皆さんこんにちは!


暑い夏ですね。


しばらくごぶさたしていましたが私は元気です。


2年半前2023年3月に膀胱がんの告知を受け2度のTURBT手術とBCG治療を経て現在は医療的な治療を終えて経過観察期間を送っています。


次の膀胱鏡検査が2026年1月と期間が空くので現在は免疫力強化期間に位置づけて仕事もハードワークしています。

休日はできるだけ車に頼らず歩いて運動するようにしています。
真夏を感じさせる濃い緑とセミの鳴き声

食事は鶏肉・野菜・果物は欠かさず、牛肉・豚肉・魚も時々混ぜながらバランスよく食べています

体調はおかげさまでBCG治療の頃苦しんだのがウソのように良好で頻尿、排尿痛もなく過ごせています。

そんな充実した日常が送れているのも私の治療にあたってくださった医療関係の皆さんや私を支えてくれた皆さんのおかげであり感謝の気持ちをかみしめながら日々を送っています。

【7月26日 大学時代の友人とランチ】
学生時代の友人Y君と食事してきました。
彼とは卒業してからも年に1〜2回は会う仲でしたがコロナ禍になってからは会えなくなり私ががんになった後は少し気を遣ったのかLINEもたまにしかしなくなっていました。コロナ禍が明けたのと私がだいぶ元気になったのに加えてY君も新しい職場に転職して2ヶ月経過し落ち着いてきたということで約6年ぶりに再会しました。
私はがんに向き合う期間でもありましたが仕事はずっと続けることができました。
彼は保育の仕事を20年以上続けていたのですがつい2ヶ月前に転職しました。やはり子供相手の仕事がよいと放課後デイサービスで小学生中学生を相手に奮闘していると話してくれました。
転職には葛藤もあったことでしょう。私も今の介護施設で25年目ですがこれだけ長くやると「転職っていっても履歴書すらずっと書いてないしどう動くんだろ?面倒くさいからまっ今の職場のままでいっかな」なんてなってしまいそうですが彼は20年やってきた0歳児から小学入学前までの園児相手の仕事から少し大きくなった子ども相手の仕事へ変わる決断。これには同級生として見習えるしでっかいエールを送りました。
また、以前は会えば一緒に飲んでいた私とYが今回は2人ともアルコールは飲まず麦茶でがまん、話題も仕事以外は生活習慣病や健康に関する話題が多く「お互いオッサンになったなあ」と笑い合いました。

【8月3日 がん友Mさんと3ヶ月ぶり再会】
Mさんとは2年半前のがん患者会で仲良くなりました。私より一つ上。ステージ4でエンドレス抗がん剤を始めてから1年経過しています。
去年夏、転移が見つかり手術不可の報告を受けた私はかなりショックでしたがMさんは無治療ではなく抗がん剤での共存を選びました。強い精神力で今も抗がん剤は継続されていて私とは3ヶ月おきのペースで会っています。
今回会った時、味覚障害や手足のしびれの副作用はあるそうですが食事はしっかり摂れていて体重はキープ、そして直近の検査で転移した腫瘍は大きくなっておらず同じサイズを維持できているとのこと。
Mさんはボランティア活動も始めたそうで抗がん剤の日から翌々日まで身体を休める以外は活発に動いているようです。
結果的にはその前向きさが腫瘍の成長を抑えられているのではないか?
そんな話や「この年齢この病気になってやっと感謝の気持ちを持てるようになった」なんていう深い話もしてました。
喫茶店で2時間トークした後は2人でラーメンを食べに行きました。
お互い治療経過がよい時に食べるラーメンの味は格別ですね。


暑い暑い夏に友達との熱いトーク。
夏をエンジョイして明日からまたハードワークに戻ります!




【6月17日 CT検査と尿細胞診結果を聞く通院】

今回は妻も同行してS総合病院に向かった。まだ6月なのに猛暑で季節感が狂ってしまう。


9時15分。受付を1時間前に済ませていたので一番早く診察室に呼ばれた。


尿細胞診は1

今まで2しか出なかったので初めて1がでたのはうれしい結果だ。

採血結果は腎機能の指標となるクレアチン値(基準値上限1.08)が3月の1.12からやや上昇の1.17。

CTは肺、腎臓の画像が主だったがどちらも腫瘍の疑われる所見はなし。

ただ、右の腎臓は現在も左の腎臓より大きくなっておりすぐに治療を要するレベルじゃないが水腎症は続いているとの見解。

病院から帰ってネパール料理店に行き妻と私でささやかに2年間のお疲れ様会をしました。

野菜もりもりセットとマンゴーラッシー


【BCG効果は出た】

2023年3月 

膀胱がん告知


2023年4月 

1回目TURBT


2023年5月 

2回目TURBT


2023年6月 

BCG膀注開始


以降5クール18回実施


2024年11月

BCG終了


私の膀胱がん治療は手術とBCGがワンセットだった。最後の1クールは副作用が強くて断念したけど今現在再発なく過ごせているのは間違いなくBCG治療により免疫細胞が残存腫瘍と新芽の腫瘍を叩いてくれたおかげだと思う。

