皆さん、お元気ですか?
只今、奈良の山奥からこのブログを書いています~
今日は友人からのLINEで話題になった映画の話です。
皆さんは『世界最速のインディアン』ってご存じですか?
僕の大好物!なバイクが出てくる映画です。
劇中にこんなセリフがあります。
「夢を追わない人間は野菜と同じだ」
要するに何かに挑戦したり夢を追うことで、やっと僕達は野菜から人間になれるのです(笑)
LINEをくれた友人は以前ブログで紹介した四国まで一緒に歩いたあの彼です。
彼は大学を卒業後にバックパッカーで世界を旅していました!
とにかく行動力があるスゴいヤツです。
そんな彼が言いました。
「俺は27歳ぐらいから野菜だ」
27歳って…世界旅行から帰ってきたくらいからかな?
たぶん、彼は普通にバイトして普通に生活してたと思う。
彼の中では普通に生きる=夢を追っていない=野菜ってこと?
ハハハッ!アイツらしいな~
何か30歳前って今思うと俺も焦っていたよ。
そう言えば…
俺って今までちゃんと人間してたかな?
今回はそんなダイスケが人生を振り返りながらこれからどう生きるのか。
…ってそんな壮大なことにはならないと思う。
たぶんね。
いつも通り軽~く読んじゃってください!
大学時代
大学時代はめっちゃ人間してた!
芸術大学で自分の表現に迷い、挑戦し、失敗し、それでも頑張って足掻いていた。
周りと衝突することもあったけど、今の大切な友人もこの時代に出来た。
人間の個性?キャラ?が皆爆発していて、僕も遠慮無く自分を出せた。
この自分を出す!っていうの、かなり大事。
出すモノは意見だったり、個性だったり、こだわりだったり様々。
でも、これを出せない人はその他大勢になってしまいます。
前に出る人はこれが出せる人。
大学時代は自分の作品を毎回必死にアピール!
教授や周りに認めてもらうため。
そして進級するためにもね
黙ってても周りが勝手に認めてくれるのは…本当の天才。
僕みたいな凡才は自分の意見やこだわりを相手に伝える力が必要です。
このスキルは仕事をする上で、とても強力な武器になりました。
20代後半
卒業後は就職もせずに自分は芸術家になる!
…って言ってアルバイトしてお金を貯めては旅に出ていた。
アルバイト生活でお金は無かったけど夢は持っていた!
…ってことは野菜じゃないな、人間ってことか。
う~ん、今思うと周りが就職していくのに乗り遅れて焦ってた。
でも、今更普通に働くのは嫌!って感じ?
かなり現実逃避していた時期。
そんなアルバイト生活の中で転機が訪れる。
ある会社でゴム製品の新素材開発に携わる。
やりがいのある仕事で2年ほど働いていたある日、正社員への誘いが…
そこで「いいかも…」って思ってしまった自分に気付く。
もう自分の夢を追っていなかった…
いつの間にか野菜になっていたよ。
でも、誘われた正社員の話は断りました。
30代目前にして「自分がしたいことって何だろう?」スイッチ起動!
…って今頃かよ!ってツッコミが聞こえてきそう
そんな時に職安から紹介されたCAD講習に参加。
絵を描くのが好きで、モノを作るのが好きで芸大に入った。
そんな僕は画面内で自由に絵を描き、立体になっていくCADというツールに即はまる!
授業には1番に来て自主勉、休み時間もCADいじり…
そんな風に没頭してたら、先生の代わりに他の生徒さんを教えていました!
そこのCAD教室である女性に出会いました。
はい、そうです。
この女性が僕の嫁さんです!
この出会いが僕の停滞していた人生の歯車を再び回してくれました。
30代~結婚~仕事人生
回り出すと怒濤の勢いで人生を駆け抜けるのがダイスケ流!?
嫁さんと同棲しながら東京でCADの仕事。
2人とも同じ会社に入社。
毎日、毎日終電まで仕事していて身体も心もボロボロに…
限界を感じた僕達は仕事を辞めて大阪に戻りました…
大阪帰ってきてもっとモノ作りがしたい!ってことで金属加工の会社に就職。
このタイミングで嫁さんと結婚!
そして息子を授かる!
一徹くんはこの時期に拾いました。
実は中学3年の息子より古株!長生き猫です!
