がん防災チャンネルでおなじみのがん専門医押川勝太郎医師が解説されているこの動画はかなり的を射たお話だと思います。
動画時間は1時間ほどありますがこれから手術・治療に向かう皆様、治療継続されている皆様にはぜひおすすめしたいです。
【動画のポイント】
・がんになって過去を後悔しても過去は変えられない。今現在と未来を見ていこう。
・がんになったことで人の優しさ、健康だったこれまでのありがたさ、人への感謝の心を知ったのはこれから続く人生において貴重な財産だ。
・抗がん剤治療はつらいけど治療法がありトライできている今は希望のある時間と考えよう。
・学びは大切だががんの知識をいくら蓄えても今後の運命は誰にも分からない。それなら1日15分だけ時間をとってその時だけは徹底的にがんを調べたり知識を得よう。でも15分が経過したらきれいにがんのことから離れて日常生活を送ろう。
・食事でがんの大きさを小さくする効果はない。しかし、食べるという行為はがんと闘うための体力、免疫力を上げるには絶対に欠かせないことだ。
・患者の家族にあたる人が患者である夫・妻あるいは親、子ども、兄弟に気を遣いすぎるのはよくない。抗がん剤の副作用で食べれない相手に対して自分も質素な食事をするのは他のことも全部合わせてしまい共倒れになる。隠れたところでよいから外食したり美味しいものを食べることこそ支える者として心の余裕が生まれて愚痴やワガママを聞いてあげられる。
私が印象に残ったのはこれらのお話でした。
私のブログは闘病ジャンルに属したくさんの方々がアクセスしてくださっているのもあり【がんのテーマ】がほとんどですが私の日常は仕事とプライベートと猫が9割以上。
がんのことは自己免疫強化と称した食事、ウォーキング、岩盤浴その他本、ネットでの学びぐらいで表向きは1割もないです。
じゃあ真摯に命と向き合っていないか?というとそんなことはないわけで毎日を仕事とプライベートで精一杯生きていることこそが私の自己免疫力を強くしてナチュラルキラー細胞を優位にしながら無再発で来られているんじゃないか?そんな気がします。
膀胱がんを発症して2年経過した今は原因なんて『そんなもん知らんわ!』と笑い飛ばせる位になりました。
2年前の手術の頃は『なぜだ?なんでだ?』と必死にこうなってしまった自分を責めて結論のでない問題を堂々巡りしていた私がこうも変わってしまったんです(笑)
結論のでないことでやきもきするぐらいならいっそ『原因なんて知らんわ』と勝手に結論づけてしまえばよいってことですね。
そしてつい先日、がんサバイバー友達Мさんとカフェで2時間トークしてきました。
Мさんは私よりひとつ上の52歳男性。転移がんありステージ4で去年9月から毎週エンドレス抗がん剤治療をしています。
今回は副作用の味覚障害がでているとのことで食事はせずにお茶のみでしたが本当にがんばられていてここのところ仕事でハードワークしていた私はМさんから活力をもらいました。
Мさんのがん闘病に対して私は去年話を聞いた時は感情移入しすぎて『自由診療に賭けてみたらどうですか?』なんて失礼なことを言ってしまいましたがМさんのがんは最後の抗がん剤が効いており転移巣の大きさがずっと横ばいだそうです。
でも最近発生した味覚障害の副作用により唾液がでず食欲も湧かないそうで体力低下もあわさっているので抗がん剤の休薬も検討しているようです。休薬=がんの増大リスクを伴いますが倦怠感と味覚障害はとてもきつくて…抗がん剤もいずれは効かなくなるからねぇと言われてました。
それでもトーク中は相変わらずお互い笑って会話できる関係です。
闘病生活を続ける中、仕事をやめざるを得なかったМさんですが今は緩和病棟でこれまで自分がしていた職業を活かしたボランティアをしたいと面接を受けてこられたそうです。
仕事ができなくなっても社会の一員として何かに関わることが大事と押川先生は動画で言われていましたがまさにМさんはその目標が目の前にあるということです。
『緩和病棟のボラを続けてやがては僕もその病棟に入るよ』とМさんは笑いながらオチをつけていました。私も笑いながら『そのほうが勝手知ってる病棟スタッフとずっと一緒だし安心ですよね』とツッコみました。
それぞれ与えられた運命もあろうしМさんは友達も多い人なので寂しそうでないところが安心させてくれます。
次は7月か8月の再会予定にしました。
ご拝読ありがとうございます。