時に副作用に苦しんだこともあったけど痛み止めや会社の勤務調整(注入当日から3日間は休ませてもらう)によってやれるところまでできたという実感はもてた。


【次のテーマは再発予防と腎臓保護】

がんの再発予防は引き続き食事、運動、睡眠など免疫力の強化によりがんばっていきたい。


腎臓を守るにはやはりこれまでやってきて成果が出ている食事を意識していきたい。

塩分を摂りすぎず、低たんぱく食、貧血予防の野菜や海藻、きのこ類などの摂取。水分補給も2リットルを目標にしていこう。


次回からは半年に一度の定期検査になりました。

これからも生かせてもらえることに感謝しながら毎日をポジティブに過ごしていきたいと思います。






【6月初旬】

がん封じで有名な東京新橋にある烏森神社にお参りしてきました。都会のビル群に突如現れる神社です。

朝からかなりの参拝客。皆さん思いは一緒ですね

烏森神社はSL広場から徒歩2分の近さです。


【6月10日】

3ヶ月ぶりの定期膀胱鏡検査の日になった。今までの膀胱鏡はBCGの効果や膀胱内の副作用をチェックする意味合いもあったが今回からはBCGとは関係なく再発のみチェックするための膀胱内検査になる。


久々にS総合病院に来たが空は雨模様。院内は混んでいた。


【慌ただしい泌尿器科】

先に血液検査とCT検査を済ませて待合室で本を読んでいると泌尿器科の処置室から私の担当医A先生自ら膀胱鏡検査用のモニターなど一式備わった機材を押して出て来られ病棟方面へ急いで行かれた。どうやら入院病棟で急患があり処置があるようだ。

久々に医療の最前線を見れた。外来のナースさんが私たち検査を受ける患者一人ひとりに「先生が急患の方の処置をしにいきますので膀胱鏡の機材が戻るまで少しお待ちください」と説明。

みんな目の前を機材を持って急いで病棟に向かう医師を見ていただけに二つ返事で受け入れた。


1時間遅れで膀胱鏡検査が開始され私は2番目。

久々にあの感触を味わうのは嫌だったけどそれ以上に膀胱内の状況を知りたい。なにせ最後のBCGから7ヶ月も経ったので不安もある。

いくら排尿痛が治まっていても自己免疫強化の対策のみで押し通せるものなのだろうか?


【10秒間の辛抱】

そして私の検査の番になる。局所麻酔のキシロカインゼリーが塗られたが20秒もない間にカメラ付きの管が入る。違和感というよりはふつうに痛い。挿入直後から前立腺通過する5秒〜10秒がピーク。その後は痛さが抜けてモニターを一緒に見る余裕がある。


オリンパスさんのホームページより
写真は膀胱腎盂検査用の軟性鏡。平成中期までは写真のように管が曲がるタイプはなくまっすぐ伸びた硬性鏡しかなくて検査を受けるだけでも患者さんがつらかったそうです。検査器具ひとつをとっても医療の進歩が私たちを助けてくれているのを感じます。

【検査はあっさり終了】

「右側、きれいですね」

「左側もきれいですね」

「上、下も大丈夫です」

写真も先生の言葉と同じく3枚だけ。

拍子抜けするぐらいにすぐ終わった。

ここで忘れちゃいけないのが検査後の排尿痛に備えた痛み止めのロキソニン服用。過去2回はこれで検査後排尿痛をしのいでいるので今回も持参してすかさず飲んだ。


診察室に移動してA先生の診察に移る。今は排尿痛がなく頻尿も夜のトイレ1〜2回に落ち着いていることを伝える。


膀胱内の画像もBCGで炎症があったころとは比較にならないぐらいに赤い部分がなくほぼ肌色だった。身体の再生力はすごいなと自分の身体に感心してしまった。


【今後は半年に一度に変更】

今回の検査で膀胱がんの術後2年無再発が確認されたということでこれからは半年に一度の定期検査となった。

来週は血液検査とCT検査、尿細胞診の結果を聞くための受診になる。

膀胱がん治療の過程で右側腎臓の機能が低下しているのでそちらの経過がどうか?が焦点のひとつ。まあ、あれこれ一気に解決するのは難しいしまずは膀胱がんが2年無再発なのを喜んで引き続き自己免疫を強くしていこう!