※ 今回書いていることはあくまでも個人的な想像からであり、関係者各位に話を聞いたりした事実に基づいている訳ではないことをご承知おきください。

 

すみれステークスにセファーラジエルが出走した件で、レースが終わった後でも腑に落ちないというか気になっていることがありますので、個人的な見解を書いておくことにします。

何が気になっているかというと、吉田隼人騎手から北村友一騎手に変更になったことです。

2 月 11 日木曜日の帰厩を翌日に控えた日に公式レポート更新で、すみれステークスに吉田隼人騎手で臨むと書いてありました。

自分は継続騎乗してくれることを喜んだのですが、その翌週の 2 月 17 日水曜日の在厩馬定期レポート更新で突如北村友一騎手に変更になったと書かれていました。

 

帰厩してからの 5 日間に何かあったのだということは、想像するのが難しくないことですが、問題は何があったのかということです。

当初は吉田隼人騎手が他の馬に乗ることになったか、あるいは阪神以外の競馬場で騎乗することに変更になったのだと考えていました。

しかしながら、その予想はどちらも外れていて、当日は阪神競馬場で騎乗していましたし、すみれステークスには騎乗していませんでした。

ということは、吉田隼人騎手はすみれステークスでセファーラジエルに騎乗できたということになります。

 

ではなぜ吉田隼人騎手ですみれステークスに出走しなかったかということになりますが、ここからは完全に個人的な想像での見解です。

北村友一騎手は、クロノジェネシスのデビュー前追い切りで素質を感じ取り「この馬にならどこにでも乗りに行きます」と言っていたというくらい追い切りで馬の特性を理解し、レースでもその馬の特性を活かして騎乗することができる騎手だということは前々から感じていました。

サラキアも北村友一騎手とのコンビでは、5 戦 3 勝 2 着 2 回で連対率 100% という数字を残していますし、昨年夏の小倉日経オープンから年末の有馬記念までの流れを作ったのは間違いなく北村友一騎手です。

それからディアスティマが長距離で台頭してきていますが、それも北村友一騎手に導かれての結果と言えなくもないです。

 

ということを前置きとしてセファーラジエルの話に戻りますが、すみれステークスに出走するに辺り、高柳調教師とノーザンファーム側の見解が多少異なっていたのではないかと想像しています。

ノーザンファーム側は長距離馬としての適性があると考えており先を見据えてのすみれステークス出走でしたが、高柳調教師としては 2000m までの馬と考えており、2200m はちょっと長いのでどうなのかという状態だったのではないでしょうか。

 

その為、北村友一騎手に追い切りとレースに騎乗させ、長距離適性があるかないかを判断させようとしたのではないか、というのが自分としては納得のいく乗り替わりの理由だと思いました。

北村友一騎手騎乗の追い切り後のコメントで、「乗った感じ、距離は長い方がよさそう」と言っていますし、レース後のコメントでも「スタミナはあっても力む面があるから、そのあたりが抜けてくれば」と言ってました。

このコメントから察するに、長距離適性はあるが気性面の成長次第ということだと思われます。

高柳調教師もこの結果と北村友一騎手の感触から、さらに長い距離のレースを選択肢に加えた可能性は高いです。

 

本日 NF しがらきに放牧に出たとのことですので、次走がどうなるのかは分かりませんが、2000m 以上のレースであることは間違いないでしょうけれども、1 勝クラスの 2400m などのさらに長い距離に出走することも視野に入れて仕上げてくるのではないでしょうか。

自分の見解がまったくの見当違いでないことを願いつつ、次走がどのレースになるのか楽しみです。