クロノジェネシスの馬体重は 464kg での出走でした。

この馬体重を確認した時に、ほぼ予想通りでしたし、十分に勝負になると考えていました。

パドックではいつも通り少し小走りになったりもしていましたが、落ち着いて歩いている時の脚の運び方が素晴らしく、良い勝負になるどころの話ではないかもしれないと期待に胸が膨らむばかりでした。

返し馬で走っている時の映像は他の馬の時に少し見られたくらいで、じっくりは確認できなかったのですが、その映像だけでも悪くは無さそうという感じでしたし、輪乗りの時も落ち着いているように見えたので、後は無事にスタートが出られればという感じで見ていました。

 

スタートをしっかりと出てくれましたが、川田騎手が押して前に出していくというある意味自分としては一番嫌なことをしてくれましたが、北村友一騎手がまったく問題にしていないように見えたので、あぁ大丈夫なんだなと 1 コーナーまでの位置取りの攻防を眺めていました。

道中は引っかかっているようにも見えたかもしれませんが、あれがクロノジェネシスにとってはいつもの状態ですので、とても良い雰囲気で走っているなというのが自分の見方でした。

ただ、3 コーナー手前で武豊騎手が上がってきた時に、一緒に上がっていって捲るような形で先頭に並びかけた時には「早くないか???」と心配しましたが、4 コーナーを回る時に北村友一騎手だけまったく手が動いておらず抜群の手応えでしたので、あぁこれはもう間違いないと確信できるほどでした。

その確信通り、直線では力強く伸びてくれたのですが、まさかこんなに離してゴールするとは想像もしていませんでした。

 

レース後は感動のあまり、しばらくボーっとしていたような気がします。

北村友一騎手の勝利騎手インタビューを見ながら、やっぱり競馬場にいたかったよなぁという思いが頭の中をよぎった出資者は、おそらく自分だけではないはずです。

 

さて、夏休みを経て秋はどこから始動するのか、どこを目標にするのかはまだ分かりませんが、どのレースを走ったとしても常に力を発揮してくれるのがクロノジェネシスの良いところですので、できれば競馬場で走る姿を見たいですが、それが叶わなかったとしてもまた全力で応援していきます。