埼玉 流れ橋 3橋目。 | 水辺の土木遺産

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水辺の土木遺産、冠水橋や流れ橋、石橋やレンガ樋門など、自転車で見て回りながら、ついでに狛犬なんかも追いかけています。

埼玉の流れ橋めぐり3カ所目は確かここ
橋のありそうな場所は事前にPSPの地図にチェック済み、それを辿ってこの辺りにありそうなんだけど……と。


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あれだ!

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こちらがその橋なのですが、ここの特徴はなんと言っても殆ど加工されていない丸太の細木。

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しかも、それにしては1径間が割と長いのです。
推測を交えて言わせてもらうと、実はこの少し上流には製材所らしい場所がありました。
山から切り出した木の木材にならない先端部分や、間引きした細い木材などを安く譲ってもらって、それを束ねたものではないでしょうか? なので、渡ろうとするとしなります。

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そのためのつっかえ棒がこの通り!(笑)

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こちらは1径間を渡って2径間目。
先端部分だろうというのは特にこちらのことで、先細りで強度が足りないから、向こう側には更に細い丸木が継ぎ足されています。それより何より目を引くのは左岸から2つめの橋脚で、橋脚それ自体が3径間目ともいうべき長さをもってカーブして、その先にあるのは木の板の3径間目、こちらは渡りきってからのもの。

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最後の1径間はワイヤーでは無く針金で、対岸の方に固定されていました。
ちょっと対岸(右岸)側から回り込んでもう1枚。

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こちらから見ると2径間目にも支えるためのつっかえ棒が!(笑)
つっかえ棒が流されないように、上から釘か何かで固定されているようでした。

もう少し遡ります。