突然ですが

個人的に、日本語の「恋」という言葉が好きです

「愛しています」

より
「恋しています」

の方が、聞きやすいんですよね....

「愛」は、恒久の意味を内在するので、裏切った瞬間、嘘になりかねませんけど

「恋」はたとえ裏切っても、「恋していた」という事実は不動のもの...


そんな気がします

まあ、裏切らなきゃいいんですけど...

さて

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オペラ ガルニエ

つまりパリ オペラ座の正面玄関です

オペラ座の怪人 二幕目のマスカレードで使用されている場所ですね

ここの設計を任されたのは、当時まだ無名だったシャルル ガルニエです



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さて、先日映画版「オペラ座の怪人」を観た方に

パリのオペラ座はいつ再建されたの?と質問をうけました

たしかに、映画のラストで、パリオペラ座は爆発炎上してますね

あれは嘘です

ちゃんと、当時のまま



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残っております

さて、オペラ座の怪人の後半

「ドンファンの勝利」という演目が上演されます

脚本 音楽 演出byファントムですよね

当然、こんなオペラはありません

ドンファンの勝利

...恐らくモーツアルトのオペラ「ドンジョバンニ」続編

或は、元になったスペインの伝説的女垂らしであるドンファンの物語を

ファントムが書き上げたという設定なんでしょうかね

いずれにしてもストーリーは、「女たらしが神の怒りをかって、地獄に落とされる」

といった内容

ただ面白いのは、ドンファンは最後に「例え地獄に落ちようとも、俺は女を愛する事をやめない」と言うのです

凄いですよね、後ろでは地獄の業火がガンガン燃えているのです

それでも、悔いを改めないドンファン...

命がけの女ったらしです

ファントムの心情は「例え神を敵に回しても、クリスティーヌだけは」といった所でしょうか

「ドンファンの勝利」...是非最後まで観てみたいオペラですが...

最後は神を打ち負かすのでしょうかね?それとも別の勝利が?


シラノ ド ベルジュラック
ノートルダムのカジモド
そしてファントム

三人に共通するのは、顏以外は完璧な男
そして、最後は恋を抱きつつ、悲劇の結末

でも、三人に共通して言えるのは

彼らの宗教観、あるいは崇拝の対象は己の美学や志である点

それが妙に人間くさくて、僕は好きです


kagami
お後がよろしいようで...