うずくまっていた。
嵐に耐えられるように。
耳をふさいで、目をつむって。
丸くなって、小さくなって。
ただ、嵐が過ぎるのを待った。
待ち続けた。
やり過ごした。
太陽に会いに行き、風の音を聞いた。
川の流れをみた。
大地を踏み、海に抱かれた。
ご飯を作り、食べ、美味しいと感じた。
毎日、それを繰り返した。
ただ、それを繰り返していた。
すり減った分を、補充した。
おどおどしながら目を開けて、
おっかなびっくり、外へ出た。
また、新しい場所ができた。
まだ、僕を待っていてくれた。
また、戻ってこれた。
何度でも、戻ってこれる。
うんざりするほどの繰り返しだけど、
何度でもチャンスがある。
やり過ごしてでも、耳をふさいででも、
日々を送る。
太陽と、風と、大地と海。
彼らとともにある生活。