皆さん、おはようございます!
前回のブログで僕を入院へ追い込んだ犯人(病名)ってわかりました?
↑脳天気ダイスケに立つ数々のフラグ…悪い予感しかしないよ!
3つのヒントだけじゃわかんないよ~!
そんなアナタ…安心してください
最後にスペシャルヒントが出てきますよ!
それでは、前回の続きをどうぞ!
11/30 ついに犯人が判明…そして入院へ
エコー検査終了後、車椅子に乗って嫁さんと再会。
技師さん
「〇〇さん、今から中央処置室へ行ってもらいます」
嫁さん
「わかりました…」
そう言って嫁さんが車椅子を押そうとしたら…
技師さん
「私が押していきますね」
ダイスケ
「えっ?僕達、場所知ってますよ?」
技師さん
「ええ、でも私が押しますので…」
そう言うと病院関係者しか通らないような通路へ車椅子を押していった。
技師さん
「今から段差ありますよ~」
ちょっとした段差でも振動が無いように気遣ってくれる…
…何かヤバいね、今回は…
でもな~
俺って肺癌ステージⅣだよ…
まだ上があんの?
Ⅴとか…ドラクエみたいに…
とにかく何か良くないことが僕の身体の中で起きたこと…
さすがの鈍感ダイスケでも察しますよ
中央処置室へ到着すると、すでに僕のためにベットが用意されていました。
ダイスケ
「えぇ~!ベットっすか?」
「俺、大丈夫っすよ~はははっ!」
………
…誰も笑ってない。
看護師さん
「うん、そうね~」
「はい、ゆ~っくりベットに移りましょうか~」
車椅子からベットへ移動させられるダイスケ。
さらなる重病人モードへ…
看護師さん
「今から点滴用のチューブ刺すけど、どっちが良いですか?」
ダイスケ
「えっ!点滴?」
「…え~っと、こっちでお願いします」
そう言って左腕を差し出しながら考えた…
なんで点滴するのか?
う~ん、聞きたかったけど…
周りの雰囲気が…ねぇ?
なんかね、嫁さんも思考停止モードだし…
僕もこの急展開に飲まれたし…
周りからの圧に屈してマグロ化するダイスケ…駄目
横を見るといつの間にか泣いている嫁さんが…
そんな満身創痍の僕達の前に…
主治医
「大丈夫~?〇〇さん!」
ここで主治医登場!
完全アウェーの中央処置室に救世主現る!
ダイスケ
「ははっ…先生~!」
「何かこんな感じになっちゃいました」
まな板の上のマグロ…へらへら笑う…無理
嫁さん
「先生…」
主治医
「奥さんも一緒に聞いてね」
嫁さん
「はい…」
主治医
「エコー検査で再び血栓が見つかりました」
ダイスケ
「えぇ~また?」
…っと言いながらもコレは予想済みヤッパリー
主治医
「それで…今回の症状(呼吸困難)を考えると…」
「血栓が他に飛んでいると考えられます」
「だから、今から造影CTを撮って確認します」
いきなり血栓が飛んでいる!って言われても…
それってヤバいの?大丈夫?
僕達にはそれを聞く力も残っていませんでした…
主治医
「これ、いつもの同意書ね」
そう言って僕ではなく…殺生
泣いている嫁さんに同意書を渡しました。
…同意書ぐらいは自分で書けたのに…
ダイスケ
「はぁ~イヤやな…」
「頼むから、飛ばんとってくれ~!」
主治医
「そうだね」
そう言う主治医の顔は何とも言えない表情だった…
きっと、飛んでいる確信があったんだと思う。
ベットに寝たままCT室まで移動。
もちろん複数の看護師さんが道中を安全にフォロー。
到着するとすでに技師さん達がスタンバイ!
こんな状況で何だけど…
僕のためにみんなで予行練習でもしてた?
勝手知ったる造影CTなので緊張感はゼロ!
CTの機械音声に従って息止めする儀式さえ出来れば楽勝
女性voice
「息を吸って~」
ダイスケ
「すっ~~~ぅ」
女性voice
「止めてください」
ダイスケ
「~ぅん!」
…!?
えぇ?今日って長くない?
…や、やばい…
女性voice
「息を吐いてください」
ダイスケ
「!!ぷふぁ~~」
「…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」
う~ん…伝わらないな~
どうにか苦しかった儀式を伝えたいのに!
この時の僕は恐らく酸素濃度も80後半。
息止めがこんなに苦しいとは…
でも、こんなぐらい、いつもなら余裕なのに…
やっぱり…血栓がどっかに飛んでるのかな…
休憩休憩
…っとここで一旦休憩!
哀れなダイスケに涙してくれた、そこのアナタ!
大丈夫ですよ!
今はこうして楽しくブログ書いてますから!
何でここで休憩かというと…
ここで!
スペシャルヒント 造影CT
…を発表したかったからです!
前回からの3つのヒント。
エコー検査
呼吸困難
車椅子
それにプラスして…
造影CT
各ヒントから連想するイメージは?
エコー検査 ⇨ 血栓
呼吸困難 ⇨ 肺
車椅子 ⇨ 絶対安静
まあ、あくまで僕のイメージですけどね
そして造影CTは病名を確定させるために必要な検査でした。
血栓?肺?
…う~ん、何となくイメージ出来てきたかな?
ちなみに、動くと危ないので絶対安静です。
さあ、皆さん!
僕を入院へ追い込んだ犯人(病名)ってわかりました?
経験者なら絶対にヒントとここまでの話でわかると思う。
犯人の名は…
ズバリ!
肺血栓塞栓症!
略して…肺塞栓!
えっ?聞いたことがない?
そうなんです。
犯人って本名はあまり知られてません。
でも、裏社会での名は超有名です!
う~ん、例えるなら…
シティーハンターの伊集院隼人と海坊主(ファルコン)みたいな?
えっ、わかりにくい?
それでは…
コイツの裏の名は…
エコノミークラス症候群!
ほら!ビックネーム!
僕も入院してから裏の名を聞いてビックリ!
…っということで
…時を戻そう!(便利だな~このセリフ)
続き続き
造影CTを終えたダイスケ。
再び中央処置室に戻ってくると…
すぐに主治医から厳しい現実を言い渡されました。
主治医
「やっぱり飛んでるね」
嫁さん
「!!!…」
ダイスケ
「ははっ…」
「はぁ…そうですか…」
主治医
「うん、肺の血管に飛んで詰まってる」
「肺塞栓だね」
ダイスケ
「それで肺が機能しなくなって…」
「だから…こんなに息苦しいんですね?」
主治医
「うん…そうだね」
ダイスケ
「…ははっ…いきなり肺癌になって…」
「胸水もあって…さらに肺塞栓でしたっけ?」
「そんな病気にもなって…」
自分のくじ運の悪さ?に絶望を通り越して…
自嘲するしかなかった…
嫁さん
「うん…うん…パパぁ…」
あぁ~俺よりショック受けてるよ…
ウチの嫁さんは僕に感情移入度200%の人です。
主治医
「よし!〇〇さん」
「今日から入院しよう!」
こんなイラスト合成して…まったく!俺ってやつは…
ダイスケ
「!!!」
まさかの退院後わずか1週間で再入院!
病名聞いてもピンッ!って来ないし…
通院で何とかいけないの~!?
ダイスケ
「…はぁ…入院っすか…」
「こないだ退院したばっかりやのに…」
「なんで俺って…」
「もう、イヤぁ…」
駄々をこねても愚痴っても結果は変わらない…
そんなことはわかってるのに…
それでも声に出してしまった
めっちゃヒマなんだな~笑
嫁さん
「うぅ…パパぁ~」
もう、完全に泣き崩れてる…
ごめんな…
せっかく一緒に退院祝ってくれたのに…
せっかく一緒に散歩してくれたのに…
せっかく家族が一緒に戻れたのに…
結局…俺は嫁さんを悲しませてばかり…
主治医
「〇〇さん…肺塞栓は命に関わる病気です」
「だから入院して頑張って治療しましょう!」
ダイスケ
「……はい」
今思うと…前回の入院中もエコー検査で血栓をチェックしていた。
つまり、退院後の生活の中で再び血栓が出来た…
その血栓が何かのキッカケで肺に飛んだ…
う~ん、何が悪かったんだろう?
ダイスケ
「なあ、ちょっと歩きすぎたんかな?」
「それとも、ふくらはぎの筋トレが悪かったんかな?」
嫁さん
「…すんッ!」
「そんなん、わからん…」
泣きすぎて鼻水出てる…
ダイスケ
「…はぁ~!!」
「コロッっと逝けるチャンスやったのに~!」
嫁さん
「ふふっ…言うと思った…」
泣き笑い…
うん、ちょっとでも笑ってくれれば…
ダイスケ
「〇〇(息子)を頼んだで」
すでに嫁さんの目に力が戻っていました。
さっきまでの泣きじゃくっていた彼女は母の顔に…
ありがとう…
また、家を任せられるよ。
いつも、ありがとう…
ダイスケ
「………」
「…うん!…」
「俺、頑張るわ!」
嫁さん
「…うん!」
こうして僕は肺塞栓のため、緊急入院しました。
~今日の1枚~
11/27、厳しい現実を知った後の薬局。
嫁さんは僅かにもらった命の切符(ローブレナ)を貰いに薬局へ。
現実を知って打ちのめされているダイスケ。
嫁さんがスマホを向けても笑顔が作れませんでした…
この僅か3日後…
今回の緊急入院となりました。
皆さん!
明日は何が起きるか…わかりません。
だから、1日、1日を大切に生きましょう!