三重県松阪市飯高町森 櫛田川支流名倉谷川の潜水橋(後編)。 | 水辺の土木遺産

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水辺の土木遺産、冠水橋や流れ橋、石橋やレンガ樋門など、自転車で見て回りながら、ついでに狛犬なんかも追いかけています。

さて、同じ橋の続きです。

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こちらが対岸からの振り返り。
こうして見てしまうと普通なんですが、

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この橋の面白いところは、付け根のスロープは橋の上の半分ほどの幅で、
人ひとり歩くのがやっとの幅しかなかったりするところ。

ちなみに、橋台から上流に向かってのスロープは割と良くできた後付けの構造で、
これがあることで橋台の破損を防ぎつつ、橋台の周りの洗掘を防ぐ効果が期待できます。

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そしてまた、この玉石積みをコンクリートで固めた、
人ひとり分の幅しかない取り付け道路ですが、とても見覚えがあるんですよね。
具体的には、この潜水橋の前に紹介した橋跡の、更に旧橋の橋台部分。

あの橋も、往時はこんな姿だったかも?

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というわけで、こちらが振り返り。
こうして見ると分かると思いますが、水の澄んでいた櫛田川と比べると、
すぐ上流でありながら、名倉谷川は若干の濁りがあるようで、この辺りの足元の水たまりの水もオレンジ色。

すぐ上流のダムの所為もあるでしょうが、
すこし温泉の水かなにかが混ざっているのかも?

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こちらが橋から見た上流。

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こちらが橋の下流方向。

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この橋はこの橋で、なかなか面白い橋でした。

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さて、自転車に戻って、ダムを目指します。