自宅で介護する事にした訳ですから仕事をどうするかと云う事になります。

病院の相談員さんから「仕事はどうされるんですか?」と何度も聴かれました。

私としては当然辞める覚悟は出来ていたんですし首になっても構わないと思っていました。

まぁアルバイトですから正社員と違い辞めやすいと思っておりました。

昨年の9月から今年の3月までプールが工事で休みだった関係で、

それまで働いていたバイトの方々が他の仕事に変われた方が多くて

人手不足になっていて、ちょっと「辞める」って言いにくい雰囲気なんです。。。

でも言わなきゃ始まらないので言いましたけど…

責任者の方には承諾頂いたんですが、

一緒に働いている一部のバイトの方からブーイングがあり参りました。。。

「早く帰って来て」って言われてもこればっかりは人の命なのでなんにもいえません。

そんな感じで一応来年の3月までは契約が残っているので籍はあります。

 

5月1日(水)

いよいよ最後の種目?「口腔ケア」の指導です。

口腔ケアの指導は言語聴覚士さんが担当となます。

これは車椅子に乗せての指導なので移乗とセットでの指導となります。

この日はオムツ交換指導、経管栄養指導など4種やりますが、

それぞれ担当者が違うので入れ替わり立ち代わりと時間の割り当てが大変そうです。

そして、口腔ケアは初めてなので色々指導頂きました。

歯ブラシ使って歯をみがき、

スポンジブラシで汚れを取り、

仕上げにガーゼ使って汚れを取る。

やってみた感じは難易度はそんなに高くないので大丈夫だなって思いました。

そして今日から5月に入りました!

今月末には退院なので全てをマスターしておかないと…。

 

 

 

4月25日 いよいよ移乗指導です。

当初相談員さんから「息子さん脚が悪いから移乗が難しいのでは?」と言われていたんです。

私としてもやった事が無いから分からないし。。。

ただYouTubeを観ていて健常者は簡単にやってのけているので「大丈夫だろう…」って自分なりに解釈していました。 

そして、作業療法士さんは私が義足の事ご存知なので作業療法士さんなりにやり方を色々考えてられたみたいで、

普通のやり方ではなく義足側を膝まずく感じでやる方法を教えて頂きました。

でもいきなり母をやると危険なのでまずは男性の作業療法士さんを相手に何度も繰り返しやる訳なんですが…

難しいし汗だくです。

私の場合左脚が義足で短断端なのでバランスが取りづらく、

間違えて相手の足を義足側の膝で踏んでも分からないから神経を使います。

ベッドから車椅子の場合と車椅子からベッドに移す場合を同じベッドの左側からやると難しいんです。

それは健常者なら両手で患者を抱える事が出来るのですが、

私は義足側の手は患者を抱えるとバランスが取れないので、

ベッドから車椅子に乗せる時は車椅子は左側で手は車椅子、

ベッドに移す時は左手にベッドとしないと難しいんです。

なので、ベッドに移す場合はわざわざ反対側に移動してやる方法にしました。

これなら安全な感じですが、

私には難易度が高くて自信がありません。。。

 

今回は覚悟についてお話しします。

主治医が何度も「大変ですよ!」とか「覚悟を持ってやらないと!」って言われ続けるし、

周りの人達からも「大変よ!」って言われている。

それを自分なりに考えた結果、

自分のこれからの人生や自分の命を削ってでも母に捧げる位の「覚悟」を持って取り組んで行こうと思いました!

それ位の気持ちが無いと「覚悟」とは言えないのかなって思ったからです!

これからはトライアスロンの大会も出ず、スイム、バイク、ランの練習とかトレーニングはしないし冬になってもスキーもしない!

「行きたい所」や「やりたい事」も我慢して飲み会にも行かない!

人付き合いが悪くなるけど仕方ない!

それ位の「覚悟」を持って母のお世話をさせて頂こうと思います!

そして、母の手となり脚となり目となり耳となりお世話をさせて頂く。

あのまま療養型の病院に母を預ければ自分の生活は変わらず仕事も続けられるし好きな運動も続けられる。

やりたい事は何でも出来る。

だが、私は敢えて楽では無い大変な道を選んだ!

どんな大変な辛い日々が待っているか分からない!

想像もつかない!

でも、私にとってはたった一人の母だから。

後悔だけはしたく無いから。

これが私の「覚悟」です!

 

そう言えば以前会社勤めしていた頃、

一つ年下の男性が突然会社辞めていきました。

辞めた理由はお父さんの介護だと聴きました。

彼は機械のオペレーターでその機械を操作出来るのは彼だけで会社としては当時大変でした。

でも何とかなるもんです。

彼が介護で会社を辞めて田舎に帰った事を知った私は「大変だな」って思ったんですが、

まさか自分も親の介護する事になるとはその時思いもしませんでした。

皆さんはこんな時がやって来たらどうされますか?

楽な道を選択されますか?

それとも大変な道を選択されますか?

4月19日(金)

午後から母がテストで家に帰ってみる日です。

病院から主治医、看護師2名、作業療法士1名、相談員、ケアマネ、福祉レンタルの業者の計7名の方が来られました。

この日にしたのも最悪の事態を考えて病院に専門の先生がいらしゃる日との事でした。

倒れてから今日で4ヵ月と7日。

まさか母が来るとは当初思いもしなかった。

母をどうやって家に上げるのかと思っていたら縁側から庭に長いスロープみたいなの使い車椅子を押して入る感じでした。

母は元気だった頃のレンタルのベットをまだそのまま返却せずにしていたのでそこに寝かせて、

側に看護師さんが付き添っていらっしゃいます。

他の皆さんと私は私の考えている事でどの部屋を使ってどうやっと家に上げるかのお話しをし、

それに対して必要な物品などの確認をしました。

私は家の12畳のリビングにベットを据え、

その隣りに私が寝る折り畳み式のベットを設置、

出入りは雨が掛からないガレージのある掃き出しの窓からリフト使う考えをお話ししました。

今日の滞在時間は約1時間で母はまた病院に帰って行きましたが、

短い時間でも帰れた事にマジ嬉しかったです。

翌日看護師さんに聴くと「お母さん帰ってからは爆睡でしたよ!」って話されてました。

退院まであと41日だ。