「3+4=?」
娘はしばし頭をひねり
「7」と答える。
立て続けに
「4+3=?」と出すと
また娘は頭をひねって
「7」と答えた。
これ大人ならば即答なんですが、だけども、幼児は一つ一つリセットして考える。
AちゃんがBちゃんのモノを取った取らないでケンカしてBちゃんが泣く。
だいたい長くとも30分くらいでケロリとしてまた遊び出す。そうするとまたAちゃんがBちゃんのモノを…
同じようなことを繰り返してしまうんですが、幼児は「Aちゃんはこういう人だから」と決めつけて警戒しないし、恨まない。差別しない。いつまでも拘らない。一度仲直りしたらリセット出来る。
算数の話は単に数学のロジックを知らないということも大きいと思いますが、人の心は相関しているので、この算数の解き方に物事を都度リセットする「幼児型発想」が影響しているのでは、と感じました。
物事を経験から関連づけ予測して態度を決める「大人型発想」があったからこそ、人は生存競争を生き残って来れたんだとは思いますが「人」として美しいのはどっちなのかというと、うーん、考えてしまいます。
3+4=4+3であると即答出来るようになった瞬間、幼児型発想も消えちゃうんじゃないかと、少し寂しく思い。しかし、それくらいは出来なきゃ困るので覚えて欲しい。
心の美しさを残したまま「大人型発想」を身につける方法はないかと、悩んでいます。