ないな。


これはないですよ。


いや、あるかな。


探せばあるんだろうな。


なにか出てくるんだろうな。


でも、やっぱりないな。


てか、メンドクサイな。


探すのも、ひねり出すのも、メンドクサイな。


今日は、だって眠たいんだもん。


明日明日。


また明日。


今、これが精一杯だよ。


そんなことないってことはわかってるんだけど、


そんな時もあるさな。


とりあえずの苦境は脱したかな。


ネタが、なんにもなかったさ。



何年か前、北野武さんがTVで言っていた、芸術の価値の話です。


海外で賞を受賞されたときのスピーチで、こんなことを仰っていました。


「芸術を楽しむためには、まず、平和であることが第一条件。


その次に、ご飯が食べられること。


芸術は、心を豊かにしてくれるが、それで腹が膨れるわけではない。


砲弾が頭の上を飛び交う中で、絵は描けない。


平和であり、食べることに不安がない私たちは、


それを幸せに思わなければならない。」



お腹をすかせた人に、おにぎりと文庫本を差し出したら、


迷わずおにぎりを取りますよね。


私だってそうです。まずは、食えるようになってからです。


所詮、芸術は二の次、三の次なんだという風に捉えるようになりました。


芸術って、なんかカッコイイじゃないですか。


知的で、センスがあって。カッコつけますよね。


でも所詮、おにぎりに負けるんです。


おにぎり以下なんです。


私はこれを、肝に銘じておくようにしています。


偉そうな芸術家、評論家、愛好家にならないように。


おにぎり以下。


でも、おにぎりに勝てるものって、なんでしょうね。



丁寧に積み上げた積み木が、がらがらと崩れ落ちる。


何年もかけて、一つ一つ丁寧に積み上げていたのに、


何の前触れもなく崩れ落ちる。


ふいに、風が吹いたのかもしれない。


誰かが、故意に崩したのかもしれない。


何もかも嫌になった自分が、自ら壊したのかもしれない。


理由は、それぞれある。いや、無いのかもしれない。


あなたは、少なからずショックを受けるだろう。


涙を流すかもしれない。


誰かに助けを求めるかもしれない。


助けを求める声すら出なくて、ふさぎこんでしまうかもしれない。


茫然として、崩れた積み木を掴むこともしないで、


そこから立ち去ってしまうかもしれない。


時間は、かかるかもしれない。


誰かを、傷つけるかもしれない。


誰かに、嘘をつくかもしれない。


それでもいいのだ。


あなたが、また立ち上がれるのなら。


また、積み木を掴むことができるのなら。


傷つける相手がいる。


嘘をつく相手がいる。


あなたのそばには、その誰かがいる。


精一杯、遠慮せずに、迷惑をかけるといい。


助けてくれと、勇気を持って叫ぶのだ。


お人好しは、すぐそばにいる。


叫べ。


心の膿を吐き出すのだ。


私たちは、誰かの声を聞きたがっている。