埼玉県飯能市 入間川の冠水橋2(360°写真)。 | 水辺の土木遺産

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水辺の土木遺産、冠水橋や流れ橋、石橋やレンガ樋門など、自転車で見て回りながら、ついでに狛犬なんかも追いかけています。

昨日に続き、飯能河原のすぐ上流にある取水堰堤を流用したように見える冠水橋ですが、

この冠水橋、取水堰堤にしては立地が微妙だと思っていたわけですが、

ストリートビューに360°写真をアップロードしようとしたところ、

地図で謎がいろいろと解決してしまいました(^^;)

 

最初に微妙な理由ですが、

ここから取水しても周囲がここより高くて、水の持って行きようがないこと、

それに、取水堰堤にしては、取水した水を運ぶ水路の跡が見られないこと、

ゲートがオンとオフしかないフラップゲート構造だったように思われること。

などです。

 

そして、この場所の地図ですが、

 

 

『止水堰(遊泳場跡)』

……水をせき止めておきながら使わない。

その発想がありませんでした(笑)。

 

なるほど、遊泳目的であれば取水口がないのは当たり前。

そこから人が飲み込まれちゃいますからね。

 

そして、オンとオフしかない、調整の効かないフラップゲートも納得。

遊泳場として利用する時期はゲートを締めて、それ以外の時期は開く、

オンとオフで事足りるわけですから。

 

いやいや、勉強になりました。

 

 

さて、

それでは取水堰型改め遊泳場の止水堰流用型冠水橋の360°写真など。

 

 

ほとんどの方は入間川左岸=北側の道路からのアクセスになると思います。

私もそうでしたので、まずは道路から下りる途中の踊り場から順に。

 

 

橋の袂から。

 

 

橋を渡りだした辺りから。

 

 

中央辺りから。

左手に視線をずらすと、飯能河原から続く頼りない遊歩道が見て取れます。

そして、右手のすぐ上流には観光用の割合と大型のトイレが新しく作られています。

 

 

ほぼ渡り切った辺り。

 

 

入間川の右岸=南側からの振り返り。

 

 

橋の裏側も何カ所か。

 

 

下流側からの振り返り。

 

 

川の右岸=南側の橋台付近。

振り返っていただくと、すぐ真横に流木が残っています。

 

 

最後にここ。

下から潜り込むことはできそうにありませんでしたが、

こうして隠されると、やはりアーチの内側が気になるのです!

 

 

そこでここをよく見ていただきたい。

アーチの手前にコンクリートの舞台がありまして、

その下に小さな穴が開いているじゃないですか。

 

今まで私が利用してきた一脚だと長さが足りませんでしたが、

今回から持ち出したInsta360の純正3m一脚ならアーチの内側に届きそうです。

 

ということで、気を付けながら突っ込んでみました。

 

 

なるほどなるほど、

こんな感じなんですね。

 

で、取り出す際にレンズは無事でしたが、

液晶の保護に張り付けたガラスシートをぶつけて、

保護シートにひびが入ってしまいましたが、まぁ、覗けたのでヨシ!

 

このまま上流を目指します。