千葉県市原市 永昌寺トンネル。 | 水辺の土木遺産

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水辺の土木遺産、冠水橋や流れ橋、石橋やレンガ樋門など、自転車で見て回りながら、ついでに狛犬なんかも追いかけています。

柿木台第二トンネルに続いては、

この場所を散策したことのある方はご存じの通り、第三ではなく、永昌寺トンネルです。

短い区間の舗装された一般市道で、これだけ続けて味わい深い素掘り隧道が見られるのは、

穴の国千葉ならではですね。

 

場所はこちら。

 

 

私は少し北の飯給駅からスタートしたので、

実際に訪ねた北から順に紹介していくと、

 

 

北側ポータル、

残念ながら、コンクリート巻き立てにアーチ部はライナープレート補強で、

味わいも何もありませんが、ここから15mも進むと、

 

 

コンクリート吹付の、なんとも変わった雰囲気の坑内に変わり、

 

 

やがてむき出しの素掘り隧道に変わります。

 

……なぜでしょうか? 永昌寺トンネルは、

アップロードしてみると、隧道内も結構きちんと表示されますね。

 

 

それでも2枚ほどはアウトで、坑内はここまで。

ですが、ここまでくると、断面がきれいな将棋の駒のようになっているのがわかると思います。

 

 

そして、こちらが南側のポータル。

少しばかり崩れているので観音彫りに特徴的な将棋の駒の五角形断面からは変形がみられますが、

それでも、房総らしいとても面白い隧道です。

 

興味がおありの方は柿木台第一トンネルから順に歩いてみてください。

 

 

なお、第二トンネルの入り口は、驚異的な丸さが特徴的だったりするので、

その対比もまた面白いですよ。

 

さて、

この後ですぐに落車して(転けて)しまい、

二週間は在宅勤務で寝るのもつらいくらいにケガをしたのですが、

……まぁ、厚さでフラッときての一人転けですから完全に自責なのですが、

次回は痛い足を引きずりながら訪ねたキャンプ場の隧道など。

 

ここまでは割合と当ブログでも頻繁に紹介している部分なので、

360°写真だけにしていましたが、次回からは普通の写真の次に360°写真の体裁で紹介予定です。

……アップロードしてみて、360°写真がどれだけアップロードできるかは不明ですが。

 

※前回も書いた通り、GoogleMapsでは、同一アカウント同一GPS座標で近い日時の写真の場合、

アップロード受付後に正常に表示してくれなくなる不具合……というよりは恐らく仕様があり、

隧道ではGPS座標が正常に更新できずに、入り口の1枚しか表示できないケースがあるのです。