すみれステークスに挑戦したセファーラジエルですが、結果は 4 着でしたけれども、まだまだ伸びしろ十分という内容でしたし、今後がとても楽しみです。

 

パドックでの雰囲気はとても良く、落ち着いていて歩いていて良い感じの歩様でしたし、これなら力は発揮できると思っていました。

ただ、北村友一騎手が跨ってからは少しチャカついているような感じでしたので、スタートまでに落ち着いてくれればと考えながら見ていました。

 

ところが、発走直前になって昨日力をまともに出し切れなかった原因となる事象が発生します。

勝ち馬の落鉄が発覚して、蹄鉄を打ち替えるという事象です。

それによって、ゲート裏の輪乗りでかなり長い時間待たされることとなりました。

グリーンチャンネルではこのゲート裏をかなり長い時間映してくれていたことで、セファーラジエルただ 1 頭だけまったく落ち着きがなく、かなりチャカついている様子であることが良く分かりました。

 

高柳調教師がいつもこの馬はテンションが高いとコメントしているのですが、個人的にはどういうことなのかよく分かっていませんでした。

ですが、昨日ははっきりと分かりました。

おそらくセファーラジエルは、騎手が跨ってからゲートインするまでの間がとてもテンションが高い馬なのだと思われます。

それゆえ、この時間が出来るだけ短ければ短い方がいいのでしょう。

 

結局このゲート裏の事象によってテンションが高い状態で発走となり、行きたがってクビを上げながら走ったり折り合いがうまくつかない状態でしばらく走ることとなり、北村友一騎手のレース後のレポートで書かれている通り、ずっと 8 割くらいのスピードで走りきるという結果になってしまいました。

しかしながら、そんな状態なのにこの程度の差しかついていないというのは、今後に向けてはとても期待が持てます。

 

スタミナはあるというコメントを北村友一騎手が残してくれていますし、気持ちの面での成長を NF しがらきと高柳厩舎でうまく促してくれたら、長距離が走れる馬として楽しみな存在となってくれそうです。

長距離戦はそんなに頭数も多くないことがたくさんありますし、除外続きで出走できないということがあまりないですので、短距離馬よりローテも組みやすいというメリットがあります。

馬体重の割には細身のシルエットなのも長距離馬に向いている気がしますので、長めの距離のレースを末永く走ってくれれば幸いです。

 

気持ちの面でのことを考慮して、今週中にしがらきへ放牧に出すと高柳調教師はコメントしていました。

個人的にも、このように成長を促しながら大事に使ってくれることがありがたいと感じていますので、次走がいつになるのかは分かりませんが、適度に間隔を空けて 2000m 以上の距離のレースを走ってくれればと思っています。