というわけでパリへ到着



シャルル・ド・ゴール空港です



シャルル・ド・ゴール将軍は、フランスの英雄的大統領の名前



第二次世界大戦でナチスの傘下になったフランスの自由を守るため




レジスタンスとなって戦った人です



ドゴールさんの名前のついたものは




他にも、凱旋門のある「シャルル・ド・ドゴール エトワール」や



航空母艦や橋の名前



バラの品種にまでつけられていて


フランス人にどれだけ愛されていたかがわかりますね



さてさて



今回、2年ぶりにパリに来て



ちょっと驚いたのが・・・・








入国審査があること・・・・




意外に思われる方も多いかと思いますが




僕の知っているフランスって




入国・出国は超テキトーな国だったんです




出入国でパスポートを見られることも、スタンプを押してもらえることもなくて




観光客で、パスポートにスタンプを欲しがっている人なんか




わざわざ自分で言っていましたよ




「スタンプ・・・・ください」って



しかも、成田だと、ちゃんと全員の持ち物を検査しますが




フランスは全く検査しないどころか



係員すら空港にいないことが多いんです



ところがどっこい





今回、パリへ入ったら





すごくちゃんと入国審査します




「滞在の目的は? 何日間ですか?」




おもわず


「僕、乗り間違えてないですよね?ここフランスですよね?」って聞きたくなりました



荷物検査こそありませんが





係員が立ってる・・・・・



めちゃくちゃ衝撃でした




そう




久々のフランス人は少し雰囲気が変わっていましてね




この話、今回の旅の目玉になるかもしれません





問題なく税関を抜けまして




タクシーに並ぼうとすると、最初に話しかけてくるのが白タクの兄ちゃん



「コンニチワ タクシー?」



僕は完全に無視




僕の3つ前に善良そうな日本人老夫婦がいて、そこへ行く白タク




この白タクは、長蛇の列に並ぶ観光客



特に日本人(アジア人の中でも日本人はすぐに見分けられる)を狙ってきます



並ばなくてもタクシーに乗れると誘い出し




法外な値段を取り



払えないというと脅す・・・・・そんな人たちです



老夫婦が連れ出されそうになっていたので




「そいつら白タクですよ。気をつけて」

僕が声をかけると老夫婦の顔が怖ばり、こちらへ会釈


白タクの兄ちゃんは


「てめ~何言った?」って顔でこっちを睨んでくる



面倒なので、機関銃を持っている警察官を大声で呼ぶ




兄ちゃんが睨みながら去ってゆく・・・・




ヨーロッパにいた頃の僕は、目つきが鋭かったという友人がいます




こういうことが日常茶飯事であったからでしょうか




べつに鋭かったわけじゃないと思うんですよね




ただ隙がなかったんでしょう




飛行機を降りて、わずか30分で昔の顔に戻り




白タクと喧嘩して




いざ、懐かしいパリです




ご存知の方も多いかと思いますが




僕は大学に入る前、ちょっとだけパリに住んでいました



貿易の仕事をしている母の家があったんです




フランス語は日常会話くらいしかできないのに




よく生活していたものです




パリは、キラビらかな街というより




学生時代に



「ああ・・・これからの人生、どうしよう・・・」と悩んでいた街なんです僕にとって




だから、これからご案内するパリの様々な場所には




弱くて、無知で、ボロボロの僕の残像が・・・・(笑)




というわけでタクシーに乗り、パリへ向かいます





ただパリまでが遠いんですよ





成田空港ほど首都から離れてはいませんが




羽田くらいの距離ですかね




しかも、すごく渋滞するんです




それでも




ヨーロッパ独特のオレンジ色のライトを見ていると




過去にタイムスリップしたように




昔の感情、昔の自分が呼び覚まされてきます




昔・・・・昔・・・・昔・・・・




何百年たっても建物が変わらない街は




僕だけじゃなく、いろいろな人の歴史を抱いているんだと思いました





さてさて





宿泊滞在先に到着しました





今回泊まるのはル ムーリス (Le Meurice)というホテルです




先ほども、ちろっと話しましたナチス



彼らがこのホテルの最上階をドイツ軍パリ執務室に使用していたのです。



この頃、なんと「パリを焦土にせよ」というヒトラーの構想があったんです




パリの歴史的建造物全てに爆薬をしかけ破壊するという恐ろしい計画です



当然、これは心ある人たちの尽力により阻止されました



興味がある人は映画の「外交官」というのを観てください



いずれにしても、この命令・・・・下手したらこのムーリスから出されていた可能性もあったわけです。










お部屋はこんな感じ





歴史を感じます






僕の本名で、果物のプレゼント・・・・お手紙つきです





そんで



お茶は、なんと緑茶でした(笑)


僕が日本人だからという気遣いでしょうか?



長旅を緑茶で癒し、とりあえず。。。。一休み・・・・







んなわけない






時差ぼけでねれないので




速攻でバーへ!!!



パリ 1日目の夜はふけるのでした・・・・



最後に、ヒトラーからフランスを救ったドゴール将軍の名言で




今日は終わらせたいと思います



「パリよ。パリは辱められ、パリは破壊され、パリは犠牲となった…しかしパリは解放された! 」