぐことがあります。

 

 

もっときつい薬をやっている人もいます

 

 

残念ながら、留学生にも薬漬けになってしまう人がいる

 

 

僕の友人でも、ドラッグで死んだ人がいる。

 

 

そういう背景があるからでしょう。

 

 

僕が大学に入学した時、地元の警察署長が来て

 

 

留学生を対象に、ドラッグについて話してくれました。

 

すごいんですよ。

 

 

実際に、コカインとかマリファナとかヘロインを見せてくれて

 

 

詳しく説明してくれるんです。

 

 

でも、さすがドラッグ大国!というと語弊がありますが

 

 

しっかりとした説明をしてくれました。

 

 

もう20年近く前の話なので

 

 

 

不確かな部分もありますが

 

 

なるべく、彼が言った通りの説明をしたいと思います。

 

 

これを読んで、一人でも多く

 

 

麻薬から逃れてくれれば良いと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

英国でもドラッグがカッコいいと言われた時代がありました。

 

 

ファッションとドラッグが、セットだった時代があります。

 

 

でも、彼らの最後は悲惨でした。

 

 

 

脳みそも、内臓も、骨も歯もボロボロになって死んでゆきました。

 

そう言う人たちは、ボロボロになってきてからは、人前に出られないので

 

 

元気にドラッグをやっていた時代の映像しかないんですね。

 

 

 

ドラッグが格好良い

 

 

そんな考えを持っている人は警察のモルグ(死体置き場)へ来てみるといい

 

 

 

骸骨のような姿

 

 

黒ずんだ肌

 

抜けた髪と歯

 

充血した目

 

垂れ流れるヨダレ

 

 

こんな死に方することがクールというのか?

 

 

それが、警官がはなった最初の言葉です

 

 

 

でもね

 

 

薬物は恐ろしい

 

 

そんなことは、分かっていますよね?

 

 

でも、どうして最初の一発をやってしまうのでしょう?

 

 

 

 

最初の麻薬にどうして手を出してしまうのでしょう?

 

 

 

 

路地裏の売人?

 

 

マフィア?

 

 

あるいは、ヤンキー漫画から飛び出してきたような危ない先輩?

 

 

怪しげなバーで隣に座った男?

 

 

 

映画やドラマだとそうでしょう。

 

 

 

そういう場所へ行かなければ、大丈夫?

 

 

 

違います。

 

 

 

ほとんどの人は最初のドラッグを

 

 

 

 

 

友達や恋人から貰っています

 

 

 

 

だから、優しい人は断れないんです。

 

 

しかも、ほとんどの場合

 

 

楽しくて 楽しくてどうしようもない時

 

 

その人のことが大好きな時

 

 

断りにくい空気感の時

 

 

軽いノリで目の前に出されます

 

 

大人になると、お酒の付き合いを断れない時もありますけど

 

 

 

子供にも子供の付き合いがありますよね?

 

 

なんとなく断りにくい空気

 

 

そんな時に

 

 

あなたが一番信頼している友達(あるは先輩)

 

 

あなたが一番愛している恋人が

 

 

 

どう?

 

 

 

と目の前に出してきます。

 

 

軽い気持ちで始めるんじゃないんです

 

 

断りにくいから手を出すんです。

 

 

 

 

最初はマリファナから始まることが多いです。

 

 

マリファナはタバコより安全です。

 

 

ということを言ってくる人も多いそうです

 

 

国によっては合法です

 

 

そう言ってくる場合も多いそうです

 

まあ、個人的には優良企業の製品の賞味期限が1日過ぎただけで捨てる民族が

 

どこの誰が何を使って、どのように作ったかわからんドラッグをよく体内に入れるね?っておもいますけど

 

そこは重要なポイントではありません

 

 

 

 

 

 

 

 

違法だからダメなのです

 

 

 

 

最初はマリファナだけなのかもしれない

 

 

でも、マリファナがすっと出てくる環境には

 

 

 

覚せい剤やコカインがあるかもしれない

 

 

 

マリファナは安全だから大丈夫

 

 

 

マリファナをやっているんだから、コカインくらい大丈夫だよ。

 

 

ハリウッドのセレブもやっているけど、普通に生活してる

 

 

 

コカインまで手を出したなら、あんまり変わらないよ

 

 

そういってグレードアップしてゆきます。

 

 

 

フット・イン・ザ・ドアといいます。

 

 

セールスマンが、ドアに足を入れることができれば、勝ちだと言い始めたことから誕生した交渉術ですが・・・

 

 

小さなことから交渉してゆけば、その先にある本当の目的も達成できるというもの

 

 

 

ドラッグは

 

 

このフット・イン・ザ・ドアで忍び寄ります。

 

 

 

 

 

では、もし友人や恋人から勧められたらどうしましょう?

 

 

 

 

 

基本は、その人間関係を切ってください

 

 

薬をやるかやらないか以前に

 

 

 

今現在、そのような人と一緒にいる環境

 

 

それに問題があります。

 

 

恋人なら別れてください

 

 

友達なら絶交してください

 

 

暗闇には近寄らない

 

 

これが、なによりも大事です。

 

 

 

そして、もしその人が大事な人だった場合

 

 

この言葉を思い出してください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたにその人を救うことは

100%できない

 

 

 

薬物依存は病気です

 

 

インフルエンザが愛で治らないのと同じ

 

 

キスして、ハグして、愛の言葉を囁いて

咳が止まらないのと同じです。

 

 

 

あなたの愛情や友情だけで薬物依存が治ることは

 

 

 

 

200%ありえません

 

 

 

本当に救いたいなら

 

 

 

警察や医療機関を頼ってください

 

 

通報してください

 

 

大人に助けを求めてください

 

 

と・・・

 

 

 

これが、英国に到着して最初に教わったことです。

 

 

 

もちろんプロのディーラーもいますし

 

 

 

麻薬はあの手この手で忍び込んできます。

 

 

麻薬の名称もエスとかエクスタシーとか色々な名前で忍び寄ります

 

 

 

でも、結果は一緒です

 

 

 

最初にくるのは快楽

 

 

つぎに依存

 

 

禁断症状では、地獄の苦しみ

 

 

 

続ければ心と体をボロボロにされる

 

 

結局はそういうことです。

 

 

 

 

一人でも多くの若者が

 

 

闇を遠ざけられることを祈って・・・・