【たまには明るい記事を載せたい】

皆さんこんにちは。今日は旅行の記事をアップします。いつもは私の膀胱がん治療に関する記事内容が大半ですが[治療の合間の癒やしの時間]も治療効果を上げるためには大事ですのでお時間ある方、旅行、温泉、猫好き動物好きの方はぜひご覧くださいませ。


【旅行までの準備期間】

8月25日に膀胱鏡検査を終えて2回目TURBTから3ヶ月半経過時点での再発なしは確認できました。このタイミングで私は嫁と一緒に長野へ1泊2日の旅行に行きました。


私たち夫婦は私が介護職、嫁が医療事務の職業のため元々コロナ禍が始まった2020年からは地元の神奈川県内や隣りの静岡県ぐらいしか出掛けずにいました。

さらに2022年1月に愛猫アマオウ君を迎えてからはますます家をあけられなくなりましたがいつかの旅行のための練習として夕方発でスパへ二人で行き宿泊して翌日午前中に帰宅というのは去年から3回試していました。

その際、戻った時に部屋が荒れたり後日のストレスがなかったことを確認したうえで今回の旅行を6月に計画しました。


【6月に旅行計画した意味】

私にとっての6月は膀胱がんT1G2に対するBCG導入治療がスタートする時期。この治療は長ければ2年以上に渡り20回以上も膀胱内にBCGを入れて副作用と闘う根気や我慢のいる治療というのも分かっていました。

それと2月終わりに腫瘍が発見されてからは私は膀胱がんのことで頭がいっぱい、仕事している時がいちばん忘れられる状態、嫁はそんな私に3月は通院、検査に同行してくれてTURBTの術後執刀医からの連絡は麻酔中の私よりも早く受けて私の両親にもいち早く連絡する役割を担ってくれていました。

日常でも健康食を作ってくれたりわざと膀胱がんを意識させず変わらない会話をしてくれました。

アマオウ君は変わらず私と嫁に甘えてきたりツンデレの日々(笑)


そんな膀胱がんと向き合いながらBCG導入治療が終わったら私と嫁へのごほうびに旅行へ行こうと私が提案して定期膀胱鏡検査の結果に関わらず行く予定にしました。


【8月28日長野へ】

天気は晴天なり。8月最終週月曜日に私と嫁はバスタ新宿から長距離バスに乗り長野市へ向かいました。

まずは善光寺へ参拝です。

長野行きのバス。JA全農長野の野菜ラッピングが高原行きへの気分を高めてくれます。

善光寺本堂をバックに

長野といえばこれですね。
野沢菜入りおやき


本堂でのお参り。びんずる尊者像(通称おびんずる様)の膀胱を触らせて頂き除病祈願をしました。
※おびんずる様は撮影禁止の為、善光寺サイトより画像引用

【野沢温泉村へ】
お昼は信州そばをいただきそこから電車とバスを乗り継ぎ野沢温泉へ移動しました。
野沢温泉村というのは日本の市町村で唯一[温泉]の名がついた村だそうです。
それだけ温泉と人が同化しているのですね。私たちが降りたバスターミナル周辺には10以上の共同浴場がありほとんどが無料。町の人も観光客もどうぞお湯につかってくださいと言われている気分です。

【まずは旅館にチェックインしてスタッフ猫さんにご挨拶】
私たちが宿泊したのは桐屋旅館さん。ここにはなんと9匹の猫が旅館のスタッフとして活躍しています。

こちらの旅館の何が素敵かというと猫たちが飼われているというより旅館の住人として溶け込んでいるところです。
当然のように玄関に並べた宿泊客のくつを荒らしたりくつ紐をほどいたり、宿泊客のお部屋に遊びに来て勝手に布団に入って寝ることもあるらしいです。
とにかく猫好きにはたまらん!
そんな旅館です。
とはいえ桐屋旅館もコロナ禍では経営危機に陥ったそうですがスタッフ猫のハチ君がその危機を救う立役者になってくれたのだそうです。
とても愛嬌があるハチ君は行動派で旅館から近くの喫茶店まで毎日朝ごはんをもらいにいくそう。そして2021年のある大雪の時ハチ君のたくましい姿が桐屋旅館のツイッターにアップされるとSNS上で大バズリをしてみるみる宿泊客が増えていったとのことです。


ハチ君以外の猫スタッフもみんなお客さんと交流があって本来は部屋で家族だけが食べて飲んで風呂入って、フロントに行くのはおみやげ買う時か精算のときだけ…という私が勝手に抱いていた温泉旅館の概念を見事に覆してくれました。

【温泉は高温で強酸性】
野沢温泉は共同浴場のある外湯も桐屋旅館の湯もすべて42℃〜45℃はあるだろうという高温でした。
正面の建物が桐屋旅館さん

熱い湯に嫁は早々ギブアップして猫タイムを優先。
私は結果オーライで急遽疑似温熱治療ということにして腹部まで3分間浸かる半身浴を外湯と旅館合わせて8セット実施。
確かがん細胞は43℃以上の熱を与えると死滅しやすくなると温熱治療法のハイパーサーミアを調べた時に学んだので熱かったけどせっかくだからと実行しました。
その反面私と嫁は温泉成分を見逃してしまい二人とも指輪の一部が強酸性の湯で変色してしまいました。
やむを得ず後日購入したお店で修理してもらうことに(涙)

【旅行を終えて】
善光寺のお参りと温泉は治療への希望となり猫旅館や野沢温泉街の散策は久々に旅行に来たんだと実感できて楽しく有意義な時間になりました。

帰宅後はちゃんとアマオウ君へのフォローをさせてもらいその時にこの旅行が終わったとなりました。

ご拝読ありがとうございます