大切な家族の為にも頑張って稼ぐぞ~!
よし!CADスキルを活かして…って言ってる内に会社が倒産!
結婚したばかりなのに職を失う…大ピンチ!!!
でも僕は周りの人に恵まれていました。
当時、納品に行っていた機械メーカー(今の会社)の役員からお声がかかり無事に拾ってもらいました。
今の会社に就職してからは怒濤の勢いで仕事しまくる!
団塊世代の人達と仕事をしていくことで大事なことを数多く学ぶ。
「目に見える仕事はすべてお前の仕事と思え!」
「依頼された仕事は絶対に断るな!お前の糧にしろ!」
「人が休憩してるときに何をするか?何年かしたらとんでもない差になる」
僕が仕事をする上での信条になった言葉です。
もう本当に30代は仕事人生って感じでした
もしかしたら、この時には僕の中に癌が育ち始めていたのかな…
夢?…そんなモノあったっけ…
いやいや!家族を守る!それが夢だよ!
うん!立派な夢だ!
ちゃんと人間してたな俺。
40代~出世~転落
仕事を頑張った30代のおかげで会社内で飛ぶ鳥を落とす勢いで昇進
でも、いつまでも30代のような働き方のダイスケ。
この当時に貰った会社の賞状。
周りにモーレツって言われる働き方って…
この当時はホントに無理してたな~って今ならわかる。
土日は勝手に出勤して仕事
また厄介なことに…仕事が好きなので本人は常にハイテンション!
でも、この頃に社内全体の人事異動もあって会社内の空気がギクシャク
同時期に僕は会社始まって以来のプロジェクトで新しい部署を立ち上げていました。
やること全てが初めてのこと&周りのメンバーも替わって…
40代のオッサンはプレッシャーで一日中仕事のことを考えていました。
「出来なくても命取られるわけじゃないし!」って周りに言っている本人が1番ビビっていた。
そんな僕を見て嫁さんはいつも仕事を辞めて欲しいって言っていました。
「パパに何かあっても会社は何もしてくれない!」
「そんなに無理してたら…いつか倒れるよ!」
そんな日々を送り続けていたある日。
胸や腰、背中あたりがズキズキする…
僕は人生の折り返し地点で…
健康という一本道から転落しました…
ほらね、働き過ぎだよ。
でも、嫁さんの言うことも聞かないし…
勝手に仕事抱えて…
勝手に頑張って…
勝手に癌になって…
仕事のストレスで癌になったのか?
それはわからないし、今更考えても仕方ない。
今も会社にお世話になっているし、在宅ワークの環境を提供してくれて感謝しています。
それに今の会社には僕みたいな馬鹿な社員はいません。
みんな真面目に定時で帰っています。
この健康っていう1本道。
本当に細くて脆い。
たまに立ち止まって足下を点検しないといつ崩れるか…
今、コレ読んでるそこの健康なアナタ。
何も考えずに大股で歩いてると僕みたいに転落しますよ!
落ちて見上げて初めて気付くんです。
自分が歩んでいた道がいかに危うい細道だったのかと。
転落してからは皆さんが知っているとおりのダイスケです。
肺癌ステージⅣなのにセカンドハウス買ったりと、それなりに楽しんで生きています
今の僕の夢は…
息子が成人するまで生きること。
出来れば元気な状態で生きていたい。
息子と一緒に酒飲んで祝えたら…
僕の人生は最高!ってことで神様もう連れて行ってくれてOKですよ。
う~ん、あと5年か…自信無いけど
でもね、こうして夢持って生きてる僕は野菜じゃない。
なんか転落してからの方が人間っぽいかも?
それだけ夢に対して真剣っていうか…うん、必死だな…生きたい!ってね。
このブログを最後まで読んでくれたそこのアナタ。
今、健康ですか?
それとも…
僕みたいに一本道から落ちちゃいましたか?
もし、今生きるのがしんどいなら…
小さくてもいいです。
夢を持ちましょう。
嘆きながらでも夢を見ましょう。
そう、僕達はまだ人間なんだから。
~今日の1枚~
奈良県も紅葉はまだまだ…
今年はやっぱり遅いな~
そんな中、セカンドハウス前の木々はうっすら?
山粧う(やまよそう)の2歩ぐらい手前かな?
紅葉とジムニーって景色を想像してたけどちょっと早かったみたいですね。