土砂降り親子 | 小田切大(作曲家、歌手)の日記

小田切大(作曲家、歌手)の日記

超個人的日記です。
毎日更新していますよ。

保育園のお迎え。
行きは自転車で行けたのですが…

園でなんやかやしている間に大雨が。
しまった!アメッシュチェックしておけばよかった。

とりあえず、ここでアメッシュをチェック。
ちなみにアメッシュって、雲の動きがわかるアプリね。

10分後くらいに谷間がくるかもしれない、という状態。
ここを過ぎるともう10分くらいでさらに厚い雲がやってきてこそから最低でも30分は大雨が続く。

ひとまず待つことに決めた。

ところが10分少々経っても雨は弱まらず、強さを増している。
アメッシュを再度確認すると、谷間だったところが雲で埋まってしまっていました。

さて、どうするか。

雨宿りという選択肢はなくなった。

1、園で傘を借りて自転車を押して歩いて帰る。
2、自転車はどこかに放置してタクシーで帰る。
3、諦めて濡れて自転車で帰る。

1をやってもここまで雨脚が強いと結局けっこう濡れる。
2は面倒だなあ、また自転車とりに行くの。
それじゃあ…

うだうだ考えていると子供が「早く帰りたい」と仰る。
お、これは3の口実になるぞ。

子供って「こだわり」がありますよね。
ウチの子供は靴に砂が入ることと濡れた椅子に座ることを極端に嫌がります。

まあ、誰だって嫌は嫌ですが仕方がない場合は我慢するじゃないですか、でも娘はどうしても我慢出来ないのです。
かねてより私はこれを苦々しく思っておりました。

こういう性格ってそのうち変わるんでしょうけど、たまに変わらないまま大人になっちゃる方いるじゃないですか。そうなると、生きづらくなっちゃうと思うんですよ。
どこかできっかけを作ってあげたい。

はい、来ましたきっかけ。

ここはずぶ濡れになって帰るという選択肢を敢えてとり、荒療治を試みてみましょう。
「そんなに早く帰りたいと言うなら…」

・この雨をよく見よ
・今帰ると必ず濡れる
・自転車も濡れており、大人の力を以てしても椅子を拭ききるのは不可能
・それでも帰りたいというなら濡れる覚悟はあるのか

目を見つつ説明。
娘は「うん」と返答。
さあ冒険のはじまりだ。

とはいえ、いきなりずぶ濡れはきついと思い、園で傘を借りて後部座席でさしてもらうことにしました。
でも雨はけっこう激しかったですから防ぎきれず、はじめは後ろで文句を言っている声が聞こえましたが…

後半の信号で停止。
後ろを振り向くと「濡れちゃった」と言って笑っている娘。
お父さんはTシャツが重たくなるほどずぶ濡れだ。
2人おかしくなって笑った。雨の中で変な親子だ。

帰宅してそっこう風呂。
普段は風呂に入りたがらない娘もさすがに素直に入った。
家は暖かい。