高知県南国市 前浜の四国防衛軍のトーチカ。 | 水辺の土木遺産

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水辺の土木遺産、冠水橋や流れ橋、石橋やレンガ樋門など、自転車で見て回りながら、ついでに狛犬なんかも追いかけています。

2020年9月に7泊8日の旅程で自転車で訪ねた高知ツーリング、

7つ残っている前浜掩体群を一通り見て回ったところで、

すぐ南にもトーチカが残っているようでした。

 

距離にして道路でアクセスしても1km程度、

折角なのでそちらも覗いてから、移動を開始することにします。

 

 

ということで、見えてきたのは砂の……畑なのでしょうか?

そんな感じの砂地の真ん中にそびえる分厚いコンクリートの箱状の構造物。

場所はこちら。

 

 

四国防衛軍? と、Google先生に聞いてみると、

どうやら本土決戦に備えた四国の防衛部隊の第55軍という舞台のことみたいですね。

 

 

この辺りなどは踏み跡を辿って接近できそうに見えますが、明らかな私有地。

流れ橋のためなら失礼しちゃうかもしれませんが、

 

 

トーチカですからね。

遠くから眺めるだけにしておきましょう。

 

 

ああ、この辺りから見ると、ようやく銃眼がトーチカらしく見えてきますね。

あんな大きな入り口だけだと意味がありませんから、背面の入り口は本来は隠ぺいされるのか、

あるいは砂山で隠してしまうとかでしょうか?

 

 

海沿いの道路からも、これ以上接近するには私有地の畑を抜ける必要があるので、

 

 

ここからのズームで我慢しましょう。

空港周辺を立ち去る前に、

 

 

こんな物件もあったので立ち寄ってみましたが、

 

 

小さい(笑)。

中に入るのも一苦労しそうなサイズですが、何のためのトーチカだったのか……。

なお、七か月前のGoogleMapsへの投稿によると、6頭の狸が中に居たそうです。

 

 

私はもうここから眺めただけで済ませてしまいましたが、

私が訪ねた時にも狸がいたのなら、覗いてみるべきだったかもしれません(笑)。

 

既に時刻は13時半、ここいらで空港周辺を離れて、

寄り道しながら、掘り込み港湾の手結港を目指します。