東京のお盆も近いから、
久しぶりに父の話題を書かせてください。
俳優の故金田龍之介の多数の出演作品から三男が好みで選んだベスト10でございます。
たくさん出てましたから、
他にもたくさんの素晴らしい作品がありましたが、御了承ください。
第10位
テレビNHK
「流れ雲」
浪曲師の梅中軒鶯童の話の連続ドラマでした。主役でした。
奥様役が三田和代さんでした。
とても良かったです。私はまだ小学校低学年でした。
第9位
テレビNHK
朝の連続ドラマ
「あすか」
和菓子協会の最高幹部の役でした。
主役の竹内結子さんが、大ピンチの時に、助け船を出した場面は最高でした。
父は、ご機嫌でしたが、一度、スタジオですっころびました。
コードで。(竹内さんは、昔、私たちの地元の埼玉県越谷市に在住されていたそうで、
それを聞いた父は、ニコニコと控室で、彼女とお話ししてました。)
第8位
映画
「交渉人」
ユ一スケ・サンタマリアさんが主役の映画でした。
地下鉄職人の古い知識を生かし、テロ阻止に助力する役でした。
いかりや長介さんの代役だったかもしれないです。
(間違ってたらごめんなさい)
最後の、
「クリスマスだろ、孫と約束が有るんだよ。」という台詞は、
父が作りました。
この孫は、私の長女でございます。
第7位
舞台
「罠」
たいへんにカッコいい刑事役でした。台詞も多かったです。
演出と主役は山本学さん、共演には、大空眞弓さんがいらっしゃいました。
推理劇で素晴らしい作品でした。
第6位
テレビ日本テレビ
「子連れ狼」
萬屋錦之介さんが主役でした。
かなり怖い悪役でした。
この役、男性には、一番人気かもしれないですね?
将軍家のお毒見役でした。毒薬作りの名人で、ずうっと、主役の拝一刀を狙い続けました。たいへんに怖い役でした。
私は、高校2年の夏休みに、この役、阿部頼母が、殺される場面の撮影に付き添いました。
「おまえ、暇やろ?ちょっと、カバン持って付いて来い!」と言われました。
その頃の、私は、高校のクラブ、軟式野球部の練習に付いて行けず退部。
うちでゴロゴロ、腐ってました。
第5位
テレビ
TBS
「寺内寛太郎一家」
巨体同士の対決がありました。
父と小林亜星さんとの取っ組み合いで、スタジオセットも天井の梁もすごく揺れてました。
私は中学生でした。この時に、スタジオで、私は、浅田美代子さんにお会いできて嬉しかったです。しかし、田舎の中学生は丸刈りで恥ずかしかったです。
第4位
舞台
「近松心中物語」
蜷川幸雄さん演出でした。
主役の平幹二朗さんとの対決が(平さんが、お店のお金に手をつけるのを諌めるところ)たいへん良かったです。
ヒロインの太地喜和子さんもとても良かったです。
蜷川さんは、
先生と呼ぶと怒ってました。
「たくぞう、先生って言うな!」と。
蜷川さんは、70名ぐらい出ていた群衆シーンでも、一人一人の名前を呼んで注意されてました。
「あ、俺の名前を知ってんだな?」みたいに、喜んでいた若者もたくさんいました。
第3位
舞台
「ミスターレディ・ミスターマダム」
演出は美輪明宏さんでした。
相手役は宝田明さんでした。
4回見に行き、4回とも大爆笑しました。
池袋のサンシャイン劇場でした。
男同士の夫婦が赤ちゃんを育てるという話でした。
第2位
テレビNHK
「さよなら五つのカプチーノ」
とても気の弱い、人生を諦めた老人が、ハラハラドキドキしながら、
泥棒の一味に加担するという、たいへん素晴らしいドラマでした。
再放送やらないかなあ?
父は、共演の稲垣吾郎(元SMAPメンバー)さんを褒めてました。
そして、
第1位は
私が小学校5年生ぐらいの時に見た舞台で、
東京新宿コマ劇場の
「橋幸夫特別公演・忠臣蔵」です。
大石内蔵助役でした。
これは、
これは、
これは!
今でも忘れられないぐらいの素晴らしい内蔵助でした。
気合い入ってました。
以上
お読み下さりありがとうございました。金田拓